このごろよく冬の大六角形が見えますね。
そこで、冬の大六角形の六つの頂点の一つをなすポルックスにまつわるお話を。
ある日、大神ゼウスはスパルタの王妃レダに近づこうと、白鳥に化けます。
そして愛と美の女神アフロディーテに、鷲に化けてもらって、鷲が白鳥を追いかける状況をつくりだします。
(なんかウィキペディアみたら鷹とか書いてあったんですが、私、部活では、鷲と教わったので鷲でいきます。)
追われる白鳥を可哀相に思ったレダは、白鳥を自分のひざもとにかくまってやります。
まんまとレダをだましたゼウスです。
これははくちょう座の神話になります。
(わし座の神話は、美少年ガニメデスをさらったときにゼウスが化けた鷲、としときます。これは青春の女神ヘーベがヘラクレスと結婚したので神々の宴会でお酌をする係ができなくなったため、ガニメデスをお酌をさせる係にしたのです。このガニメデスはみずがめ座として夜空に輝いています。なぜヘーベがヘラクレスと結婚したかというと、ゼウスの正妃ヘラがたいへんヘラクレスを憎んでいたのですが、難業をやり遂げたヘラクレスとの和解として自分の娘ヘーベをあげたのです。
ちなみに神々の宴会で飲まれていたお酒はネクタルといいますよ。)
で、レダは白鳥が飛び去ったのち、二つの黄金の卵を産みおとします。
どちらからも双子が生まれるのですが、
一つの卵からは男の子の双子、カストル(兄)とポルックス(弟)が生まれます。
それでこれは十二星座の一つ、ふたご座の神話となります。
ポルックスのほうが父であるゼウスの神の血を多く引き継ぎ、カストルは母レダの人間の血を多く引き継いだため、ポルックスは不死身の体でしたが、カストルは不死身ではありませんでした。
あるとき従兄弟と喧嘩して、カストルは死んでしまいます。
仲のよかった兄弟でしたから、ポルックスは自分も死にたいと父ゼウスに訴え、死なせてもらいます。そして二人の兄弟愛を星座にして空にゼウスが上げたのがふたご座です。
ポルックスのほうが神の血が濃かったため、一等星、
カストルは兄ですが、二等星です。
ちなみに、もう片方の黄金の卵から生まれたのは、女の子の双子です。
後のトロイア戦争の原因となる美女ヘレネと、あとクリュタイムネストラという名の女の子です。
冬の大三角形についてはもう12月に説明してありますのでそちらをお読みくださいませ。
ではこれにて。
そこで、冬の大六角形の六つの頂点の一つをなすポルックスにまつわるお話を。
ある日、大神ゼウスはスパルタの王妃レダに近づこうと、白鳥に化けます。
そして愛と美の女神アフロディーテに、鷲に化けてもらって、鷲が白鳥を追いかける状況をつくりだします。
(なんかウィキペディアみたら鷹とか書いてあったんですが、私、部活では、鷲と教わったので鷲でいきます。)
追われる白鳥を可哀相に思ったレダは、白鳥を自分のひざもとにかくまってやります。
まんまとレダをだましたゼウスです。
これははくちょう座の神話になります。
(わし座の神話は、美少年ガニメデスをさらったときにゼウスが化けた鷲、としときます。これは青春の女神ヘーベがヘラクレスと結婚したので神々の宴会でお酌をする係ができなくなったため、ガニメデスをお酌をさせる係にしたのです。このガニメデスはみずがめ座として夜空に輝いています。なぜヘーベがヘラクレスと結婚したかというと、ゼウスの正妃ヘラがたいへんヘラクレスを憎んでいたのですが、難業をやり遂げたヘラクレスとの和解として自分の娘ヘーベをあげたのです。
ちなみに神々の宴会で飲まれていたお酒はネクタルといいますよ。)
で、レダは白鳥が飛び去ったのち、二つの黄金の卵を産みおとします。
どちらからも双子が生まれるのですが、
一つの卵からは男の子の双子、カストル(兄)とポルックス(弟)が生まれます。
それでこれは十二星座の一つ、ふたご座の神話となります。
ポルックスのほうが父であるゼウスの神の血を多く引き継ぎ、カストルは母レダの人間の血を多く引き継いだため、ポルックスは不死身の体でしたが、カストルは不死身ではありませんでした。
あるとき従兄弟と喧嘩して、カストルは死んでしまいます。
仲のよかった兄弟でしたから、ポルックスは自分も死にたいと父ゼウスに訴え、死なせてもらいます。そして二人の兄弟愛を星座にして空にゼウスが上げたのがふたご座です。
ポルックスのほうが神の血が濃かったため、一等星、
カストルは兄ですが、二等星です。
ちなみに、もう片方の黄金の卵から生まれたのは、女の子の双子です。
後のトロイア戦争の原因となる美女ヘレネと、あとクリュタイムネストラという名の女の子です。
冬の大三角形についてはもう12月に説明してありますのでそちらをお読みくださいませ。
ではこれにて。