少し前まで漫画を描いていた。今は、小説を書いている。
若い頃は、プロになりたくて「賞」のことしか考えていなかった。漫画を描くのが楽しくなくなった。
今は、楽しい以前の場所に居る。歳を取って「永遠に生きない」ことが身に染みている。
その分、作品に対する姿勢はピュアになった部分がある。
私と言うものが学んできた事、過去の人生の全ての経験が、必ず『作品製作』の何処かに生きている。
ネットの小説投稿サイトと文芸の新人賞。それぞれに書く作品のテーマは同じでは無い。
今は、ネットのエブリスタで新作を公開中だが、これは長編のプロローグを中編小説にまとめたもの。この先のストーリー展開の前の自己紹介といったところ。
そのほか、文芸作にも取りかかる。こっちは60代の女性の恋愛もの。。。に、見せかけた「女性」という「性」を包括的に描きたい。
最近になって気がついた。
漫画家も作家も同じだ。一日中、作業していても平気のへっちゃら。そんな人間だけが、取り敢えず切符を貰える仕事だ。
「なる方法」も「世界観の作り方」も何も無い。これに、若い人は気がつかない。
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