後、1週間で背景入れは終わります。
その後の仕上げ作業もかなり時間と手間がかかると思います。
今日から、大クライマックスに入り、そのエピソードからほぼ全部の伏線を回収します。
この話は一話完結です。その中に続編が描けるエピソードを仕込んであります。
今日から、年内脱稿を目指して作画作業に全部の時間を割くつもりです。
「漫画を描く」ということは、私にとって「生きる」というのと同じ意味になっています。
私の病は重く、長い間「描くことができない状態」になっていました。
自殺未遂を繰り返し10数回も入院しました。体調が未だ安定しないので「常勤の仕事」は不可能です。
神様が返してくれた「私の生きがい」
昨日、主治医との受診があり昔の原稿を見せて「この線が今の私には出ないんです」と言って薬の調整を行いました。
病気は、心だけでなく私からプロのレベルに到達していたペンタッチを持っていた手を奪ったのです。
仕上げで修正がかなりあります。手は元に戻るかわかりません。それでも私は漫画を描きたい。私の世界をストーリー漫画という手法で見せたい。面白いと思ってもらいたい。読んで幸せな気持ちになってもらいたい。
昔は、プロになりたくて「完璧な作品を作ること」しか考えていませんでした。
パズルのように話を作っていました。絵は、ずっと練習に変わりありませんが、「読者」を意識していませんでした。そして、追い詰められ病気になり漫画が描けなくなりました。
生きるとは、評価されることが重要ではないのです。いかに自分の幸せを追求するか。
自分にとって譲れないものがあるのは素晴らしいことです。私はそれを持っています。
今日をもって脱稿までブログを一時休止します。
次の記事は「脱稿です」
私のブログを読んでくださっていた皆様。ひと月後には再開します。
ありがとうございました。
写真は背景作業最初の頃のものです。