最終盤の“2000万問題”で「期日前の票返せ!」…政策も言えず悔しい選挙戦に

一回、4月に岸田前総裁はじめ茂木幹事長や小渕優子さんやたくさんの方が苦労して処分を決めたわけですよね。非公認よりも厳しい処分を受けた人もいらした。それが解散日にまた「非公認です」とか「重複立候補を認めません」とか、新しい処分と一緒ですよね。それが繰り返しニュースでも報道されますよね。だから、あえて自民党が政治資金問題を選挙の争点にしちゃった。

私は全国遊説してたけど、政策を言えない候補が多かったのは本当に悔しかった。無派閥や新人さんで一切不記載問題に関わってない方も、延々お詫びの演説をされてるんで。「いや、自分が議席を得たらこれをやりたいっていう政策を言いなよ」って言っても、まずお詫びから始まる、という惨状でしたね。

高市早苗 前経済安保大臣:
あれはびっくりしましたね。九州回ってる最中だったので…あのニュースを見て「終わった」と思いました。ついこの間、落選中の方と大阪でお好み焼きを食べてて。彼が辛かったのは…ニュースが流れる前は10人のうち8人ぐらいが「頑張れよ」って言ってくれて。あれが出たとたん、ビラも取ってもらえない。それから「お前に期日前で投票しちゃった」「票返せ」って言われたときに候補者として心が壊れたって言ってました。あれも意味がわからないですね。だってお金出すんだったら最初から堂々と公認すればいいし、公認できない方だったら出す必要ないし。