Hulu制作ドラマ「十角館の殺人」が年末年始に一部地域で地上波初放送されて、SNSでも感想が多く寄せられて、それらを楽しく眺めていたら「方舟」というワードが度々見受けられた。
どうやら「十角館の殺人」に比肩する傑作ミステリらしい。
「読みたい!」と思い立って最寄りの書店で購入。
夜の空き時間に読み進んで4日間くらい掛けて読了。
「面白かった!」
何を書いてもネタバレになりそうなので何も語れないけれど、全てを覆す衝撃の大ドンデン返しが見事だった。読後の余韻もかなりの大きさで、未読が人生の損になってしまう一冊だと確信する。
最寄りの書店で積読状態だった本書、奥付は第1刷だった。これは田舎故の例外で、既に幾つも重版されているみたい。
漫画化されていて、遠からず実写映像化もされるだろう。出遅れて意図せずネタバレを踏むのは余りに勿体ないので早めの読破を強くお薦めしたい。
ところで作者の夕木春央のプロフィール、
カルト宗教一家の宗教2世で中卒と軽く壮絶なのだけれど、本当なのだろうけれど、「実は名家のお坊ちゃんで慶応卒でーす」なんて大ドンデン返し、期待してしまうなぁ・・