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(株式会社明治 企業情報より 明治ステップ850グラム缶)
明治は12月6日、粉ミルク「明治ステップ」から、1キロ当たり22~31ベクレルの放射性セシウム134・137が検出されたと発表しました。東京電力福島第一原発の事故後に粉ミルクからセシウムが検出されたのは、今回が初めてです。
最大31ベクレルということですから食品衛生法の暫定規制値200ベクレルは下回っていますが、子ども達の給食でめどにされそうな40ベクレルと余り変わりません。WHOの飲み物基準は10ベクレル。
いくら粉ミルクは薄めて使う物といっても、なにしろ赤ちゃん用ですから、問題は深刻です。
子どもたちが給食を食べて内部被曝することを容認する文科省は存在価値がない
なお、乳児用調整粉乳「明治ほほえみ」からは、同物質は検出されなかったそうです。同社は今後、「明治ほほえみ」と「明治ステップ」についてすべてのロットで放射性物質の検査を行うとしています。
無償交換の対象は、製品名 「明治ステップ(850グラム缶)」(賞味期限が2012年10月の製品)で、明治は約40万缶が対象になるとしており、無償で交換に応じるということです。
セシウムが検出されたのは賞味期限が2012年10月4日、21日、22日、24日のもの。
お問い合わせ先は以下の通りです。
明治 お客様相談センター
フリーダイヤル0120-077-369
受付時間:平日午前9時~午後5時まで(18日までは土日含め受付)
このニュースで、私が1番ショックだったのは、このセシウムがどうも原材料の牛乳由来ではなさそうだと言うことです。
明治の説明によると、検出された「明治ステップ」は2011年3月14日~20日に埼玉工場で製造されたもの。原材料は一部北海道産の牛乳ですが、ほとんどは原発事故以前にオーストラリアなどオセアニアから輸入されたそうです。
そして、すべて福島原発事故前に採乳されたものでした。
では、いつセシウムが入ってしまったかというと、福島第1原発事故後の3月14日から20日に、外部の空気を使って熱風を当て、原料を乾燥させる作業を行った際、大気中に含まれていたセシウムが混入した可能性が高いということです。
埼玉県で、しかも外部の空気に当てただけで、セシウムが検出されるとは。
セシウム汚染牛肉給食 牛肉出荷停止解除 福島の子どもの半数近くが甲状腺被ばく 内部被曝の恐怖36
(明治ステップ らくらくキューブより。まさかこれらの良い成分にセシウムが入ってしまうとは)
もっとショックだったのは、今回、セシウムが検出されたきっかけが自主的検査によるものではないと言うことです。福島県二本松市の市民団体が11月下旬、明治の粉ミルクを測定し、セシウムを検出したため、詳しい検査を同社に求め、同社が再検査したら検出されたというのです。
やはり、メーカーはたとえ乳幼児用の食品でも自主的には検査していないのですね。国内粉ミルクで4割のシェアを占める最大手の明治の株式を保有する明治ホールディングスだけでなく、雪印メグミルクなどの株価が下がったのも風評被害とは言えません。
今回問題になっている明治の粉ミルクは4月以降ドラッグストアなどで売り出していると言うことで、いったい40万缶のうち、すでに消費された粉ミルクがどれだけあるのか。使ってしまったおかあさんおとうさんたちの悲しみはいかばかりか。
そして、同じこの明治ステップは別の名前でベトナムなどにも輸出されています。
いつまでこんな事が続くのか、やりきれない思いで、胸が一杯になります。
福島原発 内部被曝の恐怖21 学校の子ども 放射線年間20ミリシーベルト 「安全」と安心は違う
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このニュースを電話受付時間後に知り、愕然としました。私が飲ませていたのは「ほほえみ キューブタイプ」ですが、ベビー製品はすべて埼玉工場ということを初めて知りました。。。(本当に恥ずかしい限りです。。。)
明治の公表U+2022検査経緯に一気に不信感ですが、「ステップ 缶」で特定の期間のみの検出 、という点がさらに不信感を高めました…
各粉ミルク製品の製造方法・行程ってHPでさっぱり触れて無いんですよね…。
先日まとめ買いしたばっかりなのにな…(賞味期限は2013.1のものですが)
ちなみにかろうじて過去に使ったキューブタイプの使用済み空き箱が1つ残ってて見てみたら、2012.10月のものでした……
いろんなことに頭が痛くなってきました( i _ i )
料金着払いとはいえ、こちらが送り返したら新しい商品を送ってくるだけというのも腹立たしいですよね。
もう、そんな製品いらんから金返せというか。
本当に頭が痛いです。
ニュースを知った時、あわてて確認したら…本当にショックでした。もっと早い段階で知っていたはずなのに、企業の対応に不信感が募るばかりです。
混入理由も熱風?埼玉?なことばかり、ただちに影響はないとおきまりの文句、薄めれば大丈夫。。。そういう問題じゃないのに…
離乳食の食品も産地を気にして買っていたつもりですが、それも意味ないことだろうな…何を信用していいのかわかりませんね
やりきれないですね。。。。
でも、大人でもセシウムは30日間で体外に出ますから、赤ちゃんならもっと早くでますよ。
やりなおしは出来ないけど取り返しは付きます。悔しいでしょうが、子育てはこれからですって。
ところで、うちの母は、私が生まれた頃、森永ヒ素ミルク事件があり、あまりに森永の隠蔽工作が酷かったと言うことで、何十年も経った今でも森永製菓のお菓子は買いません。
その執念深さが我々消費者に必要なのかもしれませんね。
「年間100ミリシーベルト以下の放射線の発がんリスクが高いことは原爆症認定訴訟の判決で決着がついている」
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/2cee0b9f12a2ea7ca58f4a2bc94df78a
ICRPが見解の根拠にしているデータは、国立がんセンターが基礎データとして使用する調査と実は共通しています。
それは、戦争直後にアメリカ占領軍によって作られたABCCと、それからできた日米共同出資の財団法人放射線影響研究所による「広島長崎の被爆者12万人の調査」です。
これは広島・長崎への原爆投下で大量の放射線を浴びたが生き残った約9万4千人と、「そうでない」約2万7千人の健康状態を比較対照して、1950年から半世紀にわたり追跡したものです。
これは放射線被曝についての世界で唯一と言ってもいいほどの疫学データですが、この調査はすでに原爆症認定訴訟判決(被告は国・厚生労働省)で何度も何度も裁判所から問題点を指摘されているのです。
だからこそ、原爆症集団認定訴訟では、原告被爆者が被告厚労省に対して、行政訴訟としては空前の19連勝も達成出来ました(以前には最高裁でも原爆松谷訴訟で勝っています)。
株価操作してますか?
メーカーは基準値内での自主回収です
粉ミルクには混入を許さないという潔白症であれば政府の基準に問題提起されては?
乳児を持つ家庭への不安、風評被害を拡大していると思いますが
(私はメーカーの人間ではありませんし、都内に住む11カ月になる乳児を持つ父です)
噴霧乾燥に使った大気から入ったらしい。
つまり、大気吸入の精密フィルターが完備していなかった。
従って、目に見えない粉塵、煤煙、花粉及び微生物なども混入しているはずである。
水俣やサリドマイドやミドリ十字等、安全性が二の次だった企業による障害・殺人というものが存在する限り、子供を守るには、コンニャクゼリーの時くらいの過剰反応でちょうど良いと思います。
その感覚が解らない企業は淘汰されてしまうでしょうね。
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