セリカ魂

「初代セリカに乗りたい!」
ゆっくり旧車ライフの備忘録

葉桜の季節に君を想うということ

2025年02月28日 13時19分56秒 | 読了
歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」読了。ミステリ小説のランキングで上位に推す声が多いこの作品、どんな大どんでん返しを味合わせてくれる?と期待して読み始めた。 「射精したあとは動きたくない」で始まり、前途多難な不安を抱いておずおずと読み進めた。主人公トラのまるで中二病のような口調に最初は抵抗感があったが、それに慣れると意外と読み易かった。 霊感商法に騙され莫大な借金を背負わさ . . . 本文を読む

戦国武将EXPO 2025

2025年02月25日 11時18分34秒 | 歴史
2月22日(土)4時出発で戦国武将EXPO(旧SAMURAIフェス)を目指した。早起きのプレッシャーで眠れなかった・・ 8時半頃に上野駅に到着。上限¥1,500程度の駐車場を幾つかピックアップしていたけれど既に満車ばかり。狭い路地裏に¥2,000を見つけてようやく入庫。 ミニストップで朝食を購入。本場の味で美味 . . . 本文を読む

黒牢城

2025年02月20日 23時15分35秒 | 読了
米澤穂信「黒牢城」読了。直木賞を今村翔吾の「塞王の楯」と分け合った本作、これも同じく歴史小説だと思って読んだら歴史小説の皮を被ったミステリ小説だった。 荒木村重が籠城する有岡城に使者として赴いた黒田官兵衛は捕らえられ、地下牢に幽閉されてしまう。戻らぬ官兵衛を裏切りと断じた信長は息子・松壽丸の処刑を命じる。しかし竹中半兵衛は生かして秘かに匿い、後に落城した有岡城から救出された官兵衛と涙の再会を果たし . . . 本文を読む

ハサミ男

2025年02月17日 21時13分31秒 | 読了
殊能将之「ハサミ男」読了。ミステリ小説ランキングで上位に推す声が多いのも頷ける内容で、期待通りの面白さだった。 終盤は愛すべきメグロ・ストリート・イレギュラーズの面々に感情移入していた。 物語の「その先」を空想させるラストも気が利いている。 残念だったのは読むタイミング。まさか「あの作品」を読んでいたことで作者の仕掛けたミスリードをすぐに見破ってしまうとは、我ながらミステリ脳で読むデメリ . . . 本文を読む

本多忠勝シンポジウム

2025年02月17日 20時28分08秒 | 歴史
2月15日(土)昨年開催予定が台風で延期になった新桑名市誕生20周年記念シンポジウム「徳川四天王 本多忠勝」を観覧。まずは柿安でお弁当を買ってブランチ。間違いない! 旨いよ忠勝さん。 柿安シティホールに移動。入口には輪っき~さんら甲冑武者がお出迎え。 まだ時間あるので寺町通り商店街へ。 素敵マンホール。 アイス饅頭を頂いた。懐かしい味。 国府宮神社の神男を務めた . . . 本文を読む

迷路館の殺人

2025年02月12日 12時40分14秒 | 読了
綾辻行人「迷路館の殺人」読了。本当は館シリーズの刊行順に「水車館の殺人」から読みたかったけれど、貸し出し中だったので不本意ながら3作目の本書を借りて来た次第。 句読点が自分の感覚と違って読みづらい。慣れるまで少しの助走を経て、そこからはペースよく読み進めていけた。 殺人のトリック自体は予想した通りでやや拍子抜けだったが、今作の狙いはそこじゃない。二つのミスリードこそが作者最大の腐心したポイ . . . 本文を読む

塞王の楯

2025年02月12日 12時13分40秒 | 読了
今村翔吾「塞王の楯」読了。これ、ずっと読みたかった一冊。 描かれているであろう内容は、記事や講演でそれなりに知識として得ていた。歴史好きなら当然のことばかり。・伏見城は難攻不落で甲賀衆の裏切りが敗因・京極高次は直前まで西軍と見なされていた・大津城を大砲で狙える高台が近くにあった 関ケ原ファンであり、立花宗茂推しなので大津城の戦いは個人的に注目していたので作者の「お手並み拝見」気分で読み進め . . . 本文を読む

六人の嘘つきな大学生

2025年02月03日 22時01分59秒 | 読了
浅倉秋成「六人の嘘つきな大学生」読了。面白いミステリ小説もっと読みたいとネットで調べたら、大体似通ったランキングがヒットした。ふと「図書館にあるんじゃね?」と思い付いた。最寄りの小さな図書館は分室で、蔵書はとても少なかったが最近映画化された「六人の嘘つきな大学生」を借りて来た。読み始めて「面接?11人いる!みたいな展開だったりして?」と予想したけれど全然違った。 就活を舞台にした小説は結構あ . . . 本文を読む