どシリアスなマヌケの日常

毎日毎日、ストーリー漫画を描き、残りは妄想.,いや構想の日々の日記。

夏バテ

2022-08-31 06:48:00 | 日記


「目黒五十番」の肉まん。ホタテ肉まんと普通の肉まん。友達からのお土産。

中途半端なアクセスの悪い田舎に住んでいる私。病気と闘病生活、歳をとったのもあって長い距離が歩けない。
無理をするとメンタルが崩れて、自己を見失い自殺未遂まで行ってしまう。

電車に乗るときはグリーン車。駅までも遠い。バスがないのでタクシーを使う。免許は返上。運転禁止だから。

普段は自転車で一番近く、一軒しかないコンビニで食料を調達。
なんかね、もう夏バテになってる。唇にヘルペスができてる。

来週から東京遠征。シティホテルに連泊。栄養補給の旅になる予定。ホテルバイキング。回らないお寿司と高野フルーツパーラーには行くつもり。
本当にね。今はよれよれ。絵を描いてるだけなのに。

ホテルは連泊すると凄く安い。コロナの影響か更に安い。
コロナに罹ったとき、14連泊して8万だった。ビジホだったけど。船会社に払ってもらった。

今回はメトロポリタン。2連泊。海外サイトから取ったので、一万円。宿泊料が安い分、食ってやる❗️


バースデープレゼント

2022-08-30 08:02:00 | 日記
今日からリンキキ10の絵を描き始める。10で一旦終わりなので二、三枚描く。それもサイズが大きいので何日かかかる。

Facebookで、友達の誕生日にメッセージと共にイラスト写真を贈った。彼女が「好きな絵」と言ってくれたので、原画を差し上げることにした。

これをフレームに入れて、今日郵便で送る。欲しいと言って下さったなど、ありがたい事である。

描いても描いても未熟な腕で情けなくなるが、描くことそのものが好きなので仕方ない。
好きでやってる事なので、好きにやらせて欲しいのだが、昔の漫画仲間から粗探しとしか思えない事を言われている。自分はとっくに止めたくせによー‼️と悪態をつきたくなる。

病気で25年描けなくて、やっと描けるようになったのにさ。主治医は、回復に喜んでくれている。

批評は、グッドデザイン賞を何度も取っているデザイナーさんがしてくれる。その人の目から見たら私の絵なんか下手の極みなんだけど、言葉を選んで具体的に指導してくれる。
こういうのなら、ありがたいのです。


リンとキキ9 気の循環

2022-08-29 06:37:00 | 日記


王宮の寝室で裸になっている2人。アオイがあかりを包み込むように抱きしめて2人の気を循環させ始めます。
その間ずっと、アオイは彼女に語りかけます。究極の精神療法です。

キキに見つからないように暗闇の中で行います。

長男ヒカルは、部屋のドアを壁に変えて塞ぎます。神力でドアを消します。窓側は2人の弟、ソラとカイが窓を壁にしています。

治療は、暗闇の中になります。アオイは赤族なので暗闇でも目が見えます。
期間は不明。その間は、食事を摂る事もできません。

あかりは弱っているのに、彼女のエネルギーの素、陽の光が取り込めません。
あかりは、時折目を開けて閉じるくらいしか反応はありません。

そんな彼女を見てアオイは、後悔と罪悪感に苛まれます。遠い昔の自分の過ちが、巡り巡って、こんなことになるなんて。。。

ルミとの付き合いは一年間。あかりと別れていた時期に友達のルミを結果的にセフレとして弄んだ結末の恋愛とも言えない付き合いでした。ルミに酷い事をした自覚は長いことありました。

あかりと再会した時、嘘はつきたくないと思った早川葵は、別れていた7年間のうち1年付き合った人がいると、あかりに告白しました。2年前に別れたとも。

言わなければよかった。何度、後悔したことか。あかりが思っていたよりずっとルミとアオイの過去に拘っていたことに気がつかなかった。キキは、そこを突いてあかりを連れ去り、彼女は今、こうなっている。


実際の精神療法は、医師と患者の長い時間をかけた面談です。通院は、患者の状態を会話の中で医師が見極めています。それによって投薬が変更になったり、入院の決定がされます。

医師と患者の間の信頼関係が強固であればうまくいきます。なかなか良くならない患者さんは、この信頼関係の構築に失敗しています。

本当は先生と手も繋ぎませんがw
私と主治医は、出会って20年。最初の酷い状態から色々ありましたが、絵が描けるまで回復しました。



リンとキキ 幕間

2022-08-28 10:35:00 | 日記


昨日から、リンとキキ9の絵を描いているのですが、ちょっと時間がかかっています。
10も絵のサイズが大きいので2、3日かかるかな。10で終わる予定。11から、アオイが後悔し続けている過去の行いを、あかりが潰す過去の人間界の話に移行します。キレがいいので10で終わります。

この絵は、陽(あかり)、アマ、天照大神の3つの名前を持つリンと呼ばれる少女の高天原の女王様の姿。

このストーリーの中では人間を「生きて学ぶ者」、神の国の八百万の神を「在り続け見守る者」と呼びます。神も王族は奉仕するものです。その他の者は自由でありますが、国はあるので仕事は持ってます。「お役目下がり」という長期休暇を取る自由もあります。千年単位で休んでもOK。

「在る者」の中には、かなりの数の「召し上げ者」がいます。人間から王族によって「在る者」にされる者。彼等は、そのうちに人間であった過去を忘れます。
500年はかかりますが。
不老不死は考えれば、恐ろしいものです。これでメンタルをやられて気の病になります。

召し上げ者で記憶を失わない者も稀にいます。カケルがそうです。縄文末期BC2000ごろの生まれで、細かいことまで覚えています。無学な弓使い。野蛮で女好き、酒好きで少し酒乱。でも、地頭が天才の部類。

「生まれつきの在る者」アマテラスやら古事記の皆さんは、不老不死は常識なので、ストレスは感じませんが、休みなしで「身分とお役目」をこなす永遠の強制労働者。

アマテラスは巫女装束の上に豪奢な打ち掛けを羽織り、沢山の玉石を身につけ、威張った物言いをしていますが、休日なんかありません。

女王に生まれるのではなく、女王として教育され育てられますが、字が読めずバカだとか陰口を言われています。口頭で教育を受け、書くのは口述者がいます。

「人間を見守るのが我らの役目」と乳母であり女官長の穂月に言われても、人間って何?と言うくらいの反応。女王様でも至って普通の女の子なのです。

このストーリーは、登場人物が多く、重層的に話を組んでいるので、大変ですが作り手は楽しいです。

記憶を失っても心は消えない。これがメインテーマですが、もう一つ「人間とは?」と言う問いが何度も作中に出てきます。

頭が良いのに、やる事が下衆、後悔しても繰り返すカケルは「人間の代表」
そんなカケルを許して、愛する人たちが沢山いる。
カケルは、正邪が良いバランスで入っている憎めない人間なんです。

良い人だけの人なんか本当には居ないじゃないですか。
「正義中」はいるけど。


リンとキキ8 保護

2022-08-26 18:20:00 | 日記


宝物殿には、通気口があるだけで窓もありません。アオイは鍵がかかっているのを確かめて戻りかけましたが、通気口から金色の光が差した気がして中に入ります。

妻の気の取り込み、つまりは飲食は太陽の光です。通気口からわずかに差し込む陽の光が当たる場所に妻はゴザにくるまって眠っていました。傷だらけで、やつれて。全裸で。

アオイはゴザごと彼女を担いでみんなの元に戻ります。
荷馬車と馬車。妻とキキが消えて一ヶ月後です。
キキの家が発見されて、カケル、息子のヒカル、ソラ(天)、カイ(界)と家に踏み込んだのですが、誰もいませんでした。家の中のもの全部を荷馬車に積んで戻る途中でした。
黙って荷馬車にゴザに包まれた何かを置くアオイに子供達も声をかけることができません。カケルも。

アオイははらわたが煮え繰り返るほど怒りに震えています。キキに対して。

これから、王宮に着いたらアオイは妻の治療に取り掛かります。
あかりは、重篤な気の病を持っています。人間の抗精神病薬も使いますが、医師の気を使った治療が主です。

そもそも、キキに付け入られる隙となった妻の気の瓦解は、アオイの過去の不誠実な行いをキキに利用されたのがきっかけです。
アオイは、後悔と罪悪感に苛まれていきます。
明日は、治療風景を絵にしようかなと思うのですが描きにくい。

ちなみに、この妻は感情障害、記憶障害、識字障害の重複障害です。どうして、病気になったのかは、散々色んな予想が出てくるのですが、このリンキキの最後の方で分かります。識字障害は生まれつきです。

「愛情の行方」のラストで同じ治療をしています。12年自我を取り戻すことができず、記憶が完全に戻るまで更に数十年。
その時は赤界の辺境で治療したので誰にも知られず見つからずマシでしたが、今度は王宮の中、キキに警戒しながらとなります。

気の病、精神疾患は治らないと言うのが私の実感です。良くなったり悪くなったりを繰り返します。
アオイの精神科医としての姿勢は、主治医がモデルです。良くなるのも悪くなるのも先生との相性次第。

リンキキ、もう少し続けます。