【速報】「大石議員の発言の事実は重要部分において真実」「意見ないし論評の域を超えない」 橋下徹元大阪府知事vsれいわ大石晃子衆院議員は大石氏に軍配 名誉毀損裁判で判決

1/31(水) 14:02配信

ABCニュース

 れいわ新選組の大石晃子衆議院議員が橋下徹元大阪府知事について語ったインタビュー記事について、橋下元知事が名誉毀損だとして損害賠償を求めた裁判で、大阪地裁は31日、橋下元知事の訴えを棄却しました。

 問題となっているのは、2021年12月に配信された、「日刊ゲンダイデジタル」の大石晃子議員へのインタビュー記事で、「橋下元知事は、気に入らない記者は袋だたきにする」「飴と鞭でマスコミをDVして服従させていた」などと、議員が発言した内容が掲載されました。

 この記事に対し橋下元知事側は「読者に対して橋下氏がマスコミに不当な圧力を加え、報道の自由を侵害して自身への批判を封殺しているという印象を与え、橋下氏の社会的評価を下げる内容になっている」などと名誉毀損だと訴え、大石議員と夕刊紙「日刊ゲンダイ」を発行する「日刊現代」社に対し、合計300万円の損害賠償を求めて提訴していました。

 31日の判決で大阪地裁は「当時公職であった原告(橋下元知事)に対する(大石議員の)発言の事実は、重要部分において真実であり、意見ないし論評の域を超えず、不法行為は成立しない」として、橋下元知事の訴えを棄却しました。

判決後の両者のコメントは・・・
 判決後、大石議員側は「橋下氏がしてきたことは検証されて当たり前で、真摯に受け止めて欲しい」とコメントしました。

 橋下氏側は「コメントは出さない」としています。