2023年9月8日に行われた衆院の閉会中審査。
その中で、日本維新の会のゴロツキ足立やすし議員が、福島第一原発から海洋放出され始めた「処理水」について
「立憲民主党の中には、処理水を『汚染水』と言う人がいる。処理された水を汚染水と表現することは、まさに偽情報であり、フェイクではないのか」
と西村康稔経産大臣に質問したのだそうです。
これに対して、西村大臣は
「まったくその通りであります」
「ALPS(アルプス)で処理した水ですので、処理水と言う言い方が正しい。
過去に(国会質問で)そういう質問をされた方がおられたので、その場でこちらからただしたこともございます」
と答えたんだそうです。
いくら処理しても放射性物質であるトリチウムは除去できないし、それどころかセシウムやストロンチウムなど多種多様な放射性物質が残っていることは東京電力も認めているし、政府がお墨付きとしているIAEAの報告書もそれが前提です。
それを曲がりなりにも処理した後だから「処理水」と呼ぶのも百歩譲ってその人の考え方だとしたら、まして普通の原発からの排水には入っていない放射性物質が何十種類も入っている以上は「汚染水」と呼ぶのは全く自由ではないですか。
放出汚染水について東京電力自体が「処理水」に2021年3月末時点でセシウム134・137やストロンチウム90などトリチウム以外の62種類の核種が含まれていることを認めている。だから放射能汚染水なのだ
「処理水」=汚染水には、トリチウム以外の多種多様な放射性物質核分裂生成物(約200種)が含まれており、多くは計測すらされていない 。トリチウムも有機結合型トリチウムは生物濃縮を起こす可能性がある。
そっちが非科学的で偽情報でフェイク。
「処理水」=汚染水問題で日本学術会議を責めるのは学術会議の変質を狙っての策動。汚染水の危険性を指摘されるリスクを恐れて学術会議に「処理水」の安全性に対する諮問もできない岸田政権こそが責められるべきだ
それはあなたのこと。
あの維新の暴言王足立やすし議員に、文書交通費を政治活動費に転用して目的外支出で違法の疑い!
放射能汚染水を汚染水と呼ぶことを言葉狩りして、処理水どころかトリチウム水と呼ぶ姑息なやり方こそがむしろフェイクです。
そこで皆さんに読んでほしいのが、ご存じ、社民党の福島瑞穂代表のFacebook。
原発問題と人権課題にずっと取り組んできた社民党の代表らしい、素晴らしい独白なのでぜひお読みください。
#汚染水の海洋放出決定に反対します https://t.co/yJSK2O7Uqy
— 福島みずほ 参議院議員 社民党党首 (@mizuhofukushima) July 25, 2020
社民党HP「原発汚染水の海洋放出やめよ ~社民党と正義党が福島第一原発構内を視察」より
さすが、ベテラン弁護士でもある福島代表、実にバランスの良い、控えめながらも力強い言葉だと思います。
これに対して、一応弁護士の橋下徹元維新代表が、立民の石垣のり子議員が汚染水を「汚染水」と言っていることに噛みついています。
2023年9月1日の「ミヤネ屋」では、野村哲郎農相が海洋放出している東京電力福島第1原発の処理水を「汚染水」と言い間違え、謝罪した件を取り上げた際に、橋下氏が言い間違えに対する過度な批判は
「やりすぎたらブーメランになる」
と指摘して、石垣氏の名前を挙げ
「いまだに『汚染水』って言ってますよ」
「立憲民主党の党としての正式な見解は『処理水』だと。それぞれの議員も自覚をもって言葉を使ってもらいたいと言ってるのに、まだ『汚染水』と言ってて」
と語ったのだそうです。
この煽りは偽情報とかフェイクとかを超えたレベル。
汚染水問題で反中ナショナリズムをかき立てる橋下徹氏「出入国審査のときに入国条件で『ホタテを食え』と。ホタテ10個。それで『ホタテおいしいおいしい!』っていう映像を撮って」。#橋下徹をテレビに出すな
これに対して、立民でも論破力随一の石垣氏はXで
「『処理水と呼ばねば不謹慎だ!』という論調こそ、言霊論でしかなく、非科学的だと思います」
「それと…」として、「党見解との相違が問題だともおっしゃっているようですが、ならば、プーチン大統領の代弁者のような鈴木宗男氏のロシア論は、維新の党見解と一致してるわけですかね?」
と書きました。
そこに(蓮舫議員と言い、女性で立民となるとすぐに叩いてくる)ネトウヨが集まってきて話を逸らすなとリプライしたのにも反論し
「話をそらすな…というご指摘は、まずは橋下徹さんにしていただけないですかね?
番組の話題は、農林水産大臣の汚染水発言だったわけです。それをいきなり『立憲民主党がー』と、話をそらされたのは橋下徹さんなわけですから」
と切り返しました。
「安保法制」を戦争法と呼び、「処理水」を汚染水と呼ぶのは、同じ事実に対する評価の問題です。
だから、処理水と呼べと言うのは思想良心の自由を侵害し、表現の自由をも侵害します。
そんなことさえわからない橋下徹氏は、弁護士バッジを弁護士会に返上してくれませんか。
こうやって「汚染水」という言葉を力で封じようとすると、むしろ風評被害をさらに根深いものにしてしまう。隠せば隠すほど、不信感が募るのと同じ。都合が悪いと記録の有無すら明言しない政府なのだから、なおのこと。 https://t.co/OSOQUyjfmi
— 石垣のりこ (@norinotes) August 31, 2023
話をそらすな…というご指摘は、まずは橋下徹さんにしていただけないですかね?
— 石垣のりこ (@norinotes) September 1, 2023
番組の話題は、農林水産大臣の汚染水発言だったわけです。
それをいきなり「立憲民主党がー」と、話をそらされたのは橋下徹さんなわけですから。 https://t.co/6Vebcgx33d
鈴木宗男さんと石垣のりこを並べてるんじゃないですよ?
— 石垣のりこ (@norinotes) September 1, 2023
橋下徹さんが、「石垣のりこの発言は、党の見解と相違している」と指摘されておられるので、「だったら、鈴木宗男さんのプーチンの代弁者のようなロシア論は、維新の党としての見解と一致しているのですな」と指摘してるんです。 https://t.co/FRrNr8duTJ
「汚染水」とは、ALPS処理前の水。
— 泉健太🌎立憲民主党代表 (@izmkenta) September 1, 2023
「処理水」とは、ALPS処理によって放射性物質を国際基準と国内基準以下に低減させ、放出されている水。
現場の漁業者の理解なく放出した総理のやり方は問題。しかし検査され、流通している日本の海産物の安全性は国内外に伝えよう。https://t.co/8vkwv6iNoc
そして、汚染水でも薄めれば処理水という非科学的で原発推進姿勢も甚だしい泉健太代表は、立憲民主党代表を辞め、立民も去り、維新の会に行け。
野村農相が「汚染水」という言葉を使ったことが責められているのを見て、旧民主党政権で2011年9月9日の閣議後の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の周辺自治体を野田首相らと8日視察した感想を述べ、
「残念ながら周辺町村の市街地は人っ子一人いない、まさに死の街という形だった」
と発言し更迭された鉢呂経産相の「死の街」舌禍事件を思い出しました。
思わず本音で出た言葉が実は実態をそのまま映していて正しいのに、不謹慎だと言って責められる。
これぞ本当の言葉狩りであり、事実の隠ぺいそのものです。
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立民議員の「汚染水」発言は偽情報 西村経産相が閉会中審査で問われ「まったくその通り」
[2023年9月8日12時22分] 日刊スポーツ
西村康稔経産相は8日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出などをテーマに閉会中審査として行われた衆院経済産業・農林水産連合審査会で、立憲民主党の一部議員が処理水を「汚染水」と呼んでいることは「偽情報、フェイクなのではないか」と問われ「まったくその通り」と応じた。日本維新の会の足立康史衆院議員の質問に答えた。
足立氏に先立ち質問に立った立民の長妻昭政調会長が、処理水海洋放出を受けて日本産水産物の全面禁輸に踏み切った中国で、風評被害につながるような偽の画像や情報が拡散していることに触れ、政府に対抗策の強化を求めていた。
足立氏はこの時の長妻氏の質問を念頭に、「立憲民主党の中には、処理水を『汚染水』と言う人がいる。処理された水を汚染水と表現することは、まさに偽情報であり、フェイクではないのか」と述べ、西村氏の見解をただした。
西村氏は「まったくその通りであります」とした上で「ALPS(アルプス)で処理した水ですので、処理水と言う言い方が正しい。過去に(国会質問で)そういう質問をされた方がおられたので、その場でこちらからただしたこともございます」と述べた。西村氏自身も記者会見での動画が改ざんされ、偽の情報として拡散される被害にあっている。
野村農相「わびてすむ問題ではないと重々承知」閉会中審査で「汚染水」発言をあらためて謝罪
野村氏は、最初に答弁に立った際「答弁前にひとことおわびを申し上げたい」とした上で「先般の私の言い違いにより、福島の皆さん、全国の漁業者、お集まりの先生に大変不快な思いをさせた。深く反省している」と述べた。
全国漁業協同組合連合会の坂本雅信会長にも面会し、わびたとした上で「わびてすむ問題ではないということは重々承知しているけれど、真剣にこれからも取り組んでいきたい。緊張感をもって取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げたい」と述べ、辞任の考えがないことをあらためて否定。その後の答弁では、ほぼ紙を読みながら発言した。
野村氏は8月31日午後、中国による日本産水産物輸入全面停止を受けた対応を協議する閣僚会合後、報道陣の問いかけに「汚染水のその後の評価などについて情報交換した」と発言し、当日の夜にあらためて取材に応じ、謝罪、発言撤回した。海洋放出後の8月25日の会見では、日本産水産物の全面輸入停止に踏み切った中国の対応を「驚いている。想定は全くしていなかった」と発言し、当事者意識の薄さと閣僚の資質にも疑問の声が上がっている。
立憲・石垣のりこ議員 橋下氏に反論 ミヤネ屋で「いまだ汚染水言ってる」→「言霊論で非科学的」 宗男氏も持ち出す
9/5(火) 18:48配信
デイリースポーツ
立憲民主党・石垣のりこ参院議員が2日のSNS投稿で、橋下徹弁護士から1日の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」で指摘された件に反応した。
「ミヤネ屋」では、野村哲郎農相が海洋放出している東京電力福島第1原発の処理水を「汚染水」と言い間違え、謝罪した件を取り上げた際に、橋下氏が言い間違えに対する過度な批判は「やりすぎたらブーメランになる」と指摘。石垣氏の名前を挙げ「いまだに『汚染水』って言ってますよ」「立憲民主党の党としての正式な見解は『処理水』だと。それぞれの議員も自覚をもって言葉を使ってもらいたいと言ってるのに、まだ『汚染水』と言ってて」と語った。
これに石垣氏はSNS投稿で反応し「『処理水と呼ばねば不謹慎だ!』という論調こそ、言霊論でしかなく、非科学的だと思います」と主張した。
「それと…」として、「党見解との相違が問題だともおっしゃっているようですが、ならば、プーチン大統領の代弁者のような鈴木宗男氏のロシア論は、維新の党見解と一致してるわけですかね?」と記した。
集まった意見にも反論し「話をそらすな…というご指摘は、まずは橋下徹さんにしていただけないですかね?番組の話題は、農林水産大臣の汚染水発言だったわけです。それをいきなり『立憲民主党がー』と、話をそらされたのは橋下徹さんなわけですから」としている。
石垣氏は、8月27日にユーチューブ配信した演説動画でも、街頭演説で「汚染水」と何度も述べ、「党を代表して、こちらにうかがわせていただいた」「海洋放出を強行したことに断固として反対の声をあげたい」と述べている。
橋下氏が「そっちは言い間違いじゃないんだから、立憲民主党は大臣を追及するのもいいけど、自分の党の議員をしっかりと追及しないといけないと思います」と語っていた。
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本当に全く、この国に必要ない政党だわ。
福島さんはもちろん、石垣さんもいいねぇー。
立憲は女性議員中心でやった方がいい。
この国の男の議員はろくなのがいない。
国民もそう信じ込んでいるようです。輸出できなくなった魚介類を内需でカバーしようという話に賛同する国民も多いようです。
それなら輸出できなくなった魚介類を学校給食で提供すればどうだろう。
国民の本音が見えると思います。