おまたせしました!
新型コロナウイルス感染予防のため、しばらく閉館していた特別展示室が
ようやく開館再開を迎えることができました!
閉館中に行っていた展示替えについてご紹介しながら、特別展示室
のみどころをお知らせしていきます。
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武田氏といえば皆さんなにを思い浮かべるでしょうか。
信玄公はその生涯で立った4敗しかしていないと言われる武将で、その戦での強さを思い浮かべる方も多いかと思います。
ただ、信玄公が力を入れていたのは、戦だけではありませんでした。
甲斐国内の統治や政治にも力を入れ、民衆からの支持を得ていたことも彼の強さの一部です。
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▲「信玄ミュージアムかるた」より
武田氏時代に端を発し、行われた制度の中で、
江戸時代にまで受け継がれ、江戸の制度の土台になったといわれるものが
3つあります。
それは、
1.貨幣(甲州金の管理を四進法で行った)
2.秤量(はかりの技術・後の守随秤)
3.計量(甲州ます) です。
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▲甲州金(江戸時代のもののレプリカ)
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▲甲州ます(江戸時代)
今回から2回連続で、主に「2.秤量」に注目しながら、武田氏の制度や「守随錘」についてみていきます。
守随ばかりや守随おもり、あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、武田氏時代からはじまるすごい技術なんです。
次回はその守随秤・錘について、展示品の写真をまじえながらご紹介していきます!