こうふ開府500年記念誌『甲府歴史ものがたり』を市役所で学ぶ教室です。10回シリーズの7回目は、山梨郷土研究会理事の石川博先生を講師に、「まなぶ~教育と文芸~」をテーマに開催しました。
石川先生は、慶応義塾大学を卒業後、長く駿台甲府高校で国語科の先生としてご活躍されました。この記念誌の発行では、編集委員長として、編集方針の策定から執筆、全体の組み立て等、いろいろとお力添えをいただきました。
幕末の寺子屋本『百姓往来』や『峡算須知(こうさんすち)』などを教材に、わかりやすく説明していただきました。武家の子どもたちにも稲作等の技術を絵図で伝えたそうです。写真は、図形を使った和算の学習です。相似?対称角?なつかしい計算式です。
歴史から民俗、七言絶句、和歌など、江戸時代の甲府を学ぶ機会となりました。終了後は、石川先生が所有されている実物の寺子屋本を全員で手に取り、読むことができました。
次回(第8回)は、9月25日(水)、午後6時から7時まで、甲府市役所1階の市民活動室で開催します。