鍵穴ラビュリントス

狭く深く(?)オタク
内容は日々の戯言
イギリス、日本、リヒテンシュタイン、大好きです
プラトニックlove好き

春の思ひ出~中原中也~

2013-03-31 20:55:01 | 詩~中原中也など~
春の思ひ出

   中原中也


摘み溜めしれんげの華を
  夕餉(ゆふげ)に帰る時刻となれば
立迷う春の暮靄(ぼあい)の
    土の上(へ)に叩きつけ

いまひとたびは未練で眺め
  さりげなく手を拍きつつ
路の上(へ)を走りてくれば
    (暮れのこる空よ!)

わが家へと入りてみれば
  なごやかにうちまじりつつ
秋の日の夕陽の丘か炊煙か
    われを暈(くる)めかすもののあり

      古き代の富みし館(やかた)の
          カドリール ゆらゆるスカーツ
          カドリール ゆらゆるスカーツ
      何時の日か絶えんとはする カドリール!


*カドリール・・・4組の男女のカップルがスクエアになって踊るダンスで、伝統的スクエアダンスの先駆けとなったもの。

*「山羊の歌」から

桜の花びらの絨毯

2013-03-30 08:00:40 | 日記
下の写真、ごらんください。



今朝は、母と散歩にでかけ、川沿いを歩いていたら、桜の花びらが水面(みなも)に散って、溜まっているところが幾つかありました。
菜の花も咲いている川で、桜の大木がたくさん植わっていて、お花見の名所なのですが、朝、ねこを発見しました。
写真の、菜の花に包まれるようにして居るねこさんです。
水面にできあがった桜の花びらの絨毯に、そっと足をのっけようとしてはひっこめ、桜を愛でているかのようでした。とてもかわいらしかったです。


この川にはたくさんの鳥がいます。
まず、かも。
かものおじさんとかものおばさんがいて、二人は特に知り合いでもないようですが、「かもがいるよ」と話しかけてくる古株のかものおじさん、「かもちゃんたち」と、かもに話しかけている突如現れたかものおばさんがいます。かものおばさんは朝夕かもにパン屑を投げています。わたしと母はかものおばさんによく散歩していると会うので、顔見知りになってしまいました。
アジト(家)もばれてしまった・・・!w


それから、さぎ。
白鷺とごい鷺がいます。
ごい鷺は白鷺に恋をしていて、時々近所の温泉に連れて行ったりといろいろアプローチを試みているようです。
白鷺は腐さぎな女の子ですw
ごい鷺たち男の子2羽が恋をしないかはらはらして見ています。ときどき急かしたりしてくっつかせようとしています。
(あくまで妄想ですw)

それからかもめ。
海も若干?近いので白いかもめが飛んでいます。

それから、ちちどり。
ハクセキレイという名の鳥ですが、ちちと啼くのでちちどりと呼んでいます。
ちちどりは方向音痴です。が、頑張り屋さんの可愛い子です。

それから、なんと、う!
鵜飼の鵜ですよ!なんとこのあいだ変な鳥が潜水しているなーっと思ったら、鵜だったというwいやーうけました。

それからからすは勿論いますよ。
かあかあ啼いてうるさいです。からすの水浴びをこのあいだ偶然見てしまったけど、からすの行水は意外に熱心でしたよ。

それから、ひよどりやすずめやなんやらいっぱいいます。
電線に止まっています。中原中也の詩に電線がかなりでてきますけど、日本って電線、空にあって少し見苦しいですよね。


以上、近所の川辺の模様をお伝えしました。
ちゃんちゃん。


春の星座

2013-03-29 14:14:13 | ギリシャ神話
◇春


☆おおぐま座☆(北斗七星
・森の妖精カリストは狩の女神アルテミスの侍女。
・恋多き大神ゼウスはカリストを見初め、アルテミスに姿を変えてカリストに近づく。
・子を宿したカリストはゼウスの正妃ヘラに嫉妬され、熊に姿を変えられる。
・カリストの息子アルカスはほかの森の妖精たちに育てられ狩人に成長し、ある日熊となったカリストに弓矢を向けるが、ゼウスが哀れに思ってアルカスも熊に変えて、親子の熊を空にあげた。

☆うしかい座☆(一等星アークトゥルス
・そのアルカスはうしかい座のモデルにもなったといわれる。

☆おとめ座☆(一等星スピカ、十二星座)
〈正義の女神アストラエアとして考えると〉
・黄金の時代、神々と人間は地上で仲良く暮らしていた。アストラエアは人々に正義を説いていた。
・銀の時代、季節ができ、労働しなくてはいけなくなって、権力や独占を人々は望むようになった。神々は驚いて天界へ去ったが、唯一人アストラエアだけは地上にとどまった。
・銅の時代、嘘や暴力がはびこり、人々は戦いを始めた。アストラエアはもはや正義が幻想となったことを知って天界へ去った。
〈そのほかに、農業の女神デメテルや、デメテルの息女・冥界の女王ペルセポネの神話など、諸説ありますね〉

*スピカ・・・「麦の穂」という意。日本語では「真珠星」と呼ばれる。


☆しし座☆(一等星レグルス、二等星デネボラ、十二星座)
・英雄ヘラクレスの十二の冒険の一つめ。ネメアの森に住む化け獅子を退治するよう命ぜられたヘラクレスは、素手で首をしめて退治した。

からす座
・からすはもともと虹色のきれいな鳥だった。アポロンにアポロンの妻の様子を知らせる役目をしていた。が、とんでもない嘘をついたためにアポロンに醜い黒い鳥に変えられ、空にはりつけにされた。

☆りょうけん座☆(三等星コルカロリ
・うしかい座に連れられている2匹の猟犬のうち、南側の犬をカーラ、北側の犬をアステリオンと名前がつけられている。カーラの首輪にある星がコルカロリで、アステリオンには特に目立った星はない。

*コルカロリ・・・「チャールズ王の心臓」という意。清教徒革命で処刑されたチャールズ1世のこと。


オリーブ色の字のアークトゥルス、スピカ、デネボラの3つで春の大三角形
*上の3つにパープル色の字のコルカロリを加えて、春のダイアモンド
*下線が引いてあるものを順に辿ると、春の大曲線 
 
  ――となる





ロビン

2013-03-26 20:25:50 | オリジナル小説
 二人の家庭教師の先生はロビンという名でした。
 ロビンはこげ茶色の瞳をし、白髭をはやした、お爺さんでありました。そのこげ茶色の瞳は、ときおりいたずらっぽく煌めき、彼がいまでも陽気な性格であることを物語っていたのであります。
 ロビンはよく、自分の孫娘の話を二人にきかせてくれました。
「オーロラはなあ、勉強がよくできたんじゃ。このわしが教えてあげたからのう。ああ、しかしオーロラにもう何もしてやれることはないのじゃ。オーロラは、母とともに都から姿を消した。噂では北にいく、とのことじゃった。そのオーロラの母というのは、わしの息子が愛した物静かな女性でなあ、宮廷衣装のお針子さんじゃった」
そして、小さな老眼鏡の奥に溜まった涙を、真白いハンカチーフで拭うのでした。
 その日もロビンは馬車で、二人の宮に、やってきました。
「ロビン!」
セラが屋敷から飛び出してきて、瞳を細めて、呼びかけ、腕をさしのべました。ロビンは胸を広げて、飛びついてきたセラを抱きかかえました。
「あ、姉さま、先にずるいわ」
アイもロビンの腕にしがみつくと、ロビンは二人ごといっぺんに抱きしめました。ロビンの胸はあたたかでした。ゆっくりゆっくり、心臓がとくんとくんといっている音に、二人は耳を傾けました。二人はロビンが大好きでした。
 連れ立って、庭を通り抜け、いや、走り抜けといったほうが正確でしょうか、姉妹は彼をお屋敷の中に迎えました。
「ねえロビン。わたくしたち、宿題ぜんぶやったのよ。一つ分からないところがあったんだけど、二人で考えたら分かったの」
アイがにっこりそう言いました。
「ねえロビン。折り入って話があるのよ。あとで聞いてほしいの」
セラが小声で言います。
「わかったよ。さあ、まずは宿題をみようかね。相談事はそのあとだ」
ロビンは微笑を浮かべています。セラとアイは背を押され、勉強部屋へと連れていかれました。


つづく

小説書いてみました。

2013-03-25 09:57:05 | オリジナル小説
 あるところに、セラとアイという愛らしい娘がおりました。二人は双子の姉妹で、セラが姉、アイが妹でした。二人の住む田舎の小さな宮には薔薇の園のほかに、さらさらと、せせらぎの音を奏でる小川がありました。二人はその宮で、都からきた偉い先生に勉強を教えてもらい、勉強していないときは、睦まじく庭で遊びまわったのでありました。
 あるとき、アイが言いました。
「セラ姉さま、わたし、都にいきたいの」
「どうして?」
ちょうど、一つのブランコにセラがのっていて、アイはその近くのベンチに腰掛け細い毛糸でショールを編んでいたときでした。アイは夢見るような表情で、夕焼けに染まりゆく空を見上げました。
「都のウンディーネ大公園にある噴水。それに金貨を投げると、恋が叶うんですって」
「ああ…きいたことあるわ。でもアイ、わたくしはいま誰にも恋していないのよ。アイはどうなの?」
「わたくしも…。だけど、恋にあこがれるのよ。ほら、雲雀が太陽にあこがれるみたいに」
「…わかるわ。わたくしも風の吹き荒れる嵐の夕べには、柘榴のように紅く燃え上がる心に痛みをおぼえる」
「そうよ。凪いだときにだって、押し寄せては引く浜辺の波、まだ見ぬ水平線かなたの大きな愛に、心は揺らぐわ」
二人は見つめあい、どちらともなく、ふふ、と微笑みました。
 ぎいと縄のきしむ音を立てて、セラの足はふわっと地面に着地しました。風がまた吹いてきて、セラのワンピースをふくらませました。
「そろそろ部屋に戻りましょう。宿題を終わらせないと」
「そうね、姉さま」
かわいらしい靴音をさせながら、二人は家の中へと駆けていきました。あとにはまだわずかに揺れているブランコと、夕日をうけて橙色に輝く庭石が残ったのでありました。
 夜、仲良しな二人は同じ部屋ですやすやと眠るのでした。
「おやすみ、アイ」
「おやすみなさい、セラ姉さま」
セラの紫いろの瞳と、アイの蒼いろの瞳が、きらきら星図のなかにちりばめられた星のように瞬いてあと、二人は眠りの世界へおちていきました。


つづく

天文気象部の集まり

2013-03-24 06:15:15 | 日記
昨日これもうpしようと思ったんですが、眠くて寝ちゃいました。

昨日は天文気象部の集まりがありました。
先輩2人とわたしたちの代4人、計6人の小規模な打ち上げ?です。
鍋やって、カラオケして、プリ。
鍋ぞうのはいっているビルにアニメイトがあって興奮したわたしでしたw

わたしは、Victorian maiden で買ったロリ服着て行きました。
先輩方はお二人とも美しくいらして…、みな化粧もばっちりしてたり…いつもメガネな友だちがイメチェンしてたり…
あれコンタクトですかね?
わたしもコンタクトは試してはみたんです。
でも不器用極まって出来ずに終わりましたけどねw
コンタクトといえば、わたしが病気のため道を行ったり来たりしていたこのまえの秋のこと――。
おばあさんにコンタクトレンズ落として探しているんですか、手伝いましょうか?と訊かれました。ふふふ…、メガネしていたにもかかわらず、ですよ。笑いたければ笑え、ちくしょーwww(ロマーノの真似)おばあさんにはけっこうですと丁重にお断りしましたw

先輩方からプレゼントをいただきました。
かわいらしいタオル2枚(≧v≦)
ほんとうにありがとうございました!

歌った歌といえばパブってGO!とかロマーノとイギリスさんのはたふってとかプロイセンのまるかいてとか、ヘタリアのものばかりw
パブってGO!はちゃんと台詞言えましたよ。

5月に新しいキャラソンがでてきますから、楽しみですね。

楽しかったです!
先輩の歌唱力はすごかったです。
わたしも見習いたい…(いや無理じゃね?)

と、ここいらでおやすむぜ~(いや朝だから)

久しぶりに日記っぽい日記が書けましたー♪


ではみなさん、ごきげんよう。




オランダさんとベルギーちゃん

2013-03-23 20:10:10 | ヘタリア
ヘタリアアニメ第9話の感想いきます。

ネタばれ注意です!


~オランダさんち~

ベルギーちゃん可愛いなぁ…(^ー^*)
1815年オランダさんに併合されたベルギーちゃんは、1830(1831?)年に独立。
(ベルギーちゃんちはオランダさんちの南)
ですから、兄妹であるわけですね。

本場もんのワッフル食べてみたいな。
あんまりワッフル好きじゃないんだけど、ベルギーちゃんとこ行けば、好きになれるかな?

ぼそっ。
「――世の中、銭や」
「お兄ちゃんえげつなーぃ…」


時は南ネーデルラント継承戦争。
スペインさんが
「オランダまじやりてやわ…」
弱音をはいて、それをちびロマーノが小さいながらも精一杯鼓舞します。
もう、やっぱ、金田アキさんの声好きすぐるー。

ところに、オランダさん現る!
武器や食糧をスペインにあげてもいいといいます。
え、なんで?敵じゃねえの?
と思ったスペインさん。
「ま、銭しだいやな」
「…(´Д`;)」
あ、はい、さよですか。


お兄ちゃんが守銭奴になっちゃったの、私にも少し責任があるかな…と思うベルギーちゃん。
開拓時代、
ベルギーちゃんがオランダさんを自分の家に招待しました。
キラッキラッ・・・
大理石の床に、天井画までついてて、振る舞われる料理は舌鼓を打つものばかり。
ほわあああ・・・と幼いオランダさんは目をみはりました――。



オランダさんちにポーランドとリトアニアが訪問してきてエンディング!
キャットフラップにチューリップの模様が。
オランダといったらチューリップですものねー♪

もうすぐチューリップも咲くころでしょう。
桜は今日が見頃だったようです。
ああ明日雨、あんまり降らないことを祈ろう…
だってお花見、いきたいもん。
今日いけなかったのはですね、それは日記のほうに書きますね!
ふー…かなりわたしにしてみれば、今日はハードな一日でした。


オランダさんと日本さんの開国話もあったらよかったですね。
まーそのうちあることでしょう。

よし、感想おーわり。



春の漢詩

2013-03-19 08:31:40 | 詩~中原中也など~
今日は漢詩を紹介します。
もう春の訪れがささやくころとなりましたので、
「春暁」「春夜」
この二つの漢詩を以下に載せたいと思います。



春暁

   孟浩然


春眠不覚暁
処処聞啼
夜来風雨声
花落知多

[五言絶句]

【書き下し文】
春眠暁(しゅんみんあかつき)を覚えず
処処啼鳥(しょしょていちょう)を聞く
夜来風雨(やらいふうう)の声
花落つること知んぬ多少ぞ

【訳】
春は朝が来たのも知らず(朝が早いので)つい寝過ごしてしまう。
あちらこちらで鳥のさえずりが聞こえる。
昨夜は嵐の音がすごかった。
花もいくらか散ってしまったことだろう。

*「声」…音
 「音」…声
   と訳すことが多い



春夜

   蘇軾

春宵一刻直千
花有清香月有 
歌管楼臺聲細細
鞦韆院落夜沈

[七言絶句]

【書き下し文】
春宵一刻直千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)
花に清香(せいこう)有り月に陰(かげ)有り
歌管楼臺聲細細(かかんろうだいこえさいさい)
鞦韆院落夜沈沈(しゅうせんいんらくよるしんしん)

【訳】
春の宵はほんのわずかな時間が千金もの価値がある。
花には芳香がただよっており、月はおぼろにかすんでいる。
先ほどまで歌を歌ったり、楽器を奏したりして、にぎやかだった高殿も、今はかすかに聞こえるばかり。
ぶらんこが一つある中庭に、夜は静かにふけていく。

*「鞦韆」…ぶらんこ
 「院落」…中庭


*オリーブ色の字がそれぞれ韻





ヘタリア5期8話感想

2013-03-18 11:21:00 | ヘタリア
~ロシアさんと僕のゆるやかな喧嘩~

キタユメ。本家さまの漫画にはありましたが、出版物にあったでしょうか?
物忘れがひどくて覚えがない…(泣)

ま、それでも、感想いきますよ!
ネタばれ注意!

フィンランドの奥さん運び大会で優勝してきたエストニア。
ブログ・・・がなんと、ロシアファンサイトになってた!
このハッキングの犯人はだれだ?
ロシアさんに決まっている!そう思ったエストニアはロシアの家に談判しにいきます。

え?
ホットケーキ?それ。
ハンバーグにマヨネーズかけちゃった…いや、お好み焼き?的なハンバーグ、じゃなくて、ホットケーキ!

「え…僕じゃないよエストニア」
かわいいー
「しょうがないなぁ、ぱぱっと解決できる道具でも使おうか――魔法のステッキ~」
蛇口きた―――!
ぎゃああああーやっぱ怖いよおおおおロッ様ぁぁぁ!

アメリカがリトアニアから話を聞いて助太刀にきました。

遅い回線ながらもちゃくちゃくと犯人を追いつめていく2人。
「チェックメイトです!」
――結局捕まったのは(ロシア系)エストニア人。
え?まじで?
あちゃーこえーと思ったエストニアですが、時、既に遅し。
最後はうふふふと笑うロッ様と追いかけっこ~♪
気の毒だ…
魔法のステッキこええよ…

エンディングも忠実に再現。

最後にプロイセンが一言。「エンディングが本編の3倍だと…?」
魔法のステッキ回であると同時に、高坂さん回でもありましたね。

感想おわり♪

p.s.いやー、ホットケーキにはびびったよ。