今日は、狂言の鑑賞です。
私は、能狂言の大ファンなのです。
歌舞伎より、萌度は高いです。
松の木が描かれた、様式を重んじる能楽堂の作り。
今日は千駄ヶ谷の国立能楽堂です。
観客は年配の方が多いです。着物をお召しになっている方が多いです。
そこで使われる主語は。。。わたくし。。。です。
一言で言うと、私は野村萬斎先生の推しです。NHKアカデミアで先生の講義?を拝見して、ますます沼ってしまいました。
全ては無。
演者の動きと謡と舞。音楽は笛と太鼓と鼓のみ。小道具は扇子。その他の小道具も最小限。
狂言の衣装は本当にシンプルです。
茶の湯と同様に日本人の心根を揺さぶるものが能狂言にはあると思っています。
手術が終わって落ち着いたら、今度は華道、草月流のデモンストレーションと歌の会に参加します。
茶道の方も再開したいです。
私は、東京の下町に生まれました。
私の母親はお華を習っていましたが、それはお稽古という感じでした。
夫と結婚した事で、華道、茶道が普通に日常に入り込みました。
夫の実家は、そういう家で私は20歳で着物を着て、ご近所のお宅に姑とご挨拶に回りました。
20歳で私を取り巻く世界は変わったのです。
色々な縁から、今ここにいます。日本の文化の美しさに胸が高鳴ります。
能楽鑑賞のきっかけは漫画です。資料を漁ってる過程で、たどり着いた能狂言。
人生に無駄な事は何一つ無し。
6月のクルーズはキャンセル。明後日からの手術と腎機能の低下が発覚したのが理由です。
家格が違いすぎる結婚は、すごく大変でした。でも、いい勉強なったと思います。