ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ロシアは世界的な大惨事に向けた戦いを仕掛けている」

ウクライナ南部オデーサ州で2日、港の穀物倉庫などがロシアのドローン攻撃を受け、ゼレンスキー大統領は「世界の食糧市場を崩壊させようとしている」と非難しました。

ウクライナ当局は、“アフリカや中国などに輸出予定だったおよそ4万トンの穀物が被害を受けた”としています。


一方、ウクライナ産穀物の輸出合意をめぐり、プーチン大統領はトルコのエルドアン大統領と電話会談を実施。

ロシア大統領府によりますと、プーチン氏は“ロシア産穀物輸出への制限が解除されていない”として、輸出合意を「延長する意味はない」と伝えたということです。

こうしたなか、日本とウクライナの両政府はロシアによる軍事侵攻後、初めての財務協議を行いました。

首都キーウで行われた協議で日本側は、ロシアの軍事侵攻で破壊されたウクライナの住宅の建て直しに向け、追加の財政支援を表明。

両政府は日本によるウクライナへの継続的な支援を確認すると共に、2国間の協力をいっそう強化していくことで合意しました。