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イスラエルと戦闘を続けているレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員らが保有する無線通信機、日本で言う昔のポケベルが2024年9月17日にレバノン各地で一斉に爆発しました。
レバノン保健省などによると、ヒズボラの戦闘員を含む少なくとも12人が死亡し、4000人以上が負傷しました。
翌日の18日には今度は携帯型の無線機が相次いで爆発し、レバノン当局は14人が死亡450人以上が負傷したと発表しました。
【#イスラエル戦争犯罪】イスラエル軍がレバノンの首都ベイルートでヒズボラ幹部を空爆・暗殺。イランの首都テヘランでハマス最高指導者を暗殺。ネタニヤフ首相は自分の権力維持のために戦争拡大しか考えていない。
もし、爆発したポケベルや携帯無線機を所持していたのはヒズボラ関係者だったとしても、周りにいた無辜の市民が巻き添えで亡くなったり怪我をしているわけですから、これはあきらかにイスラエル政府による無差別攻撃です。
このイスラエルの攻撃は、もちろん一般市民と戦闘員を区別して戦闘員だけを攻撃すべきとしているジュネーブ協定などの国際法違反です。
それにしても、このニュースを聞いたとき、SFか近未来戦争映画の話のようで、驚きました。
中東でも飛びぬけたハイテク技術を持つイスラエルならではの悪行、戦争犯罪と言えるでしょう。
イスラエル軍によるシリアにあるイラン大使館への空爆は不問に付し、イランによるイスラエル報復攻撃についてだけイラン革命防衛隊を「テロ組織」に認定したうえで経済制裁を検討しているG7のダブスタが異常すぎる
そんなイスラエルの蛮行は今に始まったことではなく、パレスチナへの入植それ自体が違法で、最近ではガザのみならずヨルダン川西岸でのイスラエル入植者と軍の犯罪が激化しています。
そんな中、国際司法裁判所(ICJ)は国連総会からの諮問に答えて7月に、イスラエルによるパレスチナ占領を国際法違反とし、できるだけ早く終えるよう求める勧告的意見を出しました。
さらに、国連総会(193カ国)は9月18日にイスラエルに対し、パレスチナの占領政策を1年以内に終わらせるよう求める決議を採択しました。
この決議では、イスラエルによるパレスチナ占領終結のほか、イスラエル軍の撤退や占領地での新たな入植活動の停止、入植者の退去なども求めています。
【#パレスチナに自由と平和を 】国際司法裁判所(ICJ)がイスラエル政府に長年の占領は国際法に反しているとして「イスラエルは占領を出来るだけ早く終結しなければならない」とする勧告的意見を言い渡した!
イスラエルのネタニヤフ政権が4日連続でガザの学校を攻撃。国際司法裁判所(ICJ)の軍事行動停止命令やアメリカが提唱して可決された国連安保理の停戦決議を無視するイスラエルに世界は経済制裁をすべきだ。
この決議に法的拘束力はなく、イスラエルが受け入れる可能性は低いわけですが、日仏中露など124か国が賛成しており、国際社会からイスラエルへの圧力がますます強まったことを意味します。
イスラエル軍がガザの市民を4万人以上も殺してしまったガザ侵攻が唯一意味があるとしたら、それはイスラエルによるパレスチナの違法占領を止めさせることができたときだけです。
国際社会はイスラエルと先進国を包囲して、是が非でもイスラエルの半世紀にわたる違法占領を止めさせないといけません。
パレスチナの国連加盟を支持する決議案を国連総会で圧倒的多数で可決。賛成は143か国、反対はイスラエル・米国など9か国のみ。ジェノサイドにひた走るイスラエルと支援するアメリカは徹底糾弾しなければならない
ハマスに人質に取られた6人の市民の殺害に抗議してイスラエル全土で数十万人がデモとストライキ。人質の死に責任があるのはハマス以上に停戦交渉をしないネタニヤフ政権だとイスラエル市民も知っている。
イスラエルvs.ユダヤ人――中東版「アパルトヘイト」とハイテク軍事産業
編集後記
このイスラエルにパレスチナ占領を求める国連総会決議案に対して、米国やイスラエルなど14か国が反対し、英独、インド、など43か国が棄権しましたが、彼ら欧米諸国もこんな態度を続けていればイスラエルとともに国際社会で孤立を深めることでしょう。
そして、ウクライナもこの決議案に棄権しました。
ウクライナ侵略を続けるロシアに対する非難決議が今年は国連総会で提案することもできなかったのは、欧米諸国がロシアを非難しながらイスラエルを支援しているダブルスタンダードがその理由です。
しかし、ウクライナもまた自らが侵略されていることばかり訴え、同じく攻撃を受けているパレスチナよりも侵攻しているイスラエル寄りなのはダブスタと非難されても仕方ありません。
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イスラエルと戦闘を続けているレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員らが保有する無線通信機が17日、レバノン各地で一斉に爆発した。レバノン保健省などによると、ヒズボラの戦闘員を含む少なくとも11人が死亡し、4000人以上が負傷した。このうち400人は重傷という。無線機は日本で「ポケットベル」(ポケベル)と呼ばれていたタイプで、イスラエルによる工作だった可能性がある。
工作が事実であれば、多数の通信機器を一斉に遠隔で爆発させたことになり、極めて異例だ。イスラエル軍報道官は毎日新聞の取材に対し「コメントしない」と述べた。一方、ヒズボラは声明で「イスラエルの犯罪的な攻撃」だと主張し、「報いを受けるだろう」と強調した。
イランメディアは、この爆発でイランの駐レバノン大使が軽傷を負い、病院に運ばれたと報じた。イランはヒズボラを支援しており、イランとイスラエルの緊張がさらに高まる可能性がある。
ロイター通信などによると、一連の爆発は午後3時半(日本時間午後9時半)ごろから、首都ベイルート南部を中心にレバノン各地で発生した。シリアで同様の爆発があったとの情報もある。ソーシャルメディアには、市場や店舗などで小規模の爆発が起き、所有者が倒れる場面を映した複数の動画が投稿された。病院は多くの負傷者が搬送され、混乱を極めたという。
中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、ヒズボラの指導者ナスララ師は数カ月前、イスラエルによるサイバー攻撃などを警戒し、戦闘員に対してスマートフォンの使用を控えるよう求めており、この通信機器が主要な連絡手段となっていた。ナスララ師に被害はなかったと報じられている。
ヒズボラは昨年10月、パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘が始まって以来、イスラエルと断続的に交戦を続けている。
イスラエル首相府は17日、ヒズボラとの戦闘で避難生活が続く北部住民の「安全な帰還」を戦争の目的に加えたと発表し、ヒズボラへの攻勢を強める姿勢を示していた。【エルサレム金子淳、松岡大地】
【エルサレム=田尾茂樹】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師は19日の演説で、ヒズボラの通信機器を狙った一斉爆破攻撃について、「厳しい報復と罰を受けるだろう」と述べ、報復を宣言した。ヒズボラは2日連続で起きた通信機器の爆発をイスラエルが実行したとみなしている。
ナスララ師は「レバノンの抵抗の歴史の中で、かつてない非常に大きな打撃を受けた」と深刻な被害を認めながらも「我々が負けることはない」と主張した。一連の爆破でレバノンでは少なくとも37人が死亡、約3000人が負傷した。
ナスララ師は、パレスチナ自治区ガザでの戦闘が終わるまで、「我々は決して止まらない」とも訴え、イスラエルへの攻撃を継続する考えを改めて強調した。
一方、イスラエル軍はナスララ師の演説の最中などにも、レバノン南部を激しく攻撃した。19日の軍の発表によると、約150のロケット弾発射機を備えるなどした約30か所のヒズボラ拠点などを空爆した。ヨアブ・ガラント国防相は19日、イスラエル北部での作戦に触れ、「ヒズボラはさらなる代償を払うことになる」と述べた。
レバノンでイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員らが使うポケットベルが爆発した事件は、ヒズボラと敵対するイスラエルの関与が指摘されている。だが一般市民にも負傷者が出ていることなどから、イスラエルの「戦略ミス」を指摘する声も出始めている。
英BBC放送の安全保障担当記者、フランク・ガードナー氏は18日、「これはイスラエルのオウンゴールか」と自社サイトで記した。敵に打撃を与えるには、大規模な戦闘の「直前」または「最中」に通信網を破壊することが効果的だったにもかかわらず、本格的な軍事衝突の兆候がない現段階で攻撃に踏み切ったのは、「奇襲」としては早すぎたと分析。民間人も負傷しているため、「国際法違反との非難が高まる」との見方を示した。
中東情勢に詳しい英キングス・カレッジ・ロンドンのアンドレアス・クリーグ上級講師は中東メディアに対し、今回の攻撃は「民間人と戦闘員の区別」を定めたジュネーブ条約に違反すると指摘。「国際社会がこの攻撃を非難しなければ、同じ攻撃が繰り返される」と懸念を示した。【ロンドン篠田航一】
【ニューヨーク=金子靖志】国連総会は18日の緊急特別会合で、イスラエルに対して1年以内にパレスチナへの「不法な占領」を終わらせるよう求める決議案を採択した。可決に必要な3分の2以上にあたる日仏中露など124か国が賛成した。
決議では、占領終結のほか、イスラエル軍の撤退や占領地での新たな入植活動の停止、入植者の退去なども求めた。米国やイスラエルなど14か国が反対し、英独、インド、ウクライナなど43か国が棄権した。
イスラエルは1967年の第3次中東戦争以降、パレスチナ自治区があるヨルダン川西岸や東エルサレムなどで占領を続けている。国際司法裁判所(ICJ)が7月にイスラエルの占領政策を「国際法違反」とする勧告的意見を出したことを受け、パレスチナが特別会合の開催を要請し、決議案を提出した。
総会決議を受け、イスラエルが占領終結に応じる可能性はない。パレスチナには、多くの国から占領反対の支持を得ることでイスラエルに圧力をかける狙いがある。
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ナチスのホロコーストを生き延びて人の業の深さを最も知っている国家のやる事がこれとは。人間に対しての絶望感しか抱けません。
007やイーサンハントが止めるべき白色テロですな。どうにかならないものでしょうか。
>万が一被害者側の誰かが民間商用飛行機に乗ってたら墜落事故を起こしてたかもしれないですよね。
商用飛行機爆破…かつてありましたね
それと同じようなことが起こる可能性もあったわけですよね。
そして、これからも…
大勢の人が集まる市場でも爆破事件が起こっていますよね。
旧ユーゴ・ボスニア内戦時の、サライェヴォ市場を武装勢力が砲撃した戦争犯罪と同じですし、
さらに標的が無差別・無関知なのは、「連合国」による無差別絨毯爆撃&機銃掃射等の極悪犯罪と同等かと
しかもネタニヤフは裁かれないことがわかっていてやっている…悪魔より邪悪!
この事件だけでなく、これまでのネタニヤフ・イスラエルの蛮行は、あらゆる側の戦争犯罪者の裁判を受けさせるためにも、最大限に強調しなければいけないことだと思います。
>ブログ主さん
すみません…また熱くなってしましました…(^^;)
先日のテロで痛手を負ったヒズボラがどこまで応戦するかわからないが、地上戦によってさらに長期化し、イスラエル側の損耗が拡大すれば、イスラエルの世論がどう変化するだろうか。
だが、そんな事態になる前に一刻も早く双方が停戦に応じるべきだ。しかし、ガラント国防相は「イスラエル国民は冷静さを示さなければならない日々だ」などと発言。頭を冷やすべきはイスラエル閣僚全員、戦闘を支持するイスラエル国民だ。
Israel mounts airstrikes on Hezbollah in Lebanon, tells citizens to evacuate
(Reuters 2024/9/23)