4月も後半突入。そろそろGWも気になります。
祝日の続くGWですが、最終日を飾る(!?)のは「こどもの日」、男の子の初節句です。
信玄ミュージアム内、旧堀田古城園でも、
甲州ならではの節句人形、「かなかんぶつ」をご覧いただいております。
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旧堀田古城園 主屋の南の和室にて。
右がご寄付いただいた「かなかんぶつ」、左は復元したもの。
何だかテンポの良い「かなかんぶつ」という呼び名は、
「金兜」(かねかぶと)、「紙冠物」(かみかんぶつ)、
「紙の兜」(かみのかぶと)などを甲州流に発音したものとか!?
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ベビーしんげん? なんともかわいいお顔です。
写真の「かなかんぶつ」のように、信玄公など、名だたる武者をモデルにしたものや、
般若や天狗、役者ものもあったとか。
「かなかんぶつ」は、男の子の初節句を祝うときの贈答品であり、
男の子の成長を願い、またその家の景気の良さを示すものとして、人目につく縁側に飾られました。
ずらりと飾られた色とりどりの「かなかんぶつ」。
さぞかし、にぎやかで楽しい光景だったに違いありません。
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江戸後期から明治中頃まで、甲州やその周辺地域で「かなかんぶつ」はとても流行ったようで、
製造販売を巡り、問屋さんの間で訴訟が起きるほど💦だったとか。
・・・甲州独自の端午の節句の外飾り「かなかんぶつ」のお話し、あともう少し続きます。
お付き合いいただければ幸いです🙇
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