松ひとり言

谷藤松で御座います。
末永くお付き合いの程よろしくお願い致します。

ご馳走にもいろいろ・・・・・表現って、お・も・し・ろ・い

2013年12月18日 16時59分46秒 | 日記

前回!行列のできるお食事処で「待たせてもらうのも!ご馳走のうち」

という粋なご馳走表現を紹介しましたが、「みおつくし料理帖」の作者

高田郁さんの最新作の「ふるさと銀河線」の中にも(短編が九話)

寒いときに頂く,みそ汁、おでん、うどんにそばからあがる湯気に対し

”湯気もご馳走のうち”という一節が出てきて、感心いたしました

特に第一話の「お弁当ふたつ」の夫婦の話には何度も泣かされました

以前こんな事が有りました、・・・「みおつくし料理帖」を4冊まとめて

貸してあげ、読み終わられた時にこんな言葉を頂いた事があります

「一冊づつ、読み終わるのが勿体ないという気持ち初めてやわ!」と

読み終わるのが勿体ない!と言う表現も、味わいのある言葉でしょう

”味わい”と言えば、私の詩吟の表現の中にも、言葉と節調に深い

味わい表現があります、特に言葉の中で、悲しみを表わす時には

潤ます声を使います、【胸で言葉を震わす】?・・・歌謡曲では藤あや子が

抜群に上手い、彼女の歌は何度聞いても”春・夏・冬”であります・・・

秋が来ない・・・・・そうなんです飽きがこないんです・・・味のある歌手

ナンバーワンではないでしょうか!

人生にも・・・もっと、もっと、味があっても良いのではないでしょうか

最近の人の心はどない!なってんにゃろ~?暖か味が感じられない

まるで、”木で鼻をくくる”やし~、もっと!詩吟文化を広めなアカン

        

京都出身で江戸時代前期の儒学者であり神道家の山崎闇斎(1619~82)

の詩に「感有り」がある、生誕400年にあと6年と言う時代に於いても

人の心は現在と変わらないのか!と感じさせる名詩であるので紹介します

 坐ろに憶う天公世塵を洗うを   ふと気が付けばお天道さまが世の塵を流してくれた

 雨過ぎて四望更に清新        と思うぐらいに雨の後、あたりの眺めが新鮮で清らか

 光風霽月今尚古の如し      光風霽月の言葉通り、爽やかな風、雨後の清らかな月 

 唯かく胸中酒落の人       それに比べて胸中のさっぱりした人物の欠けている事よ

本当に心豊かな人の少なくなった事よ、・・・・・

もう一度ぐらい本年中にブログしたいなぁ~と思いつつ・・

お・や・す・み・な・さ・い

 

 

 

 

 

 


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