ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

フードが魅力的に 反射炉ビア(最終回)

2021-08-02 18:29:39 | ビール紀行(中部・東海)
前回の「反射炉ビア」の続きです。


次に頂いたのは伊豆バナナワニIPAです。

     

     

熱川バナナワニ園とのコラボビールです。ワニ園のバナナと乳糖を使用。本物のバナナとフルーティなエステル香が重なる。トロピカル系のホップの香り。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味がしっかり効いてボディを引き締める。旨い!通常のフェノール香とは違うまろやかなバナナの香りが特徴のヘイジーIPAです。面白い、コラボビールでした。

     

     

続いては「ファーム・葡萄・セゾン~甲州ver~」。ワイン造りに使用した甲州葡萄の果皮を使用し、自然酵母のみで発酵したとのこと。ワインのような爽やかなエステル香にモルトの香りが重なる。モルトの旨味はやや控え目で、ワインのような心地よい酸味が響く。酸味はしっかり感じるけど、自然酵母の強すぎる個性はなし。旨い!ワインとビールのそれぞれの良さが融合した、バランスのとれたビール。このバランス感はさすがです。

     

     

待つこと30分、ここで注文していた名物「ほむら焼」が到着。静岡県産の鶏肉を炭火焼にした歴史ある一品。外はカリッと香ばしく、お肉はジューシーで美味しい!何もつけなくても大丈夫ですが、甘いタレ、柚子胡椒、岩塩で途中味変するもよし。これが名物なのがよく分かります。

     

     

まだまだ飲みます。次に頂いたのは「ぶりっ子IPA」です。アメリカンホップと濃厚なモルトの香りが入り混じる。モルトの旨味はかなりしっかり濃厚。ホップの苦味もしっかり効く。濃厚なモルトの香りと旨味が特徴のW-IPAです。旨い!他のW-IPAとはまた違う、優しくも濃厚なモルト感が特徴。

     

     

最後は「ロゼ麦酒」で締め。ワイン酵母と赤い色のRed-X麦芽を使用。ワインを感じる爽やかなエステル香とモルトの香り。モルトの旨味はややしっかりながらも、酵母によるやさしい酸味がしっかり目に効く。モルトの優しい甘みと酵母の絶妙な酸味が調和する、オリジナルビールです。旨い!良く出来たハイブリッドなビール。

今回はこれにて終了。こちらのビール、ブルワーのワインについての造形の豊かさがビールに上手く反映されています。定番ビールはベースは大事にしながら、さらにボディ感を高めて豊かに、限定ビールは限りなく挑戦的なものを展開しています。ワイン醸造の見識に基づいて様々なビールを造られる醸造所も希少なので、唯一無二の存在をさらに輝かしてほしいです。

レストラン、さらにフードが魅力的になったし、実食して美味しい!これはビール紀行的にお薦めのブルワリーレストランになりました。

     

使わなくなったテーブルの無煙ロースターですが、このような使用法がありました。コロナ禍ならではですな。



蔵屋鳴沢
静岡県伊豆の国市中272-1
TEL:055-949-1208

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あああ
◆「ニッポンごはん旅」の公認ライターです◆
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