左からイーロン・マスク、ドナルド・トランプ、トランプ・ジュニア、ロバート・ケネディ・ジュニアという葬送たる面々。
トランプ氏が昔はマクドナルドでバイトしたことがあると告白したカマラ・ハリス候補に対抗してマクドナルドで働いて見せて、それ以来、庶民派トランプの象徴になったマクド(関東で言うマック)を4人で食ってる写真。
ちなみに、ロバート・ケネディは後述のように健康・食品には「一家言」ある人で、マックを食ってるケネディというのは衝撃だったらしい。
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兵庫県知事選挙で当選したサイコパス政治家の斎藤元彦知事にも、彼を当選に導いた「惡の華」N党の立花孝志党首にも、私がこの記事を書いた後にそれぞれ新たな刑事・民事の法的責任が追及できそうな問題が発生していて重畳なことです。
それは連休中にまた書くことにしまして、斎藤・立花両名どころか日本一の悪党維新こと橋下・松井・吉村氏らなどなどを全部合わせても足らない、世界一の悪党の座をネタニヤフ首相やプーチン大統領と争っているのがアメリカの新大統領に返り咲いたドナルド・トランプ氏。
次々と極端に首をかしげて骨が折れそうなくらいの人事をしているのですが、トランプ氏が大統領選で勝利した後にロシアのプーチン大統領と電話会談したときにも同席したという親露派イーロン・マスク氏と、米大統領候補として米連邦捜査局(FBI)、教育省、原子力規制委員会を廃止すると公約したラマスワミ氏を新しく創設する政府効率化省のトップに据えると発表したことはすでに記事にしました。
末尾に掲載した国際派コメンテーター秋風亭遊穂師匠のコメントに、この二人のトンデモぶりはしっかり描かれているので是非お読みください。
メルトダウンした福島原発のデブリ880トンのうちやっと数グラムを事故から13年半後の8月に初めて採取予定。トランプ氏に「原発は最も安全な発電方法の一つだ」と教えたイーロン・マスク氏は世紀の詐欺師だ
アメリカのトランプ新大統領が自分に多額の献金をして当選に貢献した親露派のイーロン・マスク氏を「政府効率化省」のトップに据える論功行賞を発表し、ネタニヤフ首相やプーチン大統領と連絡して悪の枢軸を結成中。
次の人事で「アメリカ終わった」という脳内会話が起きたのですが、11月14日にトランプ氏が新政権の福祉保健長官(厚生長官。日本の厚労大臣)に反ワクチン活動家として知られるロバート・ケネディ・ジュニア氏を指名すると発表しました。
ケネディ氏は、大統領選に無所属で出馬して撤退してからは、トランプ氏の支持に回り応援演説も行っていました。
このケネディ大統領の甥にあたるケネディ氏は大の反ワクチン陰謀論者で、2023年7月にも
「新型コロナは、白人と黒人を攻撃するように設計されている。
我々は、中国が民族生物兵器の開発に数億ドルを費やしていることを知っている」
などと凄い新説を出してます(呆)。
そんなケネディ氏が厚生長官に指名されたので当然、医療の専門家などからはワクチンへの不信や事実に基づかない情報を拡散しかねないとの懸念が出ています。
しかし、トランプ氏は声明で
「ケネディ氏がアメリカを再び、偉大で健康な国にする」
と述べたんですが、健康になるかな。
マックを食わないのはいいのですが、トランプ氏はコロナ第一波の時に大統領としてコロナの脅威を軽視し、ちゃんと防疫しないのでホワイトハウスでクラスターを発生させたり、これまでのアメリカがやった南北戦争以来の戦争全部の戦死者よりコロナ死者を出してしまって、世界最悪の死者数を叩き出した張本人。
厚生長官は新型コロナ対策を指揮したCDC=疾病対策センターなどを所管するポストですから、そこに反ワク陰謀論のケネディ氏を持ってくるのが頭おかしいわけで、コロナ対策に漂白剤を飲めと記者会見で言ったトランプ氏とケネディ氏がコンビを組んだら、次の感染症まん延のときにはまさにアメリカはジ・エンドです。
こんな復讐の仕方があったとは。
第一次安倍政権よりも第二次安倍政権の方がはるかにタチが悪かったことを思えば、復讐心に燃えるドナルド・トランプ氏が復権した第2次トランプ政権がどれだけ危険なものになるかは容易に予想がつく。心して備えよ!
そして、トランプ氏はそのFBIに自宅をガサ入れまでされたので特に念入りに内定したはずの司法長官。
トランプ氏は11月13日に自身を強く支持するゲーツ前下院議員の起用を明らかにしていました。
ところが、ゲーツ氏は未成年の女性に金銭を支払って性的な関係を持った疑いなどで当局の捜査を受けたことがあることが発覚して、共和党からも反対意見が出てしまい、共和党が多数を占めた上院での承認さえ難航するとの見方が出る中で、ゲーツ氏本人が11月21日に辞退するととうとう表明したんですよ。
アメリカの司法長官といえば、日本の法務大臣と警察庁長官を合わせたような存在ですからね。
そのポストに未成年者買春の容疑者を持ってくるというセンスが、さすが自らも性加害や性差別や不倫ごまかしで告発されまくっているドナルドならではです。
シャイニングの時のジャック・ニコルソンそっくり。
ゲーツ氏が先に一掃されちゃった。
【アベ友・ツボ友】FBIに家宅捜索されたトランプ前米大統領の邸宅から押収された政府文書が1万1000点以上!機密文書を贈答品や新聞の切り抜きと一緒に保管(呆)。トランプ氏の政府文書破壊は明らかだ。
ところが、類は友を呼ぶというのはこのことで、トランプ次期政権にはまだ性加害疑惑のやつがいまして、国防長官候補ヘグセス氏は元保守的でトランプびいきで知られるFOXテレビの司会者。
そもそもテレビの司会者をペンタゴンの長である国防長官にしようという発想が理解しがたいんですが、このヘグゼル氏にも性的暴行疑惑があって、ヘグセス氏の代理人は警察が捜査したけれそ、訴えは虚偽で訴追されなかったと主張しています。
ところが、ヘグセス氏は疑惑を口外しない契約を結んで女性に金銭を支払ったとも認めているんです(呆)。
さらに話はまだそれで終わらず、CNNテレビは11月21日、被害を訴えた女性が密室で携帯電話を奪われ、何度も拒絶したにもかかわらず強引に暴行されたと警察に話したと報じています。
ヘグセス氏は同意の上の性交だったと主張しているのですが、なんとCNNはその捜査報告書を入手したとしています。
その捜査報告書に記された女性の証言によると、ヘグセス氏は2017年10月に西部カリフォルニア州モントレーのホテルの自室に女性と入室したのですが、女性から携帯電話を取り上げ、退出しようとしてもドアの前に立ちふさがったんだというのです。
そして、女性は何度も拒んだが、ヘグセス氏に暴行されたとしています。
う~~ん、携帯電話を取り上げて密室で。。。って、まさにダウンタウン松本(-_-;)。
トランプ氏もさすがにこの事態はまずいと思ったんでしょう、先に司法長官を辞退したゲーツ氏の代わりに持ってきたのは、南部フロリダ州の前司法長官だった、 パム・ボンディ氏。
トランプ氏は自分のSNSであるソーシャルトゥルースへの投稿で
「彼女は司法省を、犯罪と戦い、アメリカを再び安全にするという本来の目的に集中させるだろう」
としているんですが、このボンディ氏はトランプ氏への弾劾裁判では弁護団の1人なんです。
凄い情実人事ですが、それでも女性だから性加害疑惑が出てきにくいと思ったんでしょう。
女性を持ってくれば安心とは限らない。
親露派陰謀論者ドナルド・トランプ氏がロシア軍によるウクライナ侵略について「彼(ゼレンスキー大統領)は戦争を始めさせるべきではなかった。これは負け戦だ」とウクライナに責任をなすりつけた(呆)。
ところがですね、トランプ次期米大統領が教育長官に指名したリンダ・マクマホン氏が1980年代初頭にプロレス団体「WWE」の従業員による児童の性的搾取を故意に助長したとして提訴されていることがわかったというのです(呆)。
もう今日は(呆)マークの連続ですが、マクマホンって珍しい名前だなと思ってたら、アメリカンプロレス最大の団体WWEの会長であるビンス・マクマホンの妻ですよ(呆)。
実はわたくしプロレスファンでもあるんですが、WWEって公然とトランプ氏を応援したハルク・ホーガンも在籍しているし、あのテイラースイフトちゃんよりフォロワーが多くてトランプ支持を表明したらどえらいことになると心配されていたロック様ことザ・ロックこと俳優でも大成功しているドウェイン・ジョンソンも所属している団体です。
で、この究極のあざとい系プロレスにはしょっちゅうビンス・マクマホン氏が悪のオーナーとして登場してきて、ベビーフェイス役のレスラーにびんた喰らったりしてます(笑)。
ネットフリックスには「Watch Mr. マクマホン: 悪のオーナー」というドキュメンタリー?映画までアップされています。
米大統領選討論会でハリス氏がトランプ氏を圧倒!テイラー・スウィフトさんもハリス支持を正式表明。親露派のトランプ候補はウクライナ戦争についてロシア軍の撤退ではなくウクライナに即時停戦を求めた(呆)。
なんと、このビンス・マクマホンがトランプ政権移行チームの共同議長で、それで妻のリンダを教育長官にしようとしているっていうんですが、WWEの悪のオーナーが妻を日本で言うと文部科学省の大臣にするって、悪い冗談としか思えないじゃないですか。
CNNによるとリンダ・マクマホン氏が訴えられた
「訴訟では、マクマホン氏、同氏の夫、WWE、WWEの親会社であるTKOグループ・ホールディングスが、従業員のメルビン・フィリップス被告がリングサイドアナウンサーの地位を利用して子どもを性的に搾取することを故意に許可したとされている。
この訴訟は10月にメリーランド州ボルティモア郡で5人を原告として提起された。原告らは13歳から15歳のときにフィリップス被告に「リングボーイ」として採用されたという。いずれも虐待の結果、精神的、感情的虐待を受けたとして3万ドル(約460万円)超の損害賠償を求めている。」
とのこと。
はい、皆さん、ご一緒に!
子どもの教育に悪いわ!!
編集後記
【#米大統領選挙】人権無視の差別主義者だからこそロシアとイスラエル支援のドナルド・トランプ氏。地球温暖化否定など各種陰謀論の元祖でもあるトランプ氏当選を願う日本のトンデモ識者たちを糾弾しよう。
そういえばトランプ氏はWWEのリングにも乗り込んだことがあって、ビンス・マクマホン氏の髪の毛を剃って制裁するというパフォーマンスをしたことがありました。
ほんとにこの人たち、プロレスだけやってればよかったんですが、アメリカの政治全体がショーみたいになってしまって。
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うちのブログの国際派師匠、秋風亭遊穂さんのコメントから。いつもありがとうございます!
政府効率化局をE・マスクが率いることについて、すでに利益相反についての懸念が出ている。
テスラでは米運輸省道路交通安全局(NHTSA)と衝突が続いている。ツイッター社でやったように大幅な人員削減によって、NHTSAの弱体化を図るのでは、と指摘がある。
Elon Musk says he and Trump have ‘mandate to delete’ regulations. Ethics laws could limit Musk role (2024/11/14 AP)
https://apnews.com/article/trump-elon-musk-doge-tesla-spacex-80fa8b213b46460b1a0e369dc07a6404
SpaceX でも打ち上げ要件をめぐり63万3000ドルの罰金が請求されている。「企業が安全要件を遵守しない場合は、何らかの結果がもたらされます。」とする米連邦航空局(FAA)に対してマスクは、FAAの行動は政治的動機によるものだと示唆、「スペースXはFAAに対し、規制の行き過ぎを理由に訴訟を起こす予定だ」と。
FAA seeks to fine SpaceX $633,000 over 2023 launch requirements (2024/9/18 ロイター)
https://www.reuters.com/technology/space/faa-proposes-fine-spacex-633000-over-2023-launch-requirements-2024-09-17/
ラマスワミはFDA(食品医薬品局)を「暴露し、最終的には骨抜きにする」と語っていた。彼はCOVIDワクチン接種義務化に対して筋違いな批判をFDAに浴びせている。FDAの役割は、ワクチンや薬の有効性と安全性を判断するのであり、接種義務化という政策を行うわけではない。
また、FDAに本当に必要なのは、薬の効能を気にせずに「安全」な薬を確実にすることだという主張がある。ラマスワミも同様に考え、アルツハイマー治療薬でFDAの検査に合格しなかったことについて腹を立てていただろう。
Vivek Ramaswamy wants to ‘gut’ the FDA. His claims don’t hold up to scrutiny (STAT 2023/7/31)
https://www.statnews.com/2023/07/31/vivek-ramaswamy-wants-to-gut-the-fda-his-claims-dont-hold-up-to-scrutiny/
開発に携わったAxovant社(ラマスワミ設立)の株価は200ドルから40セントに暴落、昨年解散した。
こうした規制を撤廃したいというのがよく見えてくる。
トランプは政府効率化局について、米国政府の連邦機関ではないが、「政府外で」助言や指導を提供し、ホワイトハウスや行政管理予算局と連携して「構造的な政府改革を推進する」としている。
Trump says Elon Musk and Vivek Ramaswamy will lead 'Department of Government Efficiency' (ABC 2024/11/13)
https://abcnews.go.com/Politics/trump-elon-musk-vivek-ramaswamy-lead-department-government/story?id=115796327
この点について一部の倫理専門家は、マスクとラマスワミの役割が「政府外」と表現されていることに特に懸念を抱いている。彼らの仕事が連邦政府に大きな影響を及ぼす可能性があるにもかかわらず、彼らが通常の財務情報開示規則の対象にならない可能性があることを意味する可能性があると指摘されている。
Some ethics experts raise concerns over Musk and Ramaswamy's Department of Government Efficiency roles (ABC 2024/11/14)
https://abcnews.go.com/US/ethics-experts-raise-concerns-musk-ramaswamys-department-government/story?id=115838961
ラマスワミについては他にも突っ込みどころは山のようにある。とにかくトランプの人事は破滅的だ。
トランプは司法長官にマット・ゲイツ(Matt Gaetz)を指名した。これが物議を醸しているようだ。
Trump picking Gaetz to head justice department stuns - but sends strong message (2024/11/14 BBC)
https://www.bbc.com/news/articles/c2k0472q8v0o
引用開始----
2018年にゲーツは、右派のホロコースト否定論者を一般教書演説に招き、その後、銃乱射事件で子どもを失った父親2人が銃規制に関する主張に異議を唱えたため、公聴会から追放しようとした。
引用終了----
(GOOGLEの自動翻訳は間違いがあるので注意)
銃規制の件については次の記事がある。
Trump Ally Tries To Remove Parkland Fathers From Gun Violence Hearing (npr 2019/2/6)
https://www.npr.org/2019/02/06/692046272/trump-ally-tries-to-remove-parkland-fathers-from-gun-violence-hearing
ゲーツは、不法移民が暴力事件を起こしているから南部の国境に壁を作れと発言。これに抗議したのが銃乱射事件で犠牲となった子どもたちの父親2人だ。その抗議は、”ゲーツの発言は真実ではない、私たちの愛する人がアメリカ人男性に殺された” というものだった。
ゲーツはこの父親2人を議会公聴会から排除するよう主張した。犠牲となった子どもたちの人権を一切顧みることのない極悪弁護士のゲーツ。
また、その前段にある、ホロコースト否定論者の件を含め、ゲーツの外国人嫌悪、反ユダヤ主義、そして陰謀論までも洞察した記事はこちら。
The chaos is the point: Matt Gaetz and the mainstreaming of conspiracy, xenophobia and antisemitism (Forward 2023/10/4)
https://forward.com/opinion/562892/matt-gaetz-conspiracy-xenophobia-antisemitism/
2021年、当時フォックス・ニュースの司会者だったタッカー・カールソンは、人種差別的、外国人嫌悪的、反ユダヤ的な replacement theory(Great Replacement:置き換え理論)を主張した。置き換え理論とは、白人至上主義的、極右的な陰謀論の一種で、ユダヤ人と一部の西側エリートが、白人アメリカ人とヨーロッパ人を非白人に置き換えるために共謀していると主張する(注)。
名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation League:ADL)がカールソンを批判すると、ゲーツはツイッターで「@TuckerCarlson はアメリカで何が起きているかを説明しており、置き換え理論については正しい」と投稿し、「ADL は人種差別的な組織だ」とした。
他にもスキャンダルを抱えるゲーツを司法長官に指名するのがトランプ。BBCの指摘にあるように求めるのは忠誠心だ。
その他、ゲーツをはじめとする親イスラエルの布陣についての概要はこちら。2期目のトランプは想像を超える。プーチンに倣って3期目(改憲して)も狙うかもしれない。共和党がトランプ党になったどころか、米国がトランプ王国になりそうだ。
Your complete guide to Trump’s Jewish advisers and pro-Israel cabinet (Forward 2024/11/13)
https://forward.com/news/674101/trump-cabinet-israel-rubio-huckabee-jewish/
その他、目も当てられない指名。
米保健福祉長官にケネディ氏 ワクチン懐疑論者、医療や公衆衛生所管
https://www.asahi.com/articles/ASSCG7SMVSCGUHBI00JM.html?iref=pc_international_namerica_list_n
【注】
What is the ‘great replacement theory’? A scholar of race relations explains
https://theconversation.com/what-is-the-great-replacement-theory-a-scholar-of-race-relations-explains-224835
S・バノンにも”kind of a madman”と言われるヘグゼス氏の???な点を拾ってみた。
①オミクロン変異株は「リベラル派のもう一つの隠蔽工作」であり、中間選挙で民主党に有利に働く可能性があると主張。
Pete Hegseth claims new omicron variant is “another liberal cover-up” that may help Democrats in midterm elections ( Media Matters 2021/12/1)
https://www.mediamatters.org/coronavirus-covid-19/pete-hegseth-claims-new-omicron-variant-another-liberal-cover-may-help
②細菌は見えないから実在しない。だから10年間手を洗ったことがないと語る。
(洗わないのは手だけですか?と突っ込みたくなる。)
'Germs are not a real thing': Fox News host says he hasn't washed hands in 10 years (ガーディアン 2019/2/11)
https://www.theguardian.com/media/2019/feb/11/germs-are-not-real-fox-news-host-pete-hegseth?CMP=share_btn_tw
③気候科学を「宗教」と呼んでいる。それはリベラル派が「神を演じたい」と思っていることを示していると。また、気候研究はアメリカ社会に政府の統制を課すための左翼の巨大な陰謀だとも。
Trump pick for Defense secretary voiced climate denial as Fox commentator (E&E News 2024/11/14)
https://www.eenews.net/articles/trump-pick-for-defense-secretary-voiced-climate-denial-as-fox-commentator/
④戦争犯罪で告発された米軍人を恩赦するよう求めた。
⑤著作の中で、
(1)交戦規則の制限からジュネーブ条約まで、戦場で戦闘員を束縛する政策、法律、条約を軽蔑している。彼はそうした法を、遵守しない敵に対しては時代遅れだと示唆している。
(野口和彦氏にも通じるものがある。)
(2)日本に原爆を投下したアメリカ人については、「彼らは勝った。誰が気にするだろうか」と。
What to know about Pete Hegseth, Trump’s pick to serve as defense secretary (AP 2024/11/14)
https://apnews.com/article/who-is-pete-hegseth-trump-defense-secretary-2e2bdd16c8e90f5d037f763cfadbde94
⑥十字軍への執着
イスラム・キリスト教・ユダヤ学研究所の上級研究員マシュー・テイラー(Matthew Taylor)氏によると、「多くの極右キリスト教徒は十字軍を自分たちの戦闘的なキリスト教精神のために社会をどう作り変えたいかのモデルとして採用しています」「そしてヘグゼス氏はまさにその流れの中にいるようです」と指摘。
⑦ヘグゼスは過激なキリスト教至上主義運動と評されることのある改革派福音派教会連合(CREC)の正会員。ノースフロリダ大学の宗教学教授ジュリー・インガーソル(Julie Ingersoll)氏によれば・・・、
「彼らの目標は、聖書の法を社会の基準として再確立することです」「女性の役割は家庭と家族に限られています。目標はできるだけ多くの子供を産み、女性が他のことにも取り組むことです。しかし、女性は家の外で働くことができる、あるいは働くべきであるとは考えられていません。」「これは根深い家父長制です。男性が主導権を握り、女性は男性の支配権行使を補佐するために存在します」
若い男性に広がるこの運動は、LGBTQのアイデンティティ、フェミニズム、自由民主主義に対する一連の敵意も伴っているとテイラー氏は述べる。
「彼らは、より孤独で独裁的なスタイルの指導者を支持する傾向があります」「彼らはハンガリーのオルバン・ビクトルやロシアのプーチンのような人物のファンです。なぜなら、彼らは少なくとも事実上、非常に非自由主義的な社会を統治するキリスト教の君主ですから」
What's behind defense secretary pick Hegseth's war on 'woke' (npr 2024/11/15)
https://www.npr.org/2024/11/14/nx-s1-5191941/pete-hegseth-defense-department-dei
トランプも君主になりたがっているだろう。単に経済的疲弊のみならず、精神的従属(文字通りのトランプ信者)によるトランプ支持も少なくないように思う。
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これを捉えきれてないために「全米でハリス3ポイントリード」みたいな報道になるのでしょう
これを「若者はプラグマティックな判断をした、現状を変える必要性は不可避だから」と持ち上げたり、一方で「若者なんてその日のお天気で右か左か決めるものだ、その意味でノンポリたるべしの伝統は維持されてる」と皮肉る声もあります
若者の大半はリベラル、というのは保守派の反トランプ団体リンカーン・プロジェクトの調査、分析が根拠の一つになってますが、ややイメージが先行し過ぎたんじゃないですかね
俺も彼らの投票が「プラグマティックな判断」なのか「その日のお天気の賜物」なのかと問われれば、やや後者に近いですね(笑)
だってあの選択をプラグマティック(実務的)と思ってるならアメリカのガキどもはただのアホでしょう
統一教会と戦うためにサンクチュアリを支持しましょう、山口組と戦うために工藤会を支持しましょう、っつってるのと一緒ですし
万が一、より悪いほうを選ぶことによって意外にも「中庸」的結果をもたらすことがあったとしても、何の出口戦略もないのはハリトラとも一緒なんだから偶然に過ぎません
一応、こいつらがお天気次第でリベラル回帰することはあり得ますが、もうイメージに囚われ過ぎないために大半は大空幸星か塚本幼稚園児みたいなもんだと思っとけばいいでしょう
主要な閣僚は“軒並み凶悪なシオニスト”…日本属国総督…もとい、エマニュエル駐日大使
なんかは『典型的な凶悪なシオニスト』だったそうで、確かに『日本から収奪するのに何のためらいもなかった』し、『イスラエルを何が何でも支持するのだ!!』とか公言していましたよね。
彼らの『すごすぎる言動』は以下のリンク先…『 助成金停止を使って学生の反ユダヤ主義を止める 』…トランプ氏自身が『シオニストとして大学の言論弾圧を行う』と公言しているのですね。(絶句)
『(ガザの民衆は)“人の皮を被った獣”だから、我々が(反抗的な)連中を兵糧攻めにするのは“当然の行い”だ!』とか言うイスラエル国防相の言動に『全面賛成する』やばすぎる人たち…米国のイスラエル大使が『似たような言動の主』なのですから、本当にどうしようもありません。
“共和党も民主党もシオニストだらけ”…多くの米国人がその恐るべき現状に気づき、改革に動き出さない限りは『いったん米国は終了』するかもしれませんね。
https://x.com/ShortShort_News/status/1857432142999118180
☆ShortShort News
@ShortShort_News
☆トランプ次期大統領:大統領就任の最初の週に、助成金停止を使って学生の反ユダヤ主義を止める
https://x.com/ShortShort_News/status/1857410027713396952
☆ShortShort News
@ShortShort_News
◎トランプが指名した新駐イスラエル大使ハッカビー
・パレスチナ人というのは存在しない
・二国家解決は非合理的で実現不可能
・世界には土地がたくさんある。どこかにパレスチナ国家を作ればいい
・ヨルダン川西岸地区というのは存在しない。入植地なんてものも存在しない。占領も存在しない
さて、リンダ・マクマホン(Linda McMahon)氏の話題が出ましたが、この人を教育長官に据えようとする背景に注目しています。
氏はトランプ1期の時に中小企業庁(SBA)長官を務めていました。そして今回は教育長官。
トランプは以前、連邦教育省には 「過激派、偏狂信者、マルクス主義者」が浸透していると呆言。この機関が米国民の日常生活への連邦政府の介入の象徴であると指摘、トランプは教育省を閉鎖すると公約をしていました(注1)。
なお、次の記事ではトランプの教育施策が記されています。主なものだけ拾ってみました。記事の広範には教育長官候補がずらり。マクマホンがコケても代わりはいくらでもいるようです。
A New Administration Means New Priorities
(NAESP 2024/11/20)
https://www.naesp.org/blog/a-new-administration-means-new-priorities/
①「共和党はワシントンDCの教育省を閉鎖し、本来あるべき場所である州に返還し、州が教育制度を本来あるべきように運営できるようにする」
②「保護者と地方教育委員会に優秀な校長と教師を雇用し、報奨を与え、成績の悪い者を解雇すること」を奨励する
③「共和党は、子供たちに左翼のプロパガンダではなく、読書、歴史、科学、数学などの基礎を教えることを確実にします。連邦政府の納税者のお金を使って子供たちに不適切な政治教化を行っている学校への資金援助を停止します」
④「共和党は 1776委員会を復活させ、公正で愛国心あふれる公民教育を推進し、公民教育の国営化の試みを拒否する。」「愛国的価値観を受け入れ、アメリカの生活様式を支持する教師を認定する資格認定機関を設立する」
⑤「手に負えない問題児を教室から追い出し、少年院や矯正施設に送り込むため、学校の規律に関する連邦基準を完全に見直す。」
Agenda 47(注2)~「高度な訓練を受けた教師が学校で武器を隠し持つことを認める学区を支援する。これにより、学校での銃乱射事件の脅威が大幅に減少する。」
⑥Agenda 47~「公立学校で祈る憲法修正第 1 条の権利を再び強力に保護し、教室に入った時点ですべてのアメリカ人の宗教の自由な実践という基本的権利が失われないようにする」
州独自に施策を決めるというのは中絶禁止と同じで、連邦の介入を阻止する思考。
「左翼のプロパガンダ」とは、例えば黒人差別の歴史を教えることであったりします。2021年以降、少なくとも18の州が人種や性別に関する教育を禁止または制限しているようです(注3)。
1776委員会(1776 Commission)もくせもので、米国歴史協会(American Historical Association:AHA)による強い批判声明が出ています(注4)。いわゆる歴史修正主義。
独立宣言と憲法の共通理解が、すべての米国人を愛国心で団結させることができると主張、それは奴隷制度が私たちの国の歴史をさまざまな形で形作ったことを理解しようとする最近の取り組みを否定する意図があると。建国の父たちは、奴隷、先住民コミュニティ、女性など、米国国民の大部分を消し去りました。
国家反逆の罪を犯した南軍、奴隷制やその他の白人至上主義の擁護に主な歴史的意義があった人物を称える彫像の撤去が大学で行われましたが、1776委員会は、「故意に破壊的な学問」「多くの暴力の背後にある知的勢力」と大学を攻撃していました。
さらに報告書は、(狭義の)家族と信仰を究極の善の力として称賛しています。
米国の復古主義は草の根的に広範に進められてきたように見えます。それはキリスト教福音派(もはや原理主義)にも支えられた重層的に深い闇を伴っています。そこへ巨額の資金が投入されていき、集大成としてトランプの独裁への始まりとなることを強く、強く懸念します。
【注】
1,Trump wants to shut down the Department of Education. Here’s what that could mean
(CNN 2024/11/12)
https://edition.cnn.com/2024/09/20/politics/department-of-education-shut-down-trump/index.html
2,https://en.wikipedia.org/wiki/Agenda_47#Education
3,Many States Are Limiting How Schools Can Teach About Race. Most Voters Disagree
(EducationWeek 2023/10/30)
https://www.edweek.org/teaching-learning/many-states-are-limiting-how-schools-can-teach-about-race-most-voters-disagree/2023/10
4,AHA Statement Condemning Report of Advisory 1776 Commission
(AHA 2021/1/20)
https://www.historians.org/news/aha-statement-condemning-report-of-advisory-1776-commission/
Tulsi Gabbard’s history with Russia is even more concerning than you think (Independent 2024/11/24)
2015年、空爆で全身にひどい火傷を負ったシリア人少女3人が、Tulsi Gabbard 氏の前に立った。少女たちに対して、「あなたたちを爆撃したのはISISではなく、バッシャール・アル・アサドかロシアだとどうしてわかるのですか?」と Gabbard 氏は尋ねた。通訳を勤めたシリア人活動家の Mouaz Moustafa 氏の証言です。ISISは空爆のできるような戦闘機を持っていないことは誰もが知っています。あまりに馬鹿げた質問なので、Moustafa 氏は少女たちには何も伝えなかったとのこと。
Gabbard 氏の思考は、目の前の現実を見ないで、ロシアやシリアを擁護しています。重傷の子どもたちに対して、「嘘をついているのでは?」と言わんばかりの暴言。Moustafa 氏は「衝撃的だったのは、彼女の共感力の欠如でした。彼女は事実を犠牲にします。目の前の小さな女の子が飛行機で爆撃されたと言っても、それは問題ではありませんでした。」と、Gabbard 氏を批判しています。
Gabbard 氏は、10年以上にわたるシリアでの紛争を、西側諸国が煽り立てた独裁者を権力の座から追放することを目指した「政権転覆戦争(regime-change war)」とみなしました。陰謀論的思考丸出しですね。
2015年、ロシアがシリア戦争に参戦して、壊滅的な空爆による民間人の犠牲者が数千人に上りましたが、Gabbard 氏はロシアを賞賛しました。
「アルカイダは9.11で我々を攻撃した。オバマはシリアで空爆しない。プーチンはやった。」(twitter 2015/10/2)
「米国がシリアのアルカイダ/アル=ヌスラを空爆していないのは悪いことだ。しかし、これらのテロリストをロシアが空爆することに抗議するのは呆れるばかりだ。 」(twitter 2015/10/1)
テロリスト排除のためには、民間人がいくら犠牲になろうと問題ではないーーこれはプーチン、ネタニヤフらと共通の思考です。ウクライナでの停戦にむけてアロハの精神を受け入れよと述べていますが、戦争犯罪を棚上げするような暴挙はアロハの精神とは言わないでしょう。
①「言論の自由に関して米国はロシアと大差ない」
Tulsi Gabbard falsely claimed the US is ‘not so different’ from Russia on freedom of speech (poynter 2022/3/21)
2022/3/15、FOXニュースにての発言。コメント入れるのもアホらしいですが、ファクトチェックの記事を参照すれば、どんな思考の歪みがあるのかが明らかです。また、ロシアによる言論弾圧は宮武さんも何度か記事にしてくださいました。
https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/f90489580689136fb73db6863f8357fa
②ウクライナには米国が資金提供しているバイオ研究所が25か所以上あり、侵入されると致命的な病原体が放出され、米国や世界に拡散する恐れがある。 (twitter 2022/3/13)
Tulsi Gabbard Clarifies Ukraine Bio Labs Remarks After Widespread Outrage (NEWS WEEK 2022/3/31)
注意すべきは生物兵器研究所とは言っていないこと。ですが、ロシアのプロパガンダの派生系とみて良いでしょう。タッカー・カールソンは「ウクライナになぜ危険な生物兵器が存在するのか、誰かが説明する必要がある」とロシアのプロパガンダを拡散しています。
Tucker Carlson: Someone needs to explain why there are dangerous biological weapons in Ukraine (FOX NEWS 2022/3/9)
この類いのプロパガンダは2014年以降ずっと続いているようです。
https://x.com/EUvsDisinfo/status/1502962912201220097
・アメリカはウクライナに軍事生物研究所を設置する協定を課しました
・ウクライナは自国民にウイルスや化学兵器の実験をしています
・ウクライナではしかが流行したのは、生物兵器を製造するアメリカの研究所が原因でした
・ウクライナ軍がマリウポで生物兵器を使用していることを示唆する証拠があります
等々、EUvsDisinfo が収集したバイオラボに関する例の 1/4 以上がウクライナを対象としています。これもファクトチェックを挙げておきます。
Fact Check: No, There Are No U.S.-Funded Bioweapons Labs in Ukraine (the dispatch 2022/3/10)
*表題に「thedispatch」を加えて検索してください。
③「プーチン大統領がウクライナに侵攻する数日前にカマラ・ハリスは欧州を訪れ、ウクライナがNATOに加盟すべきだと声高に語った。」「カマラ・ハリスは、我々アメリカ国民を、かつてないほど第三次世界大戦と核戦争の瀬戸際に追いやったのだ。」
(The Biden/Harris Betrayal in North Carolina ft. Tulsi Gabbard 2024/10/9)
(16分過ぎあたりから)
カマラ・ハリスは2022年2月(全面侵攻直前)、ミュンヘン安全保障会議でスピーチをしましたが、そんな発言はしていません。もはやここまでくればプーチンの代理人としてプロパガンダを発信していると言って良いのではないかと思います。ロサンゼルス・タイムズの記者の応答で、次のように述べています。
「 まず、ゼレンスキー大統領のNATO加盟への意欲を高く評価し、賞賛していることを申し上げます。 NATO創設理念のひとつは、各国は自国の将来を決定する能力を持たなければならないということです。これは明白なことで、NATOに加盟すべきか否かを他国がとやかく言うことはできないからです。 それは彼らの自主的な選択であるべきです。 それが主権というものです。 だから私は、NATOに加盟したいというゼレンスキー大統領の希望を尊重します。 」
スピーチと記者会見 (ホワイトハウスHPより)
*日付を指定して検索してください。
Remarks by Vice President Harris at the Munich Security Conference
(February 19, 2022)
Remarks by Vice President Harris in Press Gaggle
(February 20, 2022)
Tulsi Gabbard 氏の頭の中はウクライナを無視して米国とロシアで交渉してしまえ!ーなのでしょう。日本の陰謀論系即時停戦論者も大いに賛同するでしょう。核戦争だの、世界大戦だの、同じことを言っていますから。
NATO加盟の是非も米国単独で決められるわけではないことを大国目線でしか世界を見ない彼らは理解しないでしょう。社会はそんな単純ではないのですが、単純思考だから「NATOがロシアを挑発したから戦争になった」「米国に責任がある」で思考停止、どころかプーチンのプロパガンダに簡単に乗せられてしまいます。簡単でわかりやすいですから。そして、「和平交渉は西側がぶちこわした、カラー革命は西側が背後にいた、アゾフ連帯はネオナチだ・・・」等々、陰謀論思考から抜けられずにいます。
その他、怪しい宗教( Science of Identity Foundation)にかぶれているとか小ネタはありますが、ともあれ、 Tulsi Gabbard 氏の動向は要注意です。
俺はギャバードが転向したにしても割と近年のことだと思ってましたが、もう2015年時点でそのザマだったんですね
前のコメントで俺はギャバードがさも論客であるかの如く書きましたが、全て撤回しようと思います
高市より格上どころか、丸川珠代といい勝負ってとこでしょう
やはり人物評などは全て秋風亭師匠にお任せしたほうが良さそうです(笑)