これこそ「不適切にもほどがある」面々と話しなんですが、今の日本社会、不適切で不謹慎にもほどがある話ばかりなので、もう表題にはしません!
早すぎる冬休みで順位がダダ下がりになっておりましたが、おかげさまで上が4位、下が1位に返り咲きました!
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2024年12月26日に、自民党の最大派閥だった「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入を安倍派と議員で政治資金収支報告書に故意に記載せず裏金化した事件で、東京地検特捜部が、政治資金規正法違反の疑いで告発された松野博一元官房長官や高木毅元国対委員長ら16人の現・元国会議員を一斉に不起訴処分にしたと発表しました。
不起訴となった安倍派の国会議員らは以下の通りです。
<現職>
簗和生、松野博一、堀井巌、柴山昌彦、羽生田俊、岡田直樹、宮本周司、関芳弘
<元職>
菅家一郎、高木毅、中根一幸、宗清皇一、和田義明、中山泰秀、馳浩、衛藤征士郎
参考記事 村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
『一件一件調べて悪質な者だけでも起訴するというのでもなく、「一斉不起訴」というやり方が、そして、クリスマスと正月の間で人々の政治への関心が何となく落ちているこの時期を選んだやり方が、検察が自民党の支配下にある自民党諸悪防御装置であることを浮き彫りにしています。』
自民党の裏金脱税使途不明の国会議員ら計65人を一斉不起訴にした検察は自民党免罪チームとして再び確定しました。 #自民党は利権と汚職と税金泥棒
また東京地検特捜部が5月に不起訴にしていたため東京第五検察審査会が10月に「不起訴不当」と議決し、改めて東京地検特捜部が再捜査していた萩生田光一議員の政策担当秘書と、世耕弘成議員(現自民を離党したものの衆院議員)の資金管理団体の会計責任者を同日再び不起訴にしました。
このほかと今日地検特捜部は、「水月会」(旧石破派)の政治資金収支報告書に虚偽記載があったなどとして告発された同派代表だった石破茂首相や会計責任者らも不起訴処分としました。
これらと安倍派議員らの秘書や会計責任者などを含めると、自民党関係者計65人が一斉に不起訴処分になったことになります。
ちなみに不起訴処分には証拠がない「嫌疑なし」、証拠が足りない「嫌疑不十分」、犯罪性は十分だが検察庁の裁量で起訴しない「起訴猶予」があるのですが、今回の65人に嫌疑なしはおらず、全員起訴猶予か嫌疑不十分だと判断されています。
起訴猶予となったのは、旧安倍派では簗和生衆院議員、関芳弘衆院議員、宮本周司参院議員の3氏のほか、元衆院議員の菅家一郎、衛藤征士郎の2氏が起訴猶予。
他に自民党の議員秘書ら16人も起訴猶予となったので、実に21人もの議員と秘書が東京地検特捜部の判断でも犯罪成立は認められるのに、検察の「裁量」で不起訴になってしまっています。
せっかく検審が不起訴不当の議決をして得喪が再捜査していた萩生田光一、世耕弘成両衆院議員のそれぞれの秘書2人も再び起訴猶予となっていて、ふざけた話です。
この一斉不起訴の結果、自民党の主要派閥の裏金問題については、安倍派が総額約13億5千万円、二階派が同約3億8千万円、岸田派が同約3千万円を政治資金収支報告書に記載していなかったと東京地検特捜部が認定し、各派閥の会計責任者3人や国会議員4人(元職を含む)、秘書4人の計11人を在宅・略式起訴するに終わっていることになります。
今のところ。
裏金問題に火をつけた上脇博之教授は検察審査会に持ち込む気満々でファイトむき出しの投稿をされていますので期待したいと思いますが、検察審査会も検察庁も結局大きく動くとしたら世論の力によりますので、上脇先生たち任せではなく、私たちが自分の問題として
「自民党の裏金政治許さない」
という意思表示をこれからもし続けないといけないと思います。
裏金事件の刑事告発はまだ終わっていないので2025年も裏金の年になりそうだったのですが、この不起訴に対する検審への審査申立てもするので、25年も間違いなく裏金の年になりますね。 自民裏金議員、5人を起訴猶予 特捜部、65人一斉不起訴 #47NEWS https://t.co/lSJk8WSfaD @47news_officialより
— 上脇博之 (@kamiwaki) December 27, 2024
自民党〝裏金〟事件 刑事告発は続く 民主主義をあきらめない
検証 政治とカネ (岩波新書 新赤版 2021)
自民党のダメダメ政治資金規正法改正独自案。上脇博之教授「なんだこの生ぬるい案は!!!そのうえ政治資金パーティーも企業献金も全面禁止しないんだから、裏金は今後も作り続けるぞということなんですよ!」
そして逆に、安倍派の事務総長だった松野氏や高木氏らは有罪を基礎づける証拠が足りないという嫌疑不十分での不起訴になっているのが実はおかしいんです。
この裏金事件では安倍派事務総長こそが一番罪が重いし、証拠も十分なんです。
だって、うちのブログでは何度も書いてきたのですが、そもそもこの裏金事件は安倍派の差配で政治資金パーティの売上金を安倍派議員にキックバックして彼らの選挙資金などにしたという問題です。
ですから安倍派のその時々の事務総長は、すべての裏金事件について正犯、少なくとも裏金議員と共同正犯なんです。
金額で言ったら安倍派の5年間で13億円という裏金すべてを仕切っていたのは、下村博文・松野博一・西村康稔・高木毅の各事務総長で、彼らは自分個人の裏金金額だけで起訴か否かの判断をされるのはおかしいんですよ。
12月18日の衆院議員の政治倫理審査会では安倍派の柴山昌彦議員が、2014年ごろ、派閥事務局から秘書に
「今後は寄付を収支報告書に計上しないので、同様の対応を取ってほしい」
と要請があり、柴山議員は秘書を通じて
「従来通りの寄付として双方計上し運用できないか」
と掛け合ったのに、安倍派事務局から
「法的に問題ない処理を行っている。柴山氏だけ特別に寄付扱いはできない」
と断られた、と証言しています。
まさに安倍派の裏金問題は安倍派事務局を指揮命令する安倍派事務総長の犯罪だということがわかります。
【#石破茂に騙されるな】石破首相が裏金議員について「相当程度の非公認が生ずることとなる」というのが実はたった6人。石破自民党に自浄作用などない【#自民党は平気で嘘をつく】【#自民党はルール守れ】
個々人の裏金額だけで判断するのがおかしい。
【#確定申告ボイコット】自民党国会議員85人の裏金総額5年間計約5億8000万円を基に計算した「追徴税額」は約1億3500万円(全商連)。庶民は税金に苦しみ自民党議員は非課税【#裏金議員全員やめろ 】
同じく12月25日に行われた参議院政治倫理審査会では、収支報告書に不記載があった旧安倍派の4人の議員が出席して審査が行われましたが、このうち378万円の不記載があった石井正弘氏は、派閥に入会した2015年に行われたパーティーのあと、ノルマ超過分が還付された際に、秘書が派閥事務局から収支報告書に記載しないよう指示されたことを明らかにしています。
これについて石井氏は
「秘書は驚き、『これは受け取れない』と押し問答をしたが、『みんなやっているから』と言われ、断り切れず押し切られた」
と述べているんです。
個別には露骨な政治資金規正法違反であり所得税法違反の脱税でもある裏金作りについて違和感を覚える議員もいたわけですが、とにかく安倍派事務総長たちが押し切って違法行為をし続けたわけです。
このように、東京地検特捜部を象徴とする検察庁全体が自公政権の犯罪には及び腰という実態がある以上、検察庁を追い詰め続けるのと同時に、やはり選挙で自公政権(とその取り巻きの国民民主や維新など)をぶっ倒すしかないと思います。
結局「小物」だけが尻尾きりにあっている。
【#比例は共産党】自民党裏金問題も、その裏金議員が非公認のはずが「#偽装非公認」で「#裏公認料」を受け取っていることも。暴いたのはしんぶん赤旗。これで共産党の議席が伸びないようなら世の中間違っている。
参考記事 村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
『万引きして見つかって逮捕されても品物を返せばオッケー、万引きした品物と同額のカネをどこかに寄付すれば無罪、みたいなことを自民党がやっているのは、民主主義国の風景ではありません。そして、自民党のそのような態度は、日本社会を広く汚染し、そのような行為が日本全体に広がるきっかけになります。
自民党は日本社会と日本の政治の破壊者です。政権につけていては絶対にいけない政党です。しかし、自民党信者がこのような自民党を許し、日本全体を腐らせているのです。』
万引きして見つかっても盗んだ品と同額のカネをどこかに寄付すれば無罪になる、というのと同じことを自民党は権力を笠に着て実行しています。 #自民党に投票するからこうなる #自民党は利権と汚職と税金泥棒
編集後記
自民党総裁選挙で1600万円以上の杉田水脈議員を筆頭に安倍派裏金議員13人から推薦された高市早苗候補。裏金議員にとって「サナエあれば憂いなし」の高市議員の嘘にまみれた極右政治家人生を振り返る。
あの上脇博之教授があのレイシスト杉田水脈議員を裏金作りでついに刑事告発!上脇教授「裏金は杉田氏個人の収入の可能性。検察は捜査を尽くすべき」。会合費はスナックなど飲み屋がずらり(笑)。
東京地検特捜部が一斉に裏金65人を不起訴にした翌日に、自民党は赤い羽根共同募金に8億円を寄付して、それが裏金問題の「けじめ」だというのですが、もはや倫理観がおかしくなってしまっていて、そんなことをしたら称賛されるどころか一般市民の神経をかえって逆なでするってわからないんですよね。
森喜朗元首相から小泉純一郎、安倍晋三と綿々と続く清和会の右翼体質と金権体質が今の日本を根本的にダメにしており、だからこそ萩生田光一・高市早苗・杉田水脈などなどという錚々たる悪政治家が自民党の中でも安倍派から輩出しているわけです。
裏金問題をそのままにさせないというのは、日本の政治を良くする営みそのものです。
そして弁護士としてこれを言うのは申し訳ない気持ちでいっぱいになりますが、それには裁判所や検察庁という司法に期待するよりも、まず選挙で悪い奴らを負かすことなんです。
それが民主主義です。
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自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐって政治資金規正法違反の疑いがあるとして刑事告発されていた旧安倍派の国会議員や当時の会計責任者など合わせて65人について東京地検特捜部は26日、不起訴にしました。
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐっては、東京地検特捜部が旧安倍派、旧二階派、旧岸田派の当時の会計責任者や高額のキックバックを受けていた議員など11人を政治資金規正法違反の罪で立件しました。
立件されなかった議員や会計責任者は議員側の政治団体の収支報告書に虚偽の記載をした疑いがあるなどとして刑事告発されていて、特捜部は26日、旧安倍派の国会議員と元議員16人、会計責任者や秘書44人の合わせて60人を不起訴にしました。
このうち起訴猶予となったのは衆議院議員の簗和生氏、関芳弘氏、参議院議員の宮本周司氏、元衆議院議員の菅家一郎氏、衛藤征士郎氏です。
嫌疑不十分となったのは衆議院議員の松野博一氏、柴山昌彦氏、参議院議員の堀井巌氏、羽生田俊氏、岡田直樹氏、元衆議院議員の中根一幸氏、宗清皇一氏、高木毅氏、和田義明氏、中山泰秀氏です。
石川県知事で元国会議員の馳浩氏も嫌疑不十分となりました。
また、一度、不起訴になったあとことし10月に検察審査会が不起訴は不当だと議決し、特捜部が再捜査していた萩生田光一 衆議院議員の当時の秘書と、世耕弘成 衆議院議員の政治団体の当時の会計責任者も改めて起訴猶予としました。
これとは別に、特捜部は旧石破派の政治資金パーティーの収入を収支報告書に少なく記載した政治資金規正法違反の疑いがあるとして刑事告発されていた石破総理大臣や鴨下一郎元衆議院議員について、嫌疑なしで不起訴にするなど5人を不起訴にしました。
26日不起訴になった議員や元議員、会計責任者などは合わせて65人になります。
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、東京地検特捜部は26日、政治資金規正法違反の疑いで告発された元官房長官の松野博一衆院議員や元国対委員長の高木毅元衆院議員、秘書ら計65人を一斉に不起訴とした。国会議員や元議員は計18人で、うち現職3人と元職2人が犯罪事実を認めつつ裁量で起訴を見送る起訴猶予だった。今後、検察審査会に審査が申し立てられる可能性がある。
旧安倍派の議員や元議員で不起訴となった16人のうち、松野氏や高木氏らが容疑不十分とされた一方、簗和生衆院議員、関芳弘衆院議員、宮本周司参院議員の現職3氏と、元衆院議員の菅家一郎、衛藤征士郎の元職2氏が起訴猶予と判断された。他に秘書や関係政治団体の会計責任者計16人も起訴猶予となった。
簗氏と関氏は今月、国会の政治倫理審査会に出席。簗氏は「派閥が不適切な処理をしているとは思いもよらなかった」、関氏は「(派閥で)法的な処理がなされていると思っていた」とそれぞれ主張した。
また特捜部は、検審の不起訴不当の議決を受け再捜査していた萩生田光一、世耕弘成両衆院議員のそれぞれの秘書2人を再び起訴猶予とした。
旧石破派の政治資金パーティーの収入を少なく記載したとして告発されていた石破茂首相や鴨下一郎元衆院議員は容疑なしだった。
一連の事件で特捜部は、参院議員の大野泰正被告や元衆院議員の池田佳隆被告ら計11人を立件。略式起訴された谷川弥一元衆院議員ら5人のほか、旧安倍派と旧二階派の会計責任者ら2人の有罪が確定している。(共同)
自民党は27日、派閥の裏金問題に対する「けじめ」として、8億円を社会福祉法人に寄付したと発表した。政治資金収支報告書への不記載相当額約7億円に、一定額を上乗せした。
寄付先は「赤い羽根共同募金」で知られる社会福祉法人「中央共同募金会」。税金である政党交付金ではなく、党員から集めた党費など党の一般会計から支出した。関係した議員らに不記載額の返金を求めることも一時検討したが「公職選挙法に触れる」(森山裕幹事長)として見送った。
森山氏は同日、「派閥にとどまらず、党全体の問題であると認識し、道義的立場から『党の政治的けじめ』として寄付した」とのコメントを発表した。寄付先と寄付額については「不記載額や党財政、寄付先の事情等も勘案した上で、公選法などにのっとり、党執行部で相談して決定した」と説明。使途は「同会の判断で全国の福祉に役立てていただければありがたい」としている。
「政治とカネ」を巡っては、政策活動費の全廃などを盛り込んだ政治改革関連法が24日に成立。衆参両院の政治倫理審査会では25日までに裏金問題に関与した旧安倍派議員ら24人の審査が相次いで行われた。石破茂首相は、首相官邸で記者団に「幕引きを急ぐのか」と問われ「別に幕引きを急ごうとしているのではない。けじめがついたかどうかは国民がご判断になることだ」と反論した。【川口峻、園部仁史】
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袴田無罪後の談話といい今回といい、「世論を挑発、逆撫でするのが自分の役目」と思ってそうですね
尤もそうやって忖度してやった清和会が復権する見通しはほぼゼロなので、無能な味方で終わりそうですね
「検察」浄化に必要なこと
少なくとも、検察は、まず、平沼騏一郎が踏み台にした「大逆事件」にまで遡って反省、謝罪し、あらゆる過去の過ちに関する「証拠」を全面公開しなければならないと思います。
「過去」「過ち」…「過」
検察を一文字の漢字にすれば、まさに「過」が最適かと
検察の職権濫用は、日本近現代史の暗部の一つであり、その典型と言えるでしょう
検察上層部って、昔も今も皆「平沼騏一郎」ばかりなんですかね…(呆)
平沼騏一郎は治安維持法の最高刑を死刑にした悪党でもありますが、他方「精密司法を普及させた」といった評価も目につきます
翻って今の検察エリートは内閣人事局を通した政治からの反撃が怖いだけでは、って気がします