金髪碧眼の陽は8月4日のLINEを最後に連絡が無くなります。
その後5ヶ月間、葵に連絡も寄越さなくなり消息がわからなくなります。
年が明けた1月7日。突然、葵の家に来た陽は。。。
陽の夢。
それは15才から付き合った。初恋の彼氏、大好きな葵のお嫁さんになること。
夢は叶わないと分かった。だから、葵の子供を産む。
葵に最後に会った夜から陽の金髪は黒髪になり容姿も変わっていく。また、葵に会えても彼はもう私が分からないと泣き続ける。
でも、ひとつだけかなった夢があった。生まれた息子は赤毛の父親にそっくりな子。
葵も翔も周りのみんなを騙して産んだ子。赤毛はオーストラリア人の父の弟が赤毛だと母が嘘をついてくれた。
厳しいと思っていた母は唯一の身方だった。その母にも葵のことは言ってない。
葵は、自分の子がいることも知らず突然に自分を捨てた陽を恨み、自分の夢を叶えることだけに集中する事にします。オチコボレだから好都合と自嘲しながら。
葵の夢は叶います。
父が開業しているクリニックの医師になります。大学の同期の彼女もできて。
この赤ちゃんは光という名前。父親は葵。もう1人子供を産みます。海斗。父親は翔。
光と翔の仲は光の成長と共に最悪になっていきます。