信玄ミュージアム再開のお知らせ

2022-03-22 18:50:58 | イベント
長らくお待たせいたしました。
感染者数も以前に比べると高い水準で推移していますので油断できませんが、
21日までに各都府県のまん延防止等重点措置が解除され、ようやく信玄ミュージアムも
3月24日(木)から再開が決まりました。
3月に入って他市町村の施設もすべて開館したこともあり、電話でのお問い合わせも
連日いただいていました。本当にお待たせして申し訳ありませんでした。
入口の総合案内受付でのマンホールカード(武田信玄デザイン)
有料の特別展示室で記念の御城印(4月4日まで期間限定版)
配布も再開いたします。
御城印は、3月に期間限定版2種を配布予定でしたので、延期処置での配布となります。
ただし、3月だけ登場する勝頼公朱印版を優先配布しますので、
信虎公版が欲しいという方は、窓口で受付の職員にお申し出ください。
特に施設内での張り紙や告知はしませんので、
ブログをご覧いただいた方のみのお知らせとなります。
情報は秘密ではありませんので、拡散いただいても構いませんが、
配布は1人につき1枚ですので、1度に2枚はお渡しできません。
どちらか選択していただきます。
よろしくお願いいたします。

特別展示室では、3月31日まで
信玄公生誕500年記念特別展最後の展示テーマ
「信玄公の後継者」を残り7日間で開催します。
勝頼公の没後250年に描かれた「武田勝頼画像」(複写:法泉寺所蔵)
信玄公や勝頼公の事績や軍法などを記録した「甲陽軍鑑」(個人所蔵)
武田家の最期となった天目山の戦いを描いた「武田四郎勝頼父信玄云々」(個人所蔵)
桜も開花してこれから春本番。
皆さまのお越しをお待ちしております。

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武田神社エリアでは、桜がほころび始めました🌸

2022-03-20 08:52:46 | イベント
春分の日の三連休の中日です。
こちら甲府は、寒暖差があるとの天気予報。
確かに少し、空模様は怪しくても、陽射しはとても暖かなものになりました。
こんな感じです。お天気が良ければ、当館の屋根の奥に富士山が見えるはず、なのですが、
今朝はすっかり雲隠れ☁

でも、少し汗ばむくらいの陽気が続いたせいですね。
甲府駅から武田神社を結ぶ武田通りの桜のつぼみがふくらみ初めました。
早速、花が開き始めた桜の木🌸

神社の「左近乃櫻」も、気分はすっかり春(!)と言わんばかり🌸
見上げるだけで、私たちの顔をほころばせる、桜の季節まであと少し。

そんな気分で、ひし型のお茶室でも、野点用の茶箱をしつらえました。
3月末の利休忌まで、菜の花は飾らない・・・ようですが、
利休が愛したという菜の花はすでに見頃を迎えつつあります。

そろそろ外に出て、春を満喫したい今日このごろ。
当館、信玄ミュージアムの再開も、あともう少し!?
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災害について考える。

2022-03-17 19:23:43 | 紹介
昨夜、東北地方で発生した地震により、山梨県内も長い時間揺れました。
最初は、まさか東北とは思いもよらず、送られてくる防災配信情報を見て驚き。
体感で震度3くらいでしたが、気象庁の発表では、甲府は震度4となっていました。
そして、深夜の停電。
やはり長時間の停電に陥ると、本当に不便ですね。
つい先日、東日本大震災のことについてこのブログに書いたばかりでしたので、
揺れと停電で、一瞬、あの時の嫌な映像が頭をよぎりました。
忘れた頃ではなく、思い出して気をつけようと改めて思った矢先の強震に、油断ならない
と気持ちを新たにしましたが、おかげさまで信玄ミュージアムは被害もなく、無事でした。

このところ、日本だけではなく、世界的に噴火や地震が頻発し、地球が活動期なのかと
心配になる今日この頃です。
ちょうど信虎公が誕生した明応7年(1498)には、甚大な被害をもたらした東海地震が発生し、
甲斐国も天候不良で飢饉が続き、餓死者が続出するなど、天災が続きました。
加えて、限られた資源をめぐって戦争も絶えず、戦乱の世が約1世紀にわたり続くことに。
なんだか、500年前とそう変わらない時代になりつつあるのでは、と危惧するところです。
そんな災害について、山梨県立博物館では、企画展「伝える 災害の記憶」を開催中です。
目を背けたいテーマですが、過去の先人たちが残した記録から、改めて、繰り返されてきた
災害の歴史と、先人たちがどう立ち向かい、現在の各地域、各都市がどう形成されてきたのか、
学んでみる良い機会だと思います。
少し地味かもしれませんが、信玄ミュージアムをみた後でも、先でも良いので、
ぜひお立ち寄りくださいませ。

信玄ミュージアムもまだ決まっていませんが、周辺地域のまん防も解除のようですので、
そろそろ再開かな?と、明日から静かにお客様をお迎えする準備を始めます。
3連休は休館確実ですので、ご期待に添えず申し訳ありません。
もう少しだけお待ちくださいませ。

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春らしいお日和

2022-03-15 16:53:01 | 紹介
今週に入り、少し前の寒さがウソのように気温も上がり、春の気配を感じます。
気温の上昇とともに、世間では花粉の飛散量がマシ増しで、とんでもないことに
なっている人も身近にもおりますが、皆さまはいかがでしょうか?
昔、杉の木をすべて伐採する公約で市長選挙に出る、とおっしゃっていた上司がいましたが、
大変な思いをされている方には、春のこの時期は手放しでは喜べませんね。

さて、先週末の土曜日に毎年恒例の地元自治会の皆さんによる通称武田通りへの
菜の花のプランター設置がありました。
甲府駅北口から武田神社へのびる県道武田通りの中間、山梨大学の敷地あたりから
設置され、神社に参拝にいらっしゃる方の目を楽しませている風物詩です。
もう、10数年以上続いているでしょうか。
信玄ミュージアムの脇にも手厚く置いていただき、早速楽しませていただいています。

この写真サイズでは見えないと思いますが、菜の花にはたくさんのミツバチたちが
飛び回り、一生懸命蜜を集めています。
きっと近くに住む知り合いの養蜂家の方のハチさんたちではないかと思いますが、
みんな働き者です。

温かいを通り越して暑い日が続くようですと、沿道の桜が満開になる前に菜の花が
先に終わってしまいかねない、そんな状況です。
桜の開花便りがいつになるか、そんな話題もそろそろ出てくる時期ですが、
その頃には開館できていることを祈るのみです。


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東日本大震災から11年、そして、3.11は武田勝頼公のご命日

2022-03-11 19:54:43 | 紹介
2011年3月11日に発生した東日本大震災から今年で11年。
時間の経過とともに人々の記憶も風化していきますが、地球が活動を続け、そこに人々の
営みが続くかぎり、どこに居ても長い年月の中で自然災害は避けて通ることはできません。
災害が少ないと言われる山梨県でさえ、過去には様々な災害に見舞われ、
多くの犠牲者が出ていることが記録されています。

東北の震災については、山梨県の窪八幡神社別当の普賢寺に伝来した『王代記』という記録に
1454年に発生した大地震の様子が記されています。
「11月23日夜に奥州の海岸から百里まで(かなり内陸まで)津波が押し寄せ、
引く際に多くの人をさらっていった」、ということが綴られています。
現代ほど情報伝達手段が未発達な室町時代でも、奥州から遠く離れた山梨まで
被災状況が伝わるほど、甚大な被害があったものと思われます。
過去から繰り返し発生してきた災害から身を守るために、人は文字で歴史を伝え、
警鐘を鳴らしてきました。
今は、音声や動画もあり、さらに多様な手段で記録を残すことができますので、
思い出したくない記録でも、また次の世代に伝えていかなければなりません。
被災された方々には本当に辛いことですが、未曾有の大震災の記憶を後世に伝えることで、
将来、一人でも多くの方の命が救われるよう、歴史を語り継いでいくことが
大切になるのではないでしょうか。

ちょうど同日になってしまいましたが、3月11日は戦国時代の雄、名門甲斐武田氏の
宗家が滅亡した日でもあります。
天正10年(1582)、織田信長、徳川家康の軍勢に同時侵攻され、成す術もなく、
中部地方一帯を治めた武田勝頼公とその家族は、田野(甲州市)の山中で自害し、
武田氏は滅亡しました。
敗因は様々あろうかと思いますが、家臣や一族の多くが勝頼を見限ったことが大きかったことは言うまでもありません。
なぜ、勝頼がそのような扱いを受けたのか、そこはまだわからないことも多くありますので、
これから武田氏の研究がさらに進み、当時の状況が把握できるようになる日を待ちたいと思います。
本来ですと、この臨時休館中は信玄公生誕500年記念特別展の最後のテーマ、
「信玄公の後継者」として、ご命日を迎えられた勝頼公に関わる展示を開催する
予定でした。
再開のタイミング次第では、中止という可能性もありますが、3月中に短期間でも
開館ができましたら、
一人でも多くの方にご覧いただければと思っております。

信玄ミュージアムでは、小さな取り組みですが、武田氏、あるいは中世の城館という
ジャンルを中心に、少しでも歴史に興味を持ってもらえるように、と思っています。
歴史をただの趣味や興味、学校の授業の一環で終わらせるのではなく、
人類の記録の継承ではないですが、歴史から学んで活かす、なんてことは言いません。
まずは、興味を持ってもらう、楽しく知ってもらう、
そのための入り口になればと思いますので、どうぞ、お気軽にお越しください。

そして、4月から始まる新たな企画展のため、本日、長野市の善光寺大本願様から
貴重な資料を借用させていただきました。
各地の善光寺様では、まもなく7年に1度の御開帳が行われます。
それにちなんだ企画展となります。
きちんと調べていないのでわかりませんが、
おそらく山梨県内では初公開の史料になるのではと思います。
近日、詳細を告知させていただきますので、ご期待下さい!

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