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吉野山隆英氏 東京大空襲絵画「報われぬ犠牲」
一般には今日8月15日を終戦記念日と言いますが、本当は敗戦記念日というべきだと思っています。
72回目の終戦の日を迎えた今日2017年8月15日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館で開かれましたが、安倍首相は一応不戦の決意を表明する一方、アジア諸国への加害と反省に5年連続で言及しませんでした。
安倍首相は式辞で、
「私たちが享受している平和と繁栄は、かけがえのない命を捧げられた皆様の尊い犠牲の上に築かれた」
「戦争の惨禍を二度と繰り返してはならない」
と述べ、不戦を誓いました。
しかし、同式典での歴代総理の式辞は、1993年の細川護熙首相以降、歴代首相がアジア諸国への「深い反省」や「哀悼の意」などを表明し、加害責任に触れてきたのですが、安倍首相は今回も5年連続で言及を避けました。
これは天皇が「深い反省」という言葉を3年連続で使ったことと対照的でした。
安倍首相のみならず、国は、東京大空襲訴訟など自国民が起こした戦後補償訴訟で、自らの自国民に対する戦争責任を一度たりとも認めたことはありません。
もちろん、中国・朝鮮半島など日本が侵略・植民地支配をした他国民から責任を追及された裁判でも、全く責任を認めようとしていないのです。
過去の過ちを真摯に反省し、謝罪し、償いをしていれば、どんな犯罪者でもその人が更生し、立ち直ることができるのではないかと期待できるものです。
しかし、日本政府のように、自らのやったことの事実さえなかなか認めず、もちろん反省、謝罪、贖罪をすることがほとんどないというのでは、二度と戦争をしないという不戦の誓いも全く説得力がなく、信用できるものではありません。
もし、内外の諸国民に戦争被害を必ず補償するという立場に立てば、次に戦争を起こしたときの補償・賠償額は莫大なものになるので、戦争を起こさないストッパーになるのです。
実に、幾多の戦後補償裁判は次の戦争を起こさないために提起されてきたのです。
次の戦争の加害者にも被害者にもならないために、先の大戦の戦争責任を国として認め、償いができるような政府を作っていかなければならないと思います。
先の大戦で亡くなられた日本の数百万人の方々のみならず、日本国が殺してしまった数千万人の方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
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安倍首相の式辞全文
天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、全国戦没者追悼式を、ここに挙行致します。
先の大戦において、三百万余の方々が、祖国を想(おも)い、家族の行く末を案じながら、苛烈(かれつ)を極めた戦場に斃(たお)れ、戦禍に遭われ、あるいは戦後、遠い異郷の地で命を落とされました。いま、その御霊(みたま)の御前にあって、御霊安かれと、心より、お祈り申し上げます。
いま、私たちが享受している平和と繁栄は、かけがえのない命を捧げられた皆様の尊い犠牲の上に築かれたものであります。私たちは、そのことを、ひとときも忘れることはありません。改めて、衷心より、敬意と感謝の念を捧げます。
戦争の惨禍を、二度と、繰り返してはならない。
戦後、我が国は、一貫して、戦争を憎み、平和を重んずる国として、ただひたすらに、歩んでまいりました。そして、世界の平和と繁栄に力を尽くしてきました。私たちは、歴史と謙虚に向き合いながら、どのような時代であっても、この不動の方針を貫いてまいります。
未(いま)だ、争いが絶えることのない世界にあって、我が国は、争いの温床ともなる貧困の問題をはじめ、様々な課題に、真摯(しんし)に取り組むことにより、世界の平和と繁栄に貢献してまいります。そして、今を生きる世代、明日を生きる世代のため、希望に満ちた明るい未来を切り拓(ひら)いていく。そのことに、全力を尽くしてまいります。
終わりに、いま一度、戦没者の御霊に平安を、ご遺族の皆様には、ご多幸を、心よりお祈りし、式辞といたします。
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やれハルノートだABCD包囲陣だと列挙して「自衛のための大東亜戦争だった」と言い立てる輩は多いけど、逆切れして国際連盟は脱退するわヒトラーやムッソリーニなんぞと手は組むわ(その結果アメリカとの対立が決定的になった)、自分で自分の首を絞めまくった、そのツケが来ただけじゃないか。挙句の果てが焼け野原じゃ世話ないよ。
で、こういうことを言うと「結果だけ見て歴史を語るな」という輩もいる。歴史を結果で見なくて何で見るのさ?その結果も次の結果までのプロセスに過ぎない、ってんならまだしも。
厚顔無恥の安倍晋三が、かつて「子や孫たちに戦争の責任を負わせるようなことは終わらせたい。」と言ったと記憶しています。てめえのじいさんたちがやらかした戦争の責任を、何の罪もない一般国民に負わそうとするこの厚かましさには、怒りを通り越してあきれてしまいます。
大日本帝国という犯罪国家が加害者。そして被害者は加害者がやらかした戦争で被害にあったすべての無辜の民。
日本の中には、日本国民すべてが加害者であるかのように言う方たちがいらっしゃいます。そんなことを言うから「自虐的」などと事実がゆがめられてしまうのです。アメリカの二度にわたる原爆投下で犠牲になった方々のご遺族や被爆者の皆さんに「私たちは加害者ですよ」と面と向かって言えますか。ソ連(当時)の武力による領土拡大で、日本の正当な領土である北方領土から追いやられた方々に「私たちは加害者ですよ」と面と向かって言えますか。
一般国民は被害者なんですよ。
戦争なんかやらかしちまったがために、アメリカに支配され続けている、今も害を被っている被害者なんです。
戦争で儲けた、儲けようとした者の子孫で、戦争犯罪を追及することなく今の日本の支配階級に位置する連中は、当然加害者。
だから、どうして政権の中にそういう連中がいるのか、不思議の極みです。
もし、日本の一般国民がアジア諸国の戦争被害者に謝罪しなければいけないとしたら、そういう連中を政権につかせていることについてでしょう。「なぜ(開戦の詔勅の署名に名を連ねた)岸信介を首相にしたのか。」という怒りには、安倍晋三たちを、政権から引きずり下ろすことで応えなければいけません。
涼しい富士の麓の別荘でゴルフばっかりやってないで、ポツダム宣言ぐらい “ つまびらかに ” ww 読めよ。
韓国や台湾のトップなんかと比べても、大いに見劣りするわ。
まさに、 「過去に目を閉ざす者は、現在にも 盲目となる」の見本みたい。
かくいうバード様も、戦争や植民地支配に関する本を読んだのはうーんと昔だ。
ぼやっとした印象が残っているだけで、人前で何か確信を持って喋れるほどの知識はない。
まずい…
子どもに至っては、若干ネトウヨがかっている(私が修正しているが)。
なので、今年は各局、特にあの犬エッチけーが頑張って戦争特集を組んでいるので、その時見れるものはなるべく見、無理なら録画して見ることにした。
こないだは「ロンゲラップ島での水爆実験」「吉川晃司が広島爆心地にあった元実家だった旅館の痕跡を探す」「Nスペー空襲」を見た。
かと言っても子どもは見ないのだ…
アホはスマホまたはパソでのキャラクター作り?に夢中なのです。
なんでこんなアホに育ったかなあ…?
しかしバードは負けずに戦争番組を見る。
見ながらひとりで軍部を罵り、戦争に斃れる民を悼み、それを引き起こした国に怒り、そしてその原因をひとりで解説することにした。
その言葉のひとかけらぐらい、アホの頭にも残るかもしれない。
一縷の望みをかけて…
ってことで、お盆のNスペが評判になっていますが、今夜1:00(深夜ね、正確には17日)は「731部隊」の再放送があります。
先日録画し損ねたので、これは予約必須だわ。
皆さまもどーぞ。
それなのに反省もせず安部応援団(現在の流れ)は日本人の私達のいろいろな意見に対して『朝鮮人民軍、中国の手下か?』などと反対意見をする人全員に言ってきます。
アジア諸国の人に全然何をしたか反省していないのですよ。日本政府が中心となって。ネト右翼は日本を守るためならとほざきますが、こんな事を言う人達がネット上にウヨウヨ沸いてくるからアジア和平が成されない事を願っているのでしょう…。
最低な日本の流れに国民みんなが気付けたら良いのにと本気で思います。
経済中心の安倍政権がやりたい放題になると戦争が始まりますよ!
『戦争は儲かる!』『株価上昇!』『一億総活躍』『安部達が言う教育無償化』これらは全て同じ事を言っているんでしょうね? 憲法改正して国民主権と個人的人権と日本国憲法をぶっ壊し官僚支配独裁政権にしたいのでは?今の与党は官僚とべたべたで国会議員の役割をしていない…。
私利私欲団体でしかないように思えます。
残念でしょうがないですね…。
日本国憲法下で一番の大嘘首相と訂正すべきかも知れませんが。
自国の国民にも全然責任とってないんですよね。取る気なんかさらさらないでしょうね。
私も日本政府の加害責任のなさにはムチャクチャ腹が立つ訳ですよ。
もし今戦争が起きて徴兵されたら我々庶民が矢面に立たされ無駄死にして第二次世界大戦と同じ事になるのではと。
まぁ中国韓国に謝りまくってODAを献上するような弱腰政府も嫌なんですけどね。せめて国民には。どうしたらいいのか・・・
日本があの国みたいになって欲しいというモデルになるような国をご存じでしたら是非教えてください。