オバマ米大統領が「核先制不使用」の宣言を含めた核軍縮策を検討していると、米紙ワシントン・ポストが2016年7月12日に報じました。
それによると、オバマ大統領は2017年1月の任期末までに大統領令などで大胆な核軍縮・不拡散の方針を打ち出すことを模索しているということです。
ワシントン・ポストのコラムニストの記事によると、オバマ政権幹部が核政策の見直しについて協議し、核先制使用戦略を見直し、「核先制不使用」の宣言や、国連安保理での核実験禁止決議に向けた働きかけなどを検討しているというのです。
このほか、軍拡を招くと指摘されている、新型の核巡航ミサイルなどの核兵器近代化計画についても見直しを検討しているということです。
ところが、この快挙に水を差しているのが「唯一の被爆国」日本の安倍政権だという報道が今日なされました。
共同通信などによると、オバマ米政権が検討する核兵器の「先制不使用」政策を巡り、日本政府が内部で議論を始めたのですが、「核の傘」弱体化への懸念から反対論が根強く、米側に協議を申し入れていることが15日、分かったということです。
米国は米核戦力に依存する日本など同盟国の意向も配慮する考えで、日本の対応次第では米核政策の一大転換が見送られる可能性もあるというのです。
核先制しようとは相手が核兵器で攻撃してきていなくても、こちらが先に核兵器を使用する権利を留保するという考え方で、非常に不公平かつ危険な考えです。
その放棄にさえ反対する。これが、唯一の被爆国として取るべき態度でしょうか。
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核保有国のアメリカよりさらに悪くて足を引っ張るって、どんだけたちが悪い「唯一の被爆国」なんでしょうか。
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オバマ政権 核の先制不使用含む新政策検討か 米有力紙
7月12日 8時54分 NHK
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アメリカの有力紙、ワシントン・ポストは、オバマ政権が核兵器なき世界を目指す新たな核政策の検討に着手し、選択肢の中に核兵器の先制不使用を宣言することも含まれていると報じ、注目を集めています。
アメリカの有力紙、ワシントン・ポストは11日付の紙面で、核兵器なき世界を目指すオバマ大統領の理念を推し進めるため、政権が新たな核政策の検討を始めたという社外のコラムニストの論説記事を掲載しました。
記事では複数の政府高官の話として、政権が検討している政策の選択肢の中に核兵器の先制不使用を宣言することが含まれているとしています。
アメリカの歴代政権は核兵器の先制使用の可能性を排除してこなかったことから、記事は「アメリカの核戦略の歴史的な転換になりうる」と指摘しています。
さらに、国連の安全保障理事会に核実験を禁止する決議を提案することや、ロシアとの核軍縮条約「新START」の延長、核兵器の近代化計画を縮小することなども議論されているとしています。
政権内部では議会の承認を必要としない大統領権限を使うことが検討されており、この数週間で安全保障担当の閣僚らによる会議がすでに2回開かれたということです。
ホワイトハウスは今のところ公式の反応を示していませんが、議会で多数派を占める野党共和党は核政策の見直しに警戒感を示しており、核政策の転換を示唆する記事に注目が集まっています。
「核の先制不使用」検討、米大統領が構想 現地紙
- 2016/7/12 0:54
- 日本経済新聞 電子版
【ワシントン=吉野直也】オバマ米大統領が新たな核政策を検討していることがわかった。米紙ワシントン・ポスト(電子版)が10日報じた。核の先制不使用宣言や核実験を禁止する国連安全保障理事会決議を採択する構想だ。歴代米政権は核の先制不使用を受け入れておらず、オバマ氏が決断すれば米国の核政策の大きな転換となる。
核の先制不使用は相手の核攻撃への反撃を除き、核兵器を使わないという政策だ。通常戦力や化学・生物兵器による攻撃に対して核兵器で応酬せず、核兵器の役割を核対核に限るものだ。オバマ氏が新たな核政策を検討するのは2017年1月までの任期を見据え、自らの看板政策である「核兵器なき世界」に道筋をつける狙いがある。
オバマ政権は核政策をめぐって安全保障の関係閣僚会議をこれまで2回開いた。新たな核政策には21年までのロシアとの新戦略兵器削減条約の有効期限を5年延長する案もある。オバマ氏は5月27日、現職米大統領として初めて被爆地・広島を訪問した。演説で「核兵器なき世界」を目指すと重ねて表明したが、具体案は示さなかった。
米国は通常兵器では撃破できない敵や生物・化学兵器による攻撃への報復として核使用を想定する考え方が根強い。09年、当時のマレン米統合参謀本部議長は核の先制不使用に関して「(核政策の)柔軟性を急速かつ著しく損なう危険性があり、多くの米軍人は受け入れることができない」と否定している。
核の先制不使用宣言に関しては、オバマ氏が米政府や米軍の慎重論を押し切れるかどうか予断を許さない。
政府、核政策で米に協議要請
先制不使用に反対論
オバマ米政権が検討する核兵器の「先制不使用」政策を巡り、日本政府が内部で議論を始めたが、「核の傘」弱体化への懸念から反対論が根強く、米側に協議を申し入れていることが15日、分かった。日本政府関係者が明らかにした。
米政府筋によると、オバマ大統領は、核攻撃を受けるまで核を使わない先制不使用を新たに採用するかどうか、月内にも最終判断する見通し。
大統領は5月の広島訪問も踏まえ「核の安全保障上の役割低減」につながる先制不使用に前向きとされるが、米核戦力に依存する日本など同盟国の意向も配慮する考え。日本の対応次第では米核政策の一大転換が見送られる可能性もある。
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安倍や高村ら戦争でいい思いした人の子孫は戦争起こしたいんですかね?大多数はヒドイ目にあうんで止めて欲しい、が実感のない人も多いのが頭の痛いところです。安倍につく人や無関心な人は自分達は大丈夫と思っているらしいですが、政府信じてた人も犠牲になるし、都市圏や基地、原発立地自治体は特に危ないのだか゛わかってるのかな。
核兵器なんて今や使えない兵器、脅かしの材料でしかないし、保管が大変だし、始末にも困るのではやく無くして欲しいものです。
とうちゃんが核兵器先制使用やめたら、回り回っておいらの自前の核武装の夢が叶わなくなる、と?
もうプルトニウム50トン持ってるもん。
改憲やって、全権掌握して、国民主権抹殺して、徴兵制敷いて、核兵器持って、世界の大国に仲間入り!
もうすぐ叶える、じっちゃんの名にかけて!!!
おまけ
佐藤氏→アジアで最初に人の金でノーベル平和賞を勝ったみたいな人→世界でもまれな無人記者会見というかカメラ会見で引退
押し付け憲法反対
昭和天皇はアメリカの走狗
自主奴隷憲法制定
押し付け米軍バンザイ
by 軍事無知の押し付け売国政党
さらにおまけ
北朝鮮ー覚せい剤ー団体(不審船の件、どうなったんでしょう?)
竹下氏ー金ー団体(どうだったんでしょう? 右翼に金を渡したんだったら、まだましだったような気もします。)
「お金もうけのうまい竹下登を自民党総裁に」でしたっけ?
まさか、同じ団体じゃないでしょうね?
核兵器廃絶に向けて一歩でも行動しようとしているのに、肝心の日本がそれを止めるって。。。オバマとアメリカは茶番を演じさせられたってことじゃないか?