振り返ってみれば、ずっと夢の途中を歩いてきた。
プロの漫画家になりたいと頑張っていた頃。
労働組合の書記長で政治の世界に入った頃。
叶いそうな夢だったのに最後の一歩に到達できない。そんな人間が私。
その裏には遺伝的要素がある持病があったと分かった40代後半。それから、闘病と夫までアルツハイマーになったこと。
今は、小説を書いて道を歩いている。
夢は書籍化だけど、叶わなくても構わない。今、現実に500人近い読者様が私の頭の中の妄想を覗いて下さっている。
それだけで生きてきた甲斐があるというものだ。
本当は夢の途中に踏み出した瞬間に「夢は叶っている」と思ようになっている。
結局は死んで終わりになる。目指した高みまで到達できないで終わるのが、ほぼ確定だ。みんなそうでしょう?
でも、その夢の途中が「生きている」という証なんだと考える。
7回の自殺企図を起こし、入院は10回以上。何回だったのか分からない。
それでも、私が生きているのは神様に「まだ、役目がある」と言われているからだと思う。
お仲間のかなりの数の患者が、もうこの世にいない。
自殺企図の果てに、突然死んでしまう人が多かった。自殺ではない。突然に逝ってしまう。
精神疾患の患者は多分長生きしない。
私の叔父も45歳で心疾患で亡くなった。精神病院の中で。
考えてみれば、人生そのものが夢の途中なのかもしれない。
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