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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

国会議員が「身を切る改革」をして数百億円の金を返したら、1年5兆円増の大軍拡をしていいという維新創設者の橋下徹氏と立憲民主党の泉健太代表の誤魔化しがひどすぎる。

2023年01月08日 | 橋下維新の会とハシズム

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 ロシアによるウクライナ侵略についてもっぱらウクライナとNATOを責めるような発言ばかりし、安倍国葬と統一教会問題では統一教会擁護に徹して呆れられ、徐々にネットニュースでも取り扱われなくなっていた橋下徹氏。

 ところが、岸田首相が大軍拡をするにあたって防衛増税に言及したことに絡んで、維新お得意の「身を切る改革」をしてからだと言い出したことが肯定的に取り扱われていて、頭が痛くなりました。

『まずは旧文通費約70億円、立法事務費約50億円、各党政党交付金剰余(内部留保)金数十億円、政治資金領収書不明金(組織活動費)数十億円を取り上げるところから』

『開催されていない特別委員会の日当や公用車費用もまず廃止』

『JR乗り放題パスも廃止』

って話がちっちゃい!!!

ロシア問題でも首尾一貫してナンセンスな発言を連発してきた橋下氏。

橋下徹氏がロシアへ強制連行されたウクライナ市民について「ロシアに避難ができて命が守られるのであれば、僕は重要な選択肢だと思うんです」。強制連行自体がジェノサイド条約違反の戦争犯罪なんですが?

自民党の茂木幹事長に、ロシア寄りの発言を繰り返す橋下氏に何も言えない日本維新の会は「身を切る改革」どころか身内に甘い政党、と批判された橋下氏と吉村府知事が大慌てでわけのわからない言い訳!(笑)

 

 

コロナ軽視でも、統一教会問題擁護でも、今や日本テレビ界の二大ウイルス。
憲法知らずの橋下徹(弁護士)氏と三浦瑠麗(学者?)氏に、なぜ自民党と統一教会の関係を断っても信教の自由の侵害にならないかを解説する。「信者」の信教の自由は無制約ではなく、統一教会は宗教団体ではない。

 

 

 軍事費の増大って、今5年間で27兆円の防衛費を2023年から2027年で43兆円にする、16兆円増やして1・6倍にするって話なんですよ。

 そして、2027年からは1年11兆円にする、今より年間で5兆5千億円も軍事支出が増えるっていう巨額の財政支出の話なんです。

 それに対して、国会議員に対する支出を何百億円か節約することから始めろって、100分の1の歳出削減の話じゃないですか。

 おまけに、維新の会に本当の意味でダメージがないように肝心の政党交付金本体には手を付けず、もらった金が余ってたまっているはずだからそれを返せというだけの話で、そもそもちっとも身を切る改革にもならない話。

 ナンセンス極まりないんです。

 こんな微々たる国会議員の努力で軍拡オーケー、防衛増税オーケーだなんて話になるわけがない、していいわけがない。

 まさに、歯に衣着せぬように見えて、実は差し歯だらけの評論家が橋下徹というお人です。

【橋下維新の会とハシズムの歴史を振り返る 完結編】身内には超甘いのに、他人に対しては身を切る改革=自由と人権を侵害。橋下徹氏が大好きなのは市民に対する「強制」「制裁」そして「独裁」だ。

 

 

 さらに頭が痛くなったのは、立憲民主党の泉健太代表が維新との共闘路線を押し進めて、「身を切る改革」にもなびきだしたこと。

 泉代表は今月からの通常国会での日本維新の会との連携について、今日のNHKの日曜討論で

「何でもかんでも増税を先に言うのではなく、歳出改革、国会議員の身を切る改革にまず優先して取り組むという意味で、大きく連携できるのではないか」

と言ったというのですが、歳出改革や国会議員への支出を見直したら、岸田政権の防衛増税など増税に賛成しかねないというわけですから、呆れてものもいえません。

 もともと、安倍政権時代から自民党以上の軍拡路線である維新にすり寄るからこういうことになるのです。

立民の泉健太代表が維新の馬場代表らと会談し「共闘」を評価して「共に国民のために働き大変良い成果を出せた」=維新の裏切りを恐れて妥協して、「意味がない」「使えない」統一教会被害者救済法成立に協力。

 

 

 国会議員が「身を切る改革」とやらをすれば、軍拡や増税していいわけがないでしょう。

 それに、彼らの議論の前提もおかしい。

 安倍国葬で弔辞を読んだ野田佳彦元首相の持論である国会議員定数の削減もそうですが、それでなくても政府の力が強くなりすぎて行政権の肥大化現象こそが日本の政治の大問題なのに、国会議員が自らの力を弱めて立法権の弱体化を招くような議論をしてどうするんですか。

 政権を狙う野党第一党の立憲民主党は、議員歳費やその他の国費に見合うだけの仕事をすると堂々と言えばいいのであって、大向こうの受けだけを狙う橋下維新の会とハシズムのようなポピュリズムに走るべきではないんです。

 立憲民主党は身を切る改革というなら、まず泉健太代表を切り、旧希望の党関係者も切り、維新との共闘路線も切り捨てるべきでしょう。

同じ弁護士とは思えない。
紀藤弁護士に徹底論破された「咬ませ犬」橋下徹弁護士が、まだ統一教会の名称変更を許した下村博文元文科相より拒絶した前川喜平氏が違法と主張。むしろ橋下氏が統一教会の「思う壺」になっている(笑)。
 
 

言っていることが法律的にも無茶苦茶なので、そもそも弁護士枠で出すべきではない。
大阪市職員に違憲・違法な思想調査アンケートをした橋下徹氏が、「あなたの信じてる宗教はなんですかって聞くのは思想良心の自由違反になるんです」と、統一教会と自民党の手を切らせないためのご都合主義。

 

 

 

橋下氏は自民党税調の甘利明氏が言い出した少子化対策のための消費税増税についても全く同じようなことを言っているのですが、甘利氏なんて増税がしたいだけで、社会保障の方はやらずぼったくりする気に決まっているじゃないですか。

全く橋下氏のような、政府に注文を付けているように見せかけて、実は政府の悪政の後押しをしているだけというコメンテーターが悪性ウイルスみたいなもので一番たちが悪いです。

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橋下徹氏 増税議論で政党交付金“余り”に言及「まずは政党にため込んでる税金で集めたお金を吐き出して」

[ 2023年1月8日 12:43 ] スポニチ

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
Photo By スポニチ

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(53)が8日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。少子化対策などの財源に関する増税の議論で、政党交付金の“内部留保”に言及した。

 橋下氏は、自民党の新藤義孝政調会長代行、立憲民主党の長妻昭政調会長との議論の中で、「新藤さんと長妻さんに見ていただきたいんですけど、政党交付金、これだけ余りを蓄えているんです、各政党。これ2021年」と言い、各政党の交付金残高(2021年末)は、自民党228・9億円、公明党16・3億円、日本維新の会12・3億円、立憲民主党12億円、国民民主党9・6億円、社民党1・8億円、れいわ新選組3700万円、NHK党290万円で、合計281・3億円だとフリップで紹介した。

 その上で「281億円、皆さんの政党の中に内部留保しているです。企業の内部留保はダメだってことは立憲民主党も言ってますよ、それを吐き出させなきゃいけないと。これは自民党の方も新しい資本主義で言ってますよ」と指摘し、「まずは自分たちの政党にため込んでいるこの税金で集めているお金を吐き出してから、そこからの改革だと僕は思います」と自身の考えを述べた。新藤氏と長妻氏は、この“提案”を神妙な表情で聞いていた。

 

 

「まずは国会議員から取り上げろ」橋下徹氏の “ナイスツッコミ” に賛同の声…少子化対策、防衛費増額の財源議論めぐり

社会・政治 投稿日:2023.01.07 14:20FLASH編集部

 

 元大阪府知事の橋下徹氏が1月6日、自身のTwitterを更新した。

《国民負担の前に、国会議員の特権の旧文通費約70億円、立法事務費約50億円、各党政党交付金剰余(内部留保)金数十億円、政治資金領収書不明金(組織活動費)数十億円を取り上げるところから》

 このツイートは、産経新聞が報じた「少子化対策財源、消費増税も検討対象 自民税調幹部の甘利氏」という記事を引用し、「まずは国会議員の経費のムダを見直すことから始めよ」とするものだ。

 甘利明・自民党前幹事長は、1月5日放送のテレビ番組で少子化対策の財源について、「将来的には消費税率引き上げも検討対象になる」との認識を示したことが話題となっている。

 橋下氏は続けて、

《開催されていない特別委員会の日当や公用車費用もまず廃止》

《JR乗り放題パスも廃止》

 と、ツイートした。

 橋下氏は同日、やはり産経新聞の「自民、防衛増税以外の財源探し特命委 萩生田氏トップ」との記事を引用し、同様の投稿をおこなっている。こちらも、防衛費増額の財源探しの議論以前に、国会議員の無駄遣いをやめよというものだ。

 これらのツイートに対し、SNSでは

《橋下さんの言う通り、特権的なものをまず廃止して、税金の無駄遣いもやめて、尚且つ必要なところにお金が足りないなら我慢します!》

《その通りです。領収書いらない公金てなに?》

《国会で寝ている議員数の削減も必須》

《やること、やってくれたら年棒1億でもいいと思うよ。公約や日本のGDPxx%成長させたら年棒アップ、未達成なら減棒とかいいんじゃない》

《なんでこの国はそんな簡単な事ができないんですか?》

 など、賛同するコメントが多数集まっている。

 国会議員には給与とは別に月額100万円の「調査研究広報滞在費」(旧文書通信交通滞在費)が支給される。2021年10月の総選挙では、当選した新人議員が在職1日で1カ月ぶんの100万円を満額支給されたことが問題となり、その後、名称を変更し日割り支給するよう法改正された。だが、領収書は不要で、使途報告や残金返還の義務はなく、議員にとって「第2のサイフ」と言われている。

 立法事務費は、議員個人ではなく各会派に所属議員の人数に応じて支給されるもので、月額は議員ひとりあたり65万円。これも領収書の提出や使途報告の必要はないことで、「第3のサイフ」と言われ、不透明な政治資金の温床になっているという指摘もある。

 国会議員の給与は月額129万4000円(コロナ禍で2割削減中)。300万円以上のボーナスが年に2回。JRは乗り放題、議員宿舎もある。 

「まず隗(かい)より始めよ」ということだ。

SmartFLASH )

 

 

 

立民・泉代表「身を切る改革で維新と連携」

会見する立憲民主党の泉健太代表=国会内(矢島康弘撮影)

泉氏は防衛力強化や少子化対策に関し、政府・与党が増税を検討していることを問題視。「今国会の課題は歳出改革だ。予備費も基金も膨らんだ。それだけでも相当な無駄を削減できるし、国会議員の身分も、もっとスリム化を考えなければいけない」と語った。

維新との連携については「各役所の無駄遣いを両党で協力して見つけ出していく作業をやっていきたい」との考えも示した。

 

 

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1 コメント

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それって、落語の (時々拝見)
2023-01-08 23:04:09
壺算用、壺の似合う橋下氏にぴったり。
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