今朝2時に公開しました。分割公開です。
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ここで散々書き散らかしたアカリ、アオイ、カケルが頑張って出演しています。
物語自体は既に私の中で完結しているので、作者の私は舞台装置を用意して脚本を書いているような状態です。
生まれて初めて10代の時に描いた16pの漫画が出発点です。
「勉強ができるのに、やりたい事がない人」
「才能がないのにやりたい人」
この2人の幼馴染がほんのひと時すれ違う。そんな16pの漫画です。
その時の結末は「棚上げ」です。恋愛要素ゼロの少女漫画でした。
棚上げした問題は、解決しない。流されていく。そして人生を消化していく。
これ、気になっていたんです。
人生の落とし前は、つけなきゃならない。
主人公、陽子は陽(アカリ)になり、幼馴染の碌郎は(カケル)になりました。
私が大人になった分、キャラクターは厚みを持っていると思います。
人生の中で恋愛は人格形成に大きな役割を果たすと思っています。至福も絶望も味わう。相手がいて自分ではどうにもならない経験です。
それで、アオイが誕生。
年だけ取っても「大人」にはなれず、日々老いているのに中身は熟成しない。
都合のいい時だけ、大人のふりをする。偉そうにものを言ったりしてしまう。
明日、また手術。眼科は老人ばかりでカオス。
目の手術についても色々あって、片目でもど根性で作品制作をしていました。
この1週間。
明日の手術は点滴を打ちながらになります。
「Crystal Ball」という曲は、水晶球に向かって「僕の進む道を教えてください。」という若い青年の叫びの歌です。
順調で真っ直ぐな道を歩んできた青年が「この先」を考えた時、何もないことに気がついてしまう。。。そんな曲です。
本当の主人公は、カケルです。ほぼ人格破綻者であるカケルの物語です。
頭がいいのに教育と経験を奪われた末、周りから「理解不能な者」という烙印を押されます。
彼は「妙に人がいいところがある悪役」の立ち位置で物語に存在します。
今朝、UPした2では、そのカケルの目線で1のエピソードの裏どりをしていくところから話を展開させて行きました。
3は、もう第一エピソードは書き終わりました。3、4、5は一つで大きな物語なので、これは構成図が必要です。
仕事と個人が前面に出てくる。本物の悪魔としか言えない人物が登場します。
残酷表現は書く方もキツイ。罪悪感が無い人間は恐ろしいです。
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