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美術館ハシゴツアー

2008-07-05 23:59:12 | 美術[あ]
 オフ会で美術館ハシゴツアーをした。朝9:30から夕方18:00まで、万歩計で20000歩ほど徘徊してきた。肉体的にはけっこう健康的である。精神的には益々どうだかわからない。ハシゴなんていうと、駆け足で見て回らなければならないのかと思っていたが、小ぶりな展示が多かったので、けっこう余裕があったかも。

(1)「フランスが夢見た日本―陶器に写した北斎、広重」@東京国立博物館
 オルセー美術館コレクション特別展として、セルヴィス・ルソー、セルヴィス・ランベールという陶器作家が、北斎や広重の版画をモチーフにして、皿などの食器をデザインしたものが展示されている。表慶館の1階だけの展示なので、たいした量ではないが、外人が作ったとは思えない和風な絵皿で、ちょっと不思議な感じがした。

 本館1階では、3月に宗教法人の真如苑(しんにょえん)がオークションで落札した「大日如来坐像」が展示してあった。でかい坐像かと思っていたら、せいぜい50センチ程度の小柄な坐像だった。

(2)「バウハウス・デッサウ展」@東京芸術大学美術館
 1919年ドイツの形芸術学校、バウハウスの展覧会。商業デザインや建築デザインなどと一緒に、予備課程での演習というような作品もあって、なんだか怪しげな立体物が面白かった。
「浮遊するイメージをもつ立体:ラスロ・モホイ=ナジの授業からのバランス研究」
というやじろべえみたいなヤツや、
「物質研究、様々な素材による構成:ヨハネス・イッテンの予備課程での演習」
という何の役にも立ちそうにないヘンテコな造形物がいいかも。

(3)国際子ども図書館

(4)黒田記念館

(5)「大岩オスカール:夢見る世界」@東京都現代美術館
   「屋上庭園」@東京都現代美術館
 大岩オスカール展はすでに行ったが、サイン会があるというので先日買った図録を家からわざわざ持っていった。小型の図録でほんとうによかった。大竹伸朗全景展のような6kgもある図録でなくてホントによかった。ああよかったよかった。いちばんの目的はこれだった。

 「屋上庭園」という企画展を見た。屋上とは名ばかりで、3階の室内展示室だった。なんだかよくわからない企画だったが、ブノワ・ブロワザの映像作品が面白い。建物や車や樹木などのデッサンを切り抜いた紙を貼り付けた街並みをヴァーチャル・リアリティのようにビデオで撮影している。ちょっと不思議な感覚。

 須田悦弘という人は、本物そっくりな花の木彫りを展示してあるが、「あえて見逃しやすいところに展示する」という説明が笑える。間違い探しクイズか? 次はぜひ「誰にも見えないところに展示する」をやってほしい。見に来た人が誰も気づかずに、というか、見せてもらえずに帰宅するのである・・・

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