『「橋下徹氏を重用するのは日枝さんの影響」「自分の脅威になる優秀な人は偉くさせない」フジテレビを壊した根深い「日枝支配」』(週刊新潮)。橋下弁護士による自己保身目的のフジテレビ擁護コメントに騙されるな
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中居正広がフジテレビの女性アナウンサーに密室で性加害をしたのではないかという疑惑事件。
これについて、週刊文春電子版は2025年1月28日までに、
「本記事(12月26日発売号掲載)では事件当日の会食について『X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた』としていましたが、その後の取材により『X子さんは中居に誘われた』『A氏がセッティングしている会の“延長”として認識していた』ということがわかりました。
お詫びして訂正いたします。
また、続報の#2記事(1月8日発売号掲載)以降はその後の取材成果を踏まえた内容を報じています」
という謝罪と訂正をしたことが話題になっています。
【#フジテレビに騙されるな】中居正広性加害疑惑関与について物言う大株主から突き上げられて、フジテレビが「外部の弁護士を入れて調査済み」と言い出したが、求められている第三者委員会とは似て非なるもの!
そして、この訂正は橋下徹氏の指摘によるもので、1月27日の橋下徹氏が文春にした寄稿の中で、女性に連絡した側がフジ社員ではなく「中居さん」だったことが判明したのに明確に訂正せず、同誌が同問題の第二報以降の記事で
「前提が変わっていました」
「しれっと誤りを上書きしていたのです」
「読者に対して不誠実」
と橋下氏が批判したのに対して、週刊文春の竹田編集長は
「(中居氏のトラブルの第二報を掲載した)1月8日発売号が校了する6日までに間違いを認識していた」
と説明し、週刊文春は、第一報で女性を誘ったのはフジテレビの編成幹部としていたが、続報以降では中居さんだったとして記事を作成しているということです。
これについて、リベラルな識者の多くは大したことない訂正だとして事を小さく収めようとする傾向がありますが、ことフジテレビの関与の問題性について追及するなら橋下氏の言う通り、話が変わっていることは明らかです。
なぜなら、第1報では週刊文春が
『X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた』
と報じていたのに、実際には
『X子さんは中居に誘われた』
のであって、ただ被害者のⅩ子さんが
『A氏がセッティングしている会の“延長”として認識していた』
というだけなら、フジテレビが最初に弁明した実際の事件があった会食についてフジテレビはセッティングしていないし、会食があったことも知らなかったし、幹部がセッティングして自分も行くということになっていたのに行かなかったのではない、という説明も全部本当の可能性が出てくるからです。
フジテレビの責任を追及する人々が、被害者の方が主観的に
『A氏がセッティングしている会の“延長”として認識していた』
という話を重んじて、A氏も出席した中居正広邸でのバーベキューパーティに出席していたヒロミがテレビで長時間弁明したり、笑福亭鶴瓶がなぜかスシローのHPから外されたりというハレーションまで起きていますが、ここまで行くと明らかに過剰反応でしょう。
週刊文春は文春砲といわれるような影響力を持ち、しんぶん赤旗と並ぶくらい政治家の不祥事も暴いて社会的貢献もしているのですから、まず第1報の段階でもっと慎重になるべきでしたし、第2報以降で
「しれっと誤りを上書き」
するのではなく、橋下氏に指摘される前にきちんと謝罪と訂正をするべきだったことは間違いありません。
しかし、昨年落選して日本維新の会から離れた元政調会長の音喜多駿氏が「世紀の大誤報」とはやし立てたほどの違いかというと、そうではない可能性は高いでしょう。
まず、中居正広が被害女性を単独で密室での会食に誘い、そこで性加害事件が起きたのだとしたら、今回の事件での中居正広の悪質性についてはむしろますます高まったと言えます。
では、フジテレビが免罪されるかというと、この会食のセッティング自体にはフジテレビ関係者が関わっていないとしても、フジテレビの社員が自分の上司が中居正広と女性を結び付ける延長線上で会食に赴き性被害に遭った、と上司や先輩に相談しているのに、フジテレビがこの情報を握りつぶしていたことはやはり人権保障上の大問題なのです。
フジテレビ役員による10時間以上にわたる記者会見でフジテレビが認めたように、この事件発生直後にフジテレビはこの事件について把握していたのに自社のコンプライアンス室にも内緒で、ごく一握りの上層部でこの情報を秘匿していました。
それ自体が、中居正広による被害女性への行為の違法性の重大さや深刻さを如実に示すものです。
そして、昨年末に女性セブンと週刊文春がこの事件について報道するまでフジテレビはこの事件をなかったことにしていて、フジテレビの一連の対応の拙劣さが被害女性をさらに傷つけていたわけですから、各週刊誌の報道には意味がありましたし、フジテレビのコーポレートガバナンスやコンプライアンスが最低であったことは否定できない事実です。
そして、週刊文春の「しれっと訂正」を指摘した橋下氏がお手柄だと褒められるべきかというとそれも違います。
この点、文春の間違いを指摘した橋下氏は、別の弁護士コメンテーターが関テレの番組で
「業務の延長だったから女性は会社に報告したのでは?」
とコメントしたという記事に対して、
「この弁護士の事実認定力はかなり危ない。巨大組織の実情を知らないままの憶測のレベル。
会社に相談すれば業務性の疑いあり、というのは経験則に反するだろう。」
と八つ当たりするのですが、被害者は自分の私的な事件なら会社に相談しないのが普通なわけで、会社の社員が会社の上司や先輩に相談したということは業務性ありと推定する方が経験則にかないます。
以下見るように、橋下氏の理屈はフジテレビびいきの無茶ばかりで、とにかく自分が出演しているフジテレビをどうにか擁護したいという気持ちが出すぎです。
河西邦剛弁護士「業務の延長だったから女性は会社に報告したのでは?」 フジの不可解すぎる社員Aの説明 https://t.co/A8way6wuIb
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) January 28, 2025
➞ この弁護士の事実認定力はかなり危ない。巨大組織の実情を知らないままの憶測のレベル。
会社に相談すれば業務性の疑いあり、というのは経験則に反するだろう。
もともと、図らずも1月29日のデイリー新潮に
『「橋下徹氏を重用するのは日枝さんの影響」「自分の脅威になる優秀な人は偉くさせない」 フジテレビを壊した根深い「日枝支配」』
という記事を出され、
『社内人事だけではなく、番組のキャスティングにも日枝氏の意向が働いており、
「フジが橋下徹・元大阪府知事を重用するのは、日枝さんの影響です。日枝さんは石原慎太郎元東京都知事と親しかったのですが、その石原さんから橋下さんについて“みどころがあるからよろしく”と言われた。そうしたことがあったので橋下さんを使い続けているのです」(日枝氏を取材したことがあるジャーナリスト)
橋下氏は27日のフジテレビ情報番組「めざまし8」における「僕は(日枝氏は会見に)出ちゃいけないと思います」との発言が波紋を呼んでいた。』
と指摘されているように、フジッコの橋下徹氏によるフジテレビ弁護はそれは見苦しいものでした。
橋下氏は自分がレギュラー出演しているフジテレビの「めざまし8」で
「日枝さんは(フジテレビの)象徴と言われていますが、例として適切ではないと思いますが、日本の政治で何か問題があったときに天皇陛下、国会で説明責任果たしますか。ここで日枝さんが出てきてしまうと、権限を付与してしまうことになりませんか」
と言ったそうだが、憲法上政治的権能の行使が禁止されている天皇を持ち出して自説をゴリ押しするこの法匪ぶりは論外(「法匪」=法律のうわべを絶対視して人に害を及ぼす、まさに賊徒(=匪)と評するべき役人や法律家。)
日刊スポーツ 『フジ日枝久氏の出欠巡り「めざまし8」谷原章介も私見 橋下徹氏「代表権ない…出ちゃいけない」』
自他ともに認めるフジテレビの権力者である日枝久相談役取締役が記者会見に出るべきではないという橋下氏の理屈は、
というものです。
あのね、フジテレビの代表権を持っている人が同社の経営をしたり、対外的な法律行為をするのは当たり前ですよ。
しかし、記者会見に出たからと言って「社を代表して発言」することにはならないんですよ。
だいたい、ある会社の記者会見に代表権がなくても事情が分かる人間が出席して説明することはごまんとあることです。
実際に、代表権のない遠藤龍之介氏も出席して詳しい説明をしていたではないですか。
橋下氏の論理性がまるでないゴリ押し発言はまさに日枝っ子でもあったのだなという新潮の報道を裏付けるものです。
その他、このフジテレビ事件については橋下氏は弁護士としてあるまじき発言を連発していて、まず実際に港浩一社長による記者会見が行われるまで、日弁連のガイドラインに従った第三者委員会を設けるべきだと一言も言わないんです。
そして、港氏が第三者委員会は作らないと言ってしまったのが社会から猛批判を受けたのを見て、初めて日弁連のガイドラインに触れてコメントするのですが、なんと2回目の記者会見の最中に、日弁連のガイドラインでは
「今回の会見では中居氏と女性のトラブルに関して事実認定はやってはいけないんだよ。」
とポストしたんです。
それじゃあ、記者たちが何も質問できないじゃないですか。
それに記者会見でこれまでわかったことを記者たちに話すことは事実認定ではありません。
【フジテレビ会見】
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) January 27, 2025
日弁連のガイドラインに基づけ!とあれだけ言っていたじゃないか。
日弁連のガイドラインには明記されている。
「事実認定の権限は第三者委員会のみに属する」
今回の会見では中居氏と女性のトラブルに関して事実認定はやってはいけないんだよ。
さらに橋下氏は、だから日弁連のガイドラインが間違っているんだから、
「日弁連のガイドラインに従え!というのがおかしいんだ。」
とまで言い切るんです。
フジテレビの意向に沿わない調査もできて、その結果の発表もフジテレビが嫌と言っても公開できるというような日弁連のガイドラインに沿った第三者委員会ができたら、自分の影響力の大半を担っているフジテレビが大ダメージを受けるのを恐れているのでしょう。
まさか自分の不祥事が表に出ることを恐れているのではないのでしょうが。
"フジ・伊藤利尋アナ、第三者委員会の報告結果待たずに「フジテレビは今後も様々な説明をしていく必要がある」…「めざましテレビ」" - スポーツ報知
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) January 28, 2025
➡︎その通りなんだけど日弁連のガイドラインはそれを禁じている。
日弁連のガイドラインに従え!というのがおかしいんだ。 https://t.co/U2zzQsPdOv
中居正広性加害疑惑事件について、この期に及んでも港社長が閉鎖的な記者会見しかせず、まだ正式な第三者委員会も立ち上げないフジテレビ。旧ジャニーズと同じで経営陣の一掃と会社組織の抜本的改変が必要不可欠だ。
さらに、橋下氏はフジテレビへのCM出稿を見合わせているスポンサー企業に対して
「ここは皆いったん冷静になって、スポンサー企業は平時に戻りフジテレビへのCM出稿を戻すべき。
その上でフジテレビは第三者調査で徹底検証の上、コンプラ体制を再整備。」
というのですが、スポンサーにフジテレビへのCMを再開しろなどと言う権利がフジテレビはもちろん、フジテレビの出演者にもあるわけがありません。
まさに橋下氏のフジッ子ぶりも極まれりで、贔屓の引き倒しが強すぎる話です。
そもそも最低限でも第三者委員会の調査結果が出てフジテレビがコンプライアンス体制を整備した後で、スポンサー様にはCMをお願いしますというならまだしも、先にCMを再開しろだなんて自分の番組がつぶれることを心配しているのかと言われても仕方ありません。
ここは皆いったん冷静になって、スポンサー企業は平時に戻りフジテレビへのCM出稿を戻すべき。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) January 29, 2025
その上でフジテレビは第三者調査で徹底検証の上、コンプラ体制を再整備。
加えて文春だけでなく第一報の週刊誌も徹底検証が必要。…
そもそも、橋下氏がテレビコメンテーターとして失格なのは、これまでも自分の利害に関係する問題になると、その発言に「角度」をつけすぎること。
自分が創立した日本維新の会びいきはこれは当然ひどいもので、自分が言い出しっぺの大阪万博について各パビリオンの建設が遅れていると聞けば開催当日にまだ建設途中でもいいと言い出すし、赤字になったら大阪府市の税金で賄えばいいというし。
大阪カジノにゴーサインを出してくれるなどさまざまに庇護を受けてきた安倍晋三元首相が統一教会問題で射殺された後は、もっぱら統一教会を擁護し続けるし。
自分をひいきにしてくれた安倍政権と菅義偉政権と大阪維新の吉村洋文府知事が新型コロナ対策に失敗し続けると、コロナ軽視の発言を連発するし。
その安倍首相が27回も会談して仲良くしていたプーチン大統領がウクライナに侵略すると親露派発言を連発するし。
ある程度は公平性が求められるのが公共電波を使ったテレビ番組のコメンテーターだと思うのですが、橋下徹という人ほど利益誘導が過ぎるというか、こじつけと屁理屈で自分と親しい勢力を擁護するテレビ出演者はいないわけです。
本当に思いますよ、#橋下徹をテレビに出すな、と。
玉川徹氏「もうカオス。見るのをやめた」フジテレビの「更問い」なし10時間超会見運営に疑問(日刊スポーツ)https://t.co/WjVs5e8gMm
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) January 28, 2025
➡ このような無責任なコメントを地上波が垂れ流すから、地上波の信用性がどんどんなくなる。
更問形式をやるなら参加者人数を絞ることが必要不可欠。
それで大阪万博を批判するコメンテーターにはまた難癖付けてるし。こんな偏った弁護士もコメンテーターもほかにいないでしょう。
日本維新の会創設者の橋下徹氏が衆院総選挙の公示日から投開票の前日まで、政治的中立性の問題からフジのレギュラー番組出演自粛。だが放送内容の政治的公平性は常に求められる以上、#橋下徹をテレビに出すな
参考記事 kojitakenの日記さんより
フジテレビ労組がストライキ断行か ドン・日枝久相談役の〝会見出席〟求めた意見書スルーで怒り充満 (東スポWEB)
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
性加害者中居正広氏に寄り添うのではなく、被害者女性に寄り添うために。 #MeToo #WeToo #NoMeansNo #YesMeansYes
中居正広・フジテレビ性加害疑惑問題。やり直し記者会見でフジテレビはまた真相隠ぺいの「発言事前検閲」を画策しています。
橋下維新の会とハシズムカテゴリからほんのさわりだけ。
橋下氏自身が直接かかわった大阪万博問題では屁理屈が一段と凄い。
大阪万博招致の言い出しっぺの橋下徹氏が建築と準備の大幅な遅れに「2つぐらいのパビリオンでもいいじゃないですか。閉幕日2日前ぐらいにニョキニョキニョキっと出てくるとか。もっとおおらかに」と言い出すw
維新の会創設者で「大阪万博の言い出しっぺ」こと橋下徹氏が万博で赤字が出たら大阪府市で負担したらいいと言い出し、吉村府知事も一つの考えと同意。ネット上では「ほんま無責任すぎてあり得ないでしょ」と猛批判!
【#万博失敗】大阪維新の会代表の吉村洋文大阪府知事と維新創設者の橋下徹氏が失笑物の悪あがき。「賃金アップの具体策が巨大万博リング」w。問題は経済無策の維新による市民の身を切る改革=血税の無駄遣いだ。
日本維新の会の創設者で大阪・関西万博の言い出しっぺ、橋下徹氏が「万博リング。京都清水寺の舞台と同じ懸造り。釘を一切使わないあの工法」と言い張る350億円の万博木造リングが金属のボルトだらけだった件w
統一教会への解散命令請求にさえ反対。
アベ友で統一教会擁護の橋下徹氏が「団体を解散させるというのは、超例外的に、慎重にやるべきだと思います」と言い出す(呆)。解散命令で奪われるのは法人格だけで、宗教団体が解散させられるわけではないw
アベ友の橋下徹氏が「山上被告の行動によって国が動いたことが大きな問題」と言い出す。逆に自民党が統一教会と癒着していたために山上被告人の安倍氏殺害まで統一教会の悪事が放置されていたことこそが問題でしょ!
大阪市職員に違憲・違法な思想調査アンケートをした橋下徹氏が、「あなたの信じてる宗教はなんですかって聞くのは思想良心の自由違反になるんです」と、統一教会と自民党の手を切らせないためのご都合主義。
同じくアベトモでフジッコの三浦瑠麗氏と結託してのコロナ軽視もひどかった。
コロナ軽視派の橋下徹氏が「インフルエンザで医療ひっ迫なんてことはない」「全医療機関でコロナに対応すべき」(呆)。三浦瑠麗氏が「日本だけやはり医療の側の努力が足りないっていうのは明らか」(阿呆)。
西側諸国、国連や赤十字組織を使って大規模避難支援をするのも政治オプションです。ロシアはウクライナの占領が目的ではないと言っている。大規模避難を否定はできないでしょう。とにかくあらゆるオプションを考えるのが政治。4000万人の避難は無理だと諦めてはいけない。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) March 3, 2022
「ロシアはウクライナの占領が目的ではないと言っている。」って、ロシアが占領したウクライナ4州を強制併合したあと、橋下氏は文春のように謝罪したのか。
国際法違反で戦争犯罪にもなりかねないロシア軍の原発攻撃に沈黙する橋下徹氏。ウクライナ人に「旧ソ連から時代は変わった」「中国がロシアに働きかける可能性もある」からロシアと妥協しろと言い募る(呆)。
「プーチンは天才」と言ったトランプ前米大統領が大好きな橋下徹氏が「こんな時、トランプのおっさんならどうするだろう」。そして「プーチンが間違っているから侵攻したとは思いません」「NATOが最悪」
橋下徹氏が今度はロシアの協力のもと、4400万人の人口のウクライナから4000万人を国外退避させろと言い出した!その根拠は「プーチンが民間人攻撃を否定しているから可能」。もう何千人も死んでるのに!
編集後記
ちなみに10時間半に及んだ会見では、中居氏が当該女性と面識を得たきっかけはA氏ではないと港社長が答えている。であれば、週刊文春はそれらの事実を把握しているはずで、記事は中居氏のトラブル内容とその後の起用継続の是非にフォーカスすべきだった。また、9000万という示談金額を女性本人が他誌で…
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) January 29, 2025
フジッコ3兄妹のうち、橋下氏と三浦氏がフジテレビ擁護の論陣を大展開しているのに対して、末っ子の古市憲寿氏はフジテレビの番組で「日枝辞めろ」と連呼。
弟がまともなのか空気を読まなさすぎなのか日枝後を見据えている悪党なのかわかりませんが、弁護士として日枝氏は記者会見に出ちゃいけないといかにも法律論みたいに大嘘を吐く橋下氏がMr.フジッコで日枝氏の秘蔵っ子なのは間違いないのでしょう。
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
編集部によると、フジ問題をテーマにした橋下氏のインタビュー記事を電子版に27日に掲載。橋下氏は同誌が同問題の第二報以降の記事で、女性に連絡した側がフジ社員ではなく、中居さんだったことが判明し、「前提が変わっていました」と指摘。「しれっと誤りを上書きしていたのです」とし、「読者に対して不誠実」と批判していた。
竹田編集長は「(中居氏のトラブルの第二報を掲載した)1月8日発売号が校了する6日までに間違いを認識していた」と回答した。週刊文春は、第一報で女性を誘ったのはフジテレビの編成幹部としていたが、続報以降では中居さんだったとして記事を作成している。
橋下氏は中居さんのトラブルに関する週刊文春への寄稿で、第一報と続報の変化を指摘し、「誤りがあれば、きちんと訂正する」よう求めた。橋下氏の寄稿を受け、28日午前中に電子版への訂正文掲載を決めたという。
竹田編集長は「第二報以降を読んでいる方には分かってもらえているが、第一報だけを読んだ人は勘違いしてしまうということで訂正を追記した」と話した。紙媒体の誌面にも、「何らかの形での掲載することになる」(竹田編集長)とした。
週刊文春は28日にニュースサイト「文春オンライン」でも謝罪したが、フジテレビに対しては「編成幹部がトラブルに関与した事実は変わらないと考えている」とコメント。竹田編集長は「社としてはコメントがすべて」として、フジテレビや中居さんに対する個別の説明や、報道機関の問い合わせに広く対応する記者会見の開催などは「考えていない」とした。(高木克聡)
橋下徹氏 フジ会見、日枝氏は「出ちゃいけない」 代表権なしでの発言は「やったら越権行為なんです」
2025年1月27日(月)10時42分 スポーツニッポン
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が27日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。中居正広氏(52)の女性トラブルで社員の関与が報じられている同局が同日にあらためて開く記者会見について言及した。
同局は一連の問題を受け、17日に港浩一社長が出席して会見を開いたが、メディアを限定したり動画撮影を禁じたりと、多くの制限を設けた。これにスポンサー企業などから批判の声が殺到。CM出稿の差し止めなどが相次いでいる。批判を受けて同局は、27日午後4時から、ネット媒体などからの参加も募る、オープンな形であらためて会見を開くことを明らかにしている。
会見には嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、港社長のほか、親会社のフジ・メディア・ホールディングス金光修会長も出席予定。しかし、社長、会長を歴任し、同局の役員を40年以上務める日枝久取締役相談役は、同局労働組合の要請にも出席者の中には名を連ねていない。
橋下氏は、日枝取締役相談役について「僕は(会見に)出ちゃいけないと思います」と自身の考えを述べ、その理由について「というのは、フジテレビやメディア・ホールディングスの代表権を持っているのは、金光さんとか、港さん、嘉納さんも会長ですけど代表権を持っているんですよ。遠藤さんは代表権を持ってなくて副会長なんですけども。会社を代表する権限は代表取締役ですよね。ですから日枝さんは代表権を持ってないのに勝手に社を代表して発言しちゃいけないんですよ。やったら越権行為なんです。ですから代表権を持ってる人がきちんと会見で対応する」と説明した。
そして、「もし取締役がみんな出るからといったら、みんな代表権を持っているメンバーであって、日枝さんが出るんだったら全取締役10数人いるんですけれども全員出ないといけないし、フジサンケイグループというのは、フジテレビに対しての指揮命令権ありません」と指摘した。
さらに「権限を持ってない人が出てきてしまうと、その人に権限を付与してしまうような形になってしまうじゃないですか。これどうですか、代表以外の人が出てくるのは」と持論を述べた。
この意見に、企業不正に関する多くの調査報告に関与し日本ガバナンス研究学会理事でもある東京霞ケ関法律事務所の遠藤元一弁護士は「大事なのは、権限を実際に持っているかどうかという問題ではなくて、世間がフジサンケイグループに対して持っているイメージ。たぶん日枝さんが何らかの形で人事権に関与しているのではないかということが疑われる場合には、その疑いを晴らして、むしろ今後きちっと再生するんだとガバナンスを明確にしていくという観点から、私は日枝さんは出なければいけないはずだと思います」と述べた。
これに対し、橋下氏は「でも代表権持ってる人が“いやそういうものはないですよ”と、“人事権ないですよ”と言ってしまえばそれまでの話じゃないですか」と反論。遠藤弁護士の「その発言が、世間がどう思うか、社員がどう思うか、ステークホルダーの1番重要な1つである社員が“そんなことないだろう”と思った会見になります」に、橋下氏は「僕はそういう今のSNSの時代の陰謀論というものについては、やはり慎重にならないといけないところがあって、疑いとか陰謀ということだけで物事を進めるのはよくないと思うし、だからまず会見で代表者の方をしっかり記者が詰めて、日枝さんに何らかの権限があるということがはっきりすれば、次に進めばいいと思うんですけれども」と自身の考えを述べた。
谷原の「そこでたぶん権限があるかどうかわからない状態で、ご本人ではなく違う代表権がある方が“日枝さんには代表権がない”と言っても説得力がないんじゃないのかなと思うんですよね」にも、橋下氏は「でも法的にない以上はしようがないと思うんですけどね」と納得がいかない様子だった。
「橋下徹氏を重用するのは日枝さんの影響」「自分の脅威になる優秀な人は偉くさせない」 フジテレビを壊した根深い「日枝支配」
(前略)
社長人事も日枝氏の一声で
「会社の雰囲気が本格的におかしくなったのは日枝さんが社長の座を退いた01年ごろからです。社長人事を含めた全てが日枝さんの一声で決まるので、社長になるには日枝さんに気に入られるしかない、として皆いかにゴマをするかに腐心するようになった。逆に、日枝さんの覚えさえめでたければ大丈夫だよね、という雰囲気になっていきました」(前出のフジ元社員)
お気に入りが登用されるだけではなく、
「いずれ自分の脅威になるような優秀な人を偉くせずに外に出してしまうのも日枝さんのやり方。さかのぼると、『オレたちひょうきん族』や『笑っていいとも!』を手がけた横澤彪(たけし)さんは社長どころか役員にもなれなかった」
とは、フジ元役員。
「あと、日枝さんは気に入らないとすぐに切ってしまう。13年に社長になったお気に入りの亀山千広さんは4年、その後の宮内正喜さんは2年、遠藤龍之介さんは2年、金光修さんは1年、そして港浩一さんが3年。普通は4~5年はやらせるものですが、力のある者を社長にさせず、社長にした人間も将棋の駒のように入れ替えるのです」
隅々まで張り巡らされた「日枝支配」
社内人事だけではなく、番組のキャスティングにも日枝氏の意向が働いており、
「フジが橋下徹・元大阪府知事を重用するのは、日枝さんの影響です。日枝さんは石原慎太郎元東京都知事と親しかったのですが、その石原さんから橋下さんについて“みどころがあるからよろしく”と言われた。そうしたことがあったので橋下さんを使い続けているのです」(日枝氏を取材したことがあるジャーナリスト)
橋下氏は27日のフジテレビ情報番組「めざまし8」における「僕は(日枝氏は会見に)出ちゃいけないと思います」との発言が波紋を呼んでいた。
隅々まで張り巡らされた「日枝支配」の影響か、11年以降、フジの視聴率や業績は凋落の一途をたどる。
「フジはある時期から企画力をないがしろにしてキャスティングに力を入れる方針を取りました。すると、台本にキャストありきの修正が入るようになり、作家や制作会社が離れていき、テレビとしての企画力が下がる。そうなるとますますキャスティングで数字を取ろうとするスパイラルにハマっていったのではないか。それが今回のタレントに対する過剰なまでの接待につながったのだと思います」(フジ・メディアHD傘下企業の元役員)
1月30日発売の「週刊新潮」では、フジテレビの人事などを陰で差配してきた「日枝支配」の全容を報じている。
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。