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日本維新の会創設者である弁護士の橋下徹氏が、2024年9月26日に大阪高裁で判決があったれいわ新選組共同代表の大石あきこ衆院議員との名誉毀損裁判でまた敗訴したことはすでにお伝えしました。
この事件は、2021年12月に配信された「日刊ゲンダイデジタル」の大石晃子議員へのインタビュー記事の中で、大石議員が
「橋下元知事は、気に入らない記者は袋だたきにする」
「飴と鞭でマスコミをDVして服従させていた」
などと発言した内容が掲載されたのが発端なんですね。
橋下徹氏が名誉毀損訴訟でまた敗訴。れいわ新選組の大石あきこ議員の「橋下元知事は気に入らない記者は袋だたきにする」「飴と鞭でマスコミをDVして服従させていた」発言は重要部分について真実。
この記事に対して、橋下氏は
「読者に対して橋下氏がマスコミに不当な圧力を加え、報道の自由を侵害して自身への批判を封殺しているという印象を与え、橋下氏の社会的評価を下げる内容になっている」
などとして大石議員を名誉毀損だと訴え、大石議員と夕刊紙「日刊ゲンダイ」を発行する「日刊現代」社に対し、合計300万円の損害賠償を求めて提訴したんです。
そもそも仮にも弁護士コメンテーターとしてテレビに出まくっている橋下氏、弁護士の自分が原告になって裁判を起こしたのに負けたら、弁護士としての知識も判断力も疑われる話ですから、ちゃんと勝てると思ってこの裁判も起こしているんですよ。
ところが、2024年1月31日の判決で大阪地裁は、橋下氏が自らの意に沿わない報道や質問をした記者を繰り返し批判し、取材を受けない可能性を示唆していたと指摘。
それどころか、裁判所は
「当時公職であった原告に対する発言の事実は、重要部分において真実であり、意見ないし論評の域を超えず、不法行為は成立しない」
として、橋下徹氏の訴えを棄却したんです。
この大阪地裁の判決をそのまま認めた大阪高裁の判決に、さすがに今回は橋下氏も最高裁に上告するのをあきらめ、橋下氏の敗訴判決が確定しました。
そう、
「橋下元知事は、気に入らない記者は袋だたきにする」
「飴と鞭でマスコミをDVして服従させていた」
「橋下氏が自らの意に沿わない報道や質問をした記者を繰り返し批判し、取材を受けない可能性を示唆していた」
という裁判所の認定が確定したわけです。
【裁判、勝ったよー🥳】#大石あきこ橋下徹にうったえられたってよ
— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員候補 大阪5区 (@oishiakiko) October 16, 2024
本日、2024年10月16日(水)、
高裁判決が確定。
大石あきこ完全勝利しました。
橋下徹氏の敗訴確定←反省せぇ!#大石あきこ… pic.twitter.com/myLF8OIKHK
弁護団の大前治弁護士による裁判結果概要① ご覧ください🥳 https://t.co/b62Ok0ZOYi
— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員候補 大阪5区 (@oishiakiko) October 16, 2024
橋下徹氏が名誉毀損訴訟でまた敗訴。れいわ新選組の大石あきこ議員の「橋下元知事は気に入らない記者は袋だたきにする」「飴と鞭でマスコミをDVして服従させていた」発言は重要部分について真実。
ちなみに、橋下氏は精神分析医である野田正彰氏に対してこれも自分が原告になって起こした名誉毀損の裁判で、弁護士としては超恥ずかしいことにやはり負けたんですが、この裁判は最高裁まで懲りずに上告して敗訴確定しています。
問題になったのは、新潮社の月刊誌「新潮+45」誌の2011年11月号の記事
「大阪府知事は『病気』である」
で、野田氏は橋下氏の高校時代の恩師に取材するなどした結果、橋下氏について
「人格障害と言ってもいい」
などと書いたのに対して、橋下氏が1100万円の慰謝料請求などを求めたんです。
橋下徹氏が新潮社にまた敗訴。「大阪府知事は病気である」は「真実であると信じた相当の理由がある」。
2015年9月の一審・大阪地裁判決は、新潮社側に対する請求を一部認めましたが、2016年4月の二審・大阪高裁判決は、高校時代の橋下氏を知る教諭が
「うそを平気で言う。ばれても恥じない」
と述べたとする記述について、野田氏が橋下氏の生活指導に当時携わった教諭から聞いた内容であることなどから、
「真実と信じた相当の理由があった」
と判断しました。
それでも納得がいかない橋下氏は上告理由がないから勝ち目がないのに最高裁に上告してしまって、2017年2月1日、最高裁第二小法廷(山本庸幸裁判長)が橋下氏の上告を退け、橋下氏を人格障害だという記事の真実性が最高裁で確定した形になりました。
いろいろな意味で大変恥ずかしことですよね。
橋下徹前大阪市長が新潮に最高裁でまた敗訴、確定。「自己顕示欲型精神病質者」 「演技性人格障害」記事をめぐって。
ところで、橋下氏が維新の会を作るとき、「平成維新」という著書の維新という言葉を使わせてくださいと頼みに行った初期のブレーンが大前研一氏。
大前氏は結局橋下氏から離れた理由を
「橋下氏には、EQ(心の知能指数)が決定的に足りなかった」
「橋下維新の失敗という観点からいえば、当人の人間性の問題を指摘せざるをえない。」
「好き嫌い、敵味方で人を分ける。だから無駄に敵をつくってしまう。弁護士という職業柄もあるのだろう。」
「論争に勝たないと気が済まない性格も災いした。弁護士は法廷論争で負けたらお金にならないが、一般社会では白黒つけなくてもいいことがいくらでもある。」
『売られた喧嘩は全部買うし、相手を言い負かしたがる。職業病なのだ。そのことに途中で気づいて、「この人はリーダーにはなれない」と思った。』
と説明していましたが、これは近くにいた人だけに橋下氏という人間の本質を見事に言い当てていると思います。
平成維新 | |
大前研一 著 | |
講談社 |
1989年刊行。
「もはや小手先の改革では何も解決できない。政府と霞が関を解体して、すべてをゼロベースでやり直そう。真に国民のための政府を創りだす、新しい日本へのグランド・ヴィジョン。」
原発がなくても乗り切れた夏。関電の停電リスクデマを言い募った橋下徹・大前研一・池田信夫各氏の責任は?
そんな橋下氏も最高裁に上告しても受理してもらえないと勉強して、今回の大石議員に負けた裁判は大阪高裁どまりにしたんですから、ちょっとだけ賢くなった。。。。(笑)
のかと思っていたら、なんと江戸の敵を長崎で討とうとしたんです!
10月13日のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演して党首討論会でコメントしていた橋下氏、石破首相に政治資金収支報告書の不記載に関する問題について追及していたはずが、狙いすましたように急に
「野党のみなさんもルールメーカーなので、言い訳とかではなく、基準を教えてほしい。
こういう場合は非公認にするとか、何かつくっていくのか」
「れいわの大石さんもつい先日、不記載というものがありました」
と大石氏への個人攻撃を始めたんですよ!
たぶん、橋下氏は、れいわの山本太郎代表から大石共同代表に出演者が変わった段階でやってやろうと狙っていたんでしょうね。
なにせ、「売られた喧嘩は全部買うし、相手を言い負かしたがる。職業病なのだ。」どころか自分からケンカを売りまくるのが売りですから、橋下氏は。
れいわだけ顔触れが変わったが、社民党党首の福島みずほ氏がいるべきところに橋下氏が陣取っている構図は変わらず。
フジテレビの日曜報道THE PRIMEが福島みずほ社民党党首を討論会に参加させず。「国政政党の党首でもないのに並んでいる橋下徹さんの枠に #社民党 の福島みずほ党首を入れて」「維新が二人いるの何で?」
これに対して、たぶん橋下氏からの個人攻撃を予想していた大石氏は
「不記載ではない」
と即座に否定し、
「私の場合は、自民党の不記載みたいなことにしないでください。
私の場合は、自ら収支報告書のミスを見つけて、訂正したので、裏金=不記載みたいな相対化の仕方は、自民党の巨悪、見えないお金で選挙に勝ってるよという疑いとは全然違う」
と説明しました。
それはそうでしょう。
自民党の裏金問題は最初から安倍派などが派閥パーティのノルマを超えた売り上げを上げた国会議員にキックバックして、しかもそれを政治資金収支報告書に載せないと派閥と国会議員で決めて裏金にしているんです。
これに対して大石氏の場合は、単に記載漏れのミスがあっただけでそれを自分で気づいて収支報告書を訂正しているんですから、裏金を作って脱税することがシステムになっていた自民党の裏金問題とは全く違う話です。
自国維公以外のまともな野党を目の敵にする橋下氏。
日本共産党は政党交付金も企業団体献金も受け取っていないのに、橋下徹氏がフジテレビのめざまし8で「企業団体から一切お金もらっていない野党がない」と大嘘をついてフジテレビが謝罪。しかし橋下氏はダンマリ。
ところがここからまた、橋下氏の勝たないと気が済まない悪いクセが出まして、まさに
「当人の人間性の問題を指摘せざるをえない」
のですが、既に言い負かされている橋下氏が
「だから、言い訳じゃなくて、基準を」
「民間なら納税するが、みなさんが納税しなくていいのは記載するからなんです。この部分において、不記載というのは我々からすれば一緒」
と言い募ってしまいました。
そこで大石氏が
「いいですか。納税者も修正申告する。イコール脱税と言われたら納税者もたまらない。当たり前の常識のルールはある」
と再反論されて、橋下氏は大石議員に裁判でも負け、テレビでも負けてしまったんですね。
80人以上の議員が派閥ぐるみで故意に収支報告書にパーティの売り上げを記載しないで裏金化した自民党の問題と、過失で不記載があったのを自ら修正した大石議員を一緒こたに論じて、何とか足を引っ張って恨みを晴らそうとする橋下氏。
そもそも日本維新の会という政党を創設した元代表をテレビの政治討論番組にレギュラーで出すのが政治的公平性を欠いているのですが、そこにもってきてさらに自分の私利私欲、いや醜い復讐感情を番組中にもろに出してしまう橋下氏は絶対テレビに出したらダメな人なんです。
憲法違反の反撃能力=敵基地攻撃能力=先制攻撃能力具備のための今年度予算案が衆院を通過。牛歩戦術を取って徹底抗戦し「この愚か者めが!」と叫んだれいわ新選組の大石あきこ共同代表たちこそが正しい。
維新ぎらい
編集後記
れいわの一番の長所は、大石氏に代表される、日本一の悪党維新に対するキラーぶり。
短所はこれも大石氏に代表される、ロシアによるウクライナ侵略に関してロシア寄りなところ。
空気を読まないどころではない国際法無視はいただけません。
これからは、かつて大阪府知事になったばかりで飛ぶ鳥を落とす勢いだった橋下氏に、一職員なのに食って掛かって「大阪のジャンヌ・ダルク」と呼ばれた長所の方を伸ばしていってほしいものです。
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元大阪府知事の橋下徹氏が、日刊現代の配信した大石晃子衆院議員(れいわ新選組)のインタビュー記事で名誉を傷つけられたとして、大石氏と同社に300万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は26日、請求を退けた1審・大阪地裁判決を支持し、橋下氏の控訴を棄却した。
1審判決によると、記事は日刊現代のニュースサイトで2021年12月に配信。元府職員の大石氏が、知事時代の橋下氏について「気に入らない記者を袋だたきにする」などと語った。1審は、記事の内容は意見や論評の範囲で、名誉 毀損 にあたらないと判断していた。
橋下氏はれいわが自民の不記載議員の一部を公認したことを批判していることを踏まえ、大石氏の事例に言及した上で「不記載があった場合、公認するしないという基準は作っていくのか」と尋ねた。
大石氏は自民党の派閥パーティー収入不記載事件と自身の問題について「全然違う」と述べた上で、「裏金イコール不記載みたいな相対化のやり方は、自民党の今起きている、見えないお金で選挙に立っているよという疑いとは全然違う」などと強い口調で反論した。
これに対し、橋下氏は政治資金が原則非課税の扱いを受けている点に触れたうえで、「民間人は稼いだ金は納税する。(政治資金ならば)納税しなくていいのは、きちんと(収支報告書に)記載するからだ。不記載はわれわれからすると一緒」と逆に指摘。「こういう不記載は(国政選挙などで)非公認、こういう不記載は公認してもいいということをルール化しないと政治不信は解消されない」と批判を返した。
大石氏も「ルール化したらいい」と応じた。一方で「私やほかの人たちもたくさん起こっているような、記載ミスを見つけて自分で訂正していく行為と、派閥が個人に『不記載にしろ』と指導してきたものとは一線を画する」と付け加えた。
橋下徹氏 因縁のれいわ大石あきこ氏と直接バトル「不記載」「違う」「言い訳」府知事時代から因縁 名誉毀損裁判も
10/13(日) 20:28配信
デイリースポーツ
元大阪府知事の橋下徹氏が13日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演。れいわ新選組の大石あきこ議員と直接バトルした。
自民党・石破茂総裁、立憲民主・野田佳彦代表ら、7党のトップが集結し、「政治とカネ」の問題などを議論した。
橋下氏は、石破氏に政治資金収支報告書の不記載に関する問題について追及。一方で「野党のみなさんもルールメーカーなので、言い訳とかではなく、基準を教えてほしい。こういう場合は非公認にするとか、何かつくっていくのか」と迫り「れいわの大石さんもつい先日、不記載というものがありました」と名指しした。
大石氏は即座に「不記載ではない」と否定。手を挙げ「私の場合は、自民党の不記載みたいなことにしないでください。私の場合は、自ら収支報告書のミスを見つけて、訂正したので、裏金=不記載みたいな相対化の仕方は、自民党の巨悪、見えないお金で選挙に勝ってるよという疑いとは全然違う」と釈明した。
それでも橋下氏は「だから、言い訳じゃなくて、基準を」と再度求め「民間なら納税するが、みなさんが納税しなくていいのは記載するからなんです。この部分において、不記載というのは我々からすれば一緒」とはねのけた。
それでも大石氏は「いいですか。納税者も修正申告する。イコール脱税と言われたら納税者もたまらない。当たり前の常識のルールはある」と再反論した。
大石氏は先日、2022年度の収支報告書を訂正したことを報告。収入額を約450万円過少申告していたことを明らかにして「裏金議員ではありません。提出した収支報告書に自らミスを見つけ、約2か月後に自ら訂正を申告した議員です」と説明した。
大石氏は元大阪府職員で、08年に橋下氏が府知事に就任して最初の朝礼で「ちょっと待ってください!どれだけサービス残業やっていると思っているんですか?」とかみつき、「大阪のジャンヌダルク」と話題になった。
橋下氏は、日刊現代の配信した大石氏のインタビュー記事で名誉を傷つけられたとして、大石氏と同社に300万円の損害賠償を求め提訴。しかし、敗訴し、控訴審でもの棄却されている。
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胸のすくような笑えるニュースですね
以前、ハシモトは裁判ではめっぽう弱いと聞いたことがありましたが、まさにその通りですね(笑)
ハシモト
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コイツ、本当に法曹資格あるの!?(爆)