松ひとり言

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任用試験と十界論【十界互具】そしてハービーハンコックさん

2014年11月02日 19時00分29秒 | 日記

 今月23日に任用試験を控えている秋雨の夜に何故か私は・・・・

32年と10ヶ月前に創価学会に入った頃を懐かしく思ってます

『もし、声が出なくなった時の事を考えられた事ありますか』

『私には御本尊さまに祈れば必ず声が出る確信があります』と

残念ながらその時に、返す言葉もなく、『ありません』と言うだけでした

あんなに嫌っていた創価学会に数分後、入会の決心をして居たのです

それから数年して、信心して最初の任用試験に挑戦しました

今は、試験を受ける壮年の部員さんに教えると言うより一対一で勉強中

任用試験の出題範囲は大きく3部門に分かれていて、①御書3編

②教学入門 1~9、 ③世界広布と創価学会 1~2ですがその中に

教学入門の3番目に≪十界論≫が出てまいります、入信当時に感動したのが

この十界論でした、地獄界から始まり仏界までの十界があると聞きまして

地獄に落ちると言う、あの地獄かと思ったのですが、少し違ったのです

地獄は別の場所に有るのではなく、私たちの心の中にあるのだと、しかも・・・

地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人界、天界、声聞界、縁覚界、菩薩界、仏界

この十界全部が人間の心に備わっている、だから餓鬼界の人でも仏界の

心も備えている、即ち仏界の中にも地獄界があると言うのです

仏のような穏やかな人にでも、修羅界や餓鬼界の姿に変わる時がある・・・と

これは、私が入信して2年後に実際に体験しました、と言うのが・・・

日蓮正宗の本山、大石寺での丑寅勤行の時でした、67世の法主日顕が

我々の前で、まだ少年の坊さんを言葉汚く罵るのを見て、十界互具(じゅっかいごぐ)や

と思ったのが、懐かしく思い出されます、あんなに穏やかで、役者のような姿から・・・

信じられませんでした、まあその結果が今日のような無様な形に成ったのですから、

芥川龍之介の【蜘蛛の糸】が、この十界互具をよく現しています、ご存知の様に、・・・・・

大正7年(1918)に龍之介としては初めての児童文学作品だったそうです

お釈迦様が極楽から地獄を見たときに、罪人の中に【犍陀多】(カンダタ)という男を見つけ

あれは、一度だけ善い行いをした、それは小さい蜘蛛を踏み殺しかけて、命を助けた

お釈迦様は、彼を極楽に導こうと、一本の蜘蛛の糸を彼をめがけて降ろします

それに気が付いたカンダタは「この糸を昇れば助かる」と昇り始めます

ところが、ふと下を見ると罪人達が続いている、このままでは糸が切れてしまう

「この糸は、俺のものだ、下りろ」と喚きました、すると蜘蛛の糸はカンダタの前からプツリ

彼は再び地獄に堕ちて行きましたというお話でした、

  

お待たせしました・・・ハービーハンコックさんの登場です

彼は、私よりも古い学会員です、しかも私なんかより凄い信心です

40年以上も前の入信です、池田先生を人生の大師匠と豪語しています

上の写真の様に、先生、ハービー、それにウェイン・ショーターの対談集が

出ています、・・・・・今日は昨日の聖教新聞からのハービーさんの言葉で、

9月に開催された≪東京JAZZ 2014≫の後のインタビューからです

普段から自然な形で、仲間と集ってセッションし、お互いに刺激し、

鼓舞し合いながら音楽を生み出すことをめざしています、

無理やりでも、強制的でもなく、自然な衝動から導かれる音楽を創造する

それが人々を励まし、インパクトを与え、ひいては、人間にポジティブな

影響を広げていくことを願っているのです。

コンサート前の記者会見で『最近は音楽を心から楽しむ時間や余裕、

また音楽そのものに親しむ人の数が減っているように感じます』と

そんな記者の気持を率直にハービーさんに伝えると、笑顔で次の様に

確かに、いたずらに人々の気を引こうとするもので、あふれかえっている世の中ですね

私も先程、携帯電話の電源を切りました(笑い)

タブレット端末や、スマートフォンの発達、日々の生活が

さまざまな技術に支配されているように思います、

ただ私達は何とかして、それらの技術と共存する方法を習得していくでしょう

それに、歴史を振り返ると、市民権運動や平和運動には、

必ず音楽が、テーマソングがありました。

音楽には人々を結びつける偉大な力があり、平和と調和をもたらしてくれます、

私が熱望する「人間らしい社会」を築くには、これらの要素は不可欠です。

若い時代に流行していた音楽を聴くと、当時の楽しい思い出や、

悲しい出来事を自然と思い出すものです。

若いころは、周りの影響を受けやすく、弱く傷つきやすい時期。

だから、音楽に励まされ、鼓舞されるわけです。

当然ですが、人生は”山あり、谷あり”ですよ、もしかしたら同じように

今、音楽を取り巻く状況は、”谷” なのかもしれません

でも、心配は無用です!、音楽が力を失うことは、絶対にあろません

そして、常に新しい若い才能を持った人達とのコラボレーションを望み最後に

私にとって重要なのは、その時々で、自由な選択ができるということ。

その瞬間、強く感じたことを音楽で表現することです。

そうしていけば、多彩な人達と仕事をするチャンスができます

もし、ずっと同じメンバーばかりと演奏していたら、

そのような機会には、恵まれませんからね。

一緒に仕事をしてくれたメンバーは、もしかしたら、

私から何か学ぶものがあったかもしれない

でも、多くの人たちとともに仕事をしてきた中で感じることは

「むしろ、私の方こそ、彼らから学ぶことが出来ている」という思いなんです

≪生涯学び続けたい≫ 私はそう思っています

人生を学ぶ ”学生” であり続けるということ。

それこそが、私にとって大切なんですよ

なんと素晴らしい精神と言葉でしょう、ハービーも若い頃

薬に走ったこともあったとか、そんな30才前後に先生と出会い

人生が変わっていくのです、これは本人が堂々と話しています

久し振りにブログしながら熱くなりました、

人生を楽しむのに、税金はかかりませんが、迷惑もかからないように、

老いも、若かきも音楽を中心に楽しみましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (Log)
2019-09-24 18:46:32
こんにちは。宜しくお願いします。
その昔、ハービーがヘッド・ハンターズを率いて活動していた時、音楽ライターの方が「貴方は創価学会員なのですか?」と質問すると、彼自身の口から「No.それは違います。私はNSA(日蓮正宗オブ・アメリカ)の信徒なのです」と言う記録が残っていますが、これが本当だとすると、創価学会が日蓮正宗から登山禁止通告を受けた後、彼はNSAからSGIに移ったと言う表現が正確ではないかと思うのですが?
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天国と地獄の食堂! (▼^♀^▼チャクラ)
2014-11-03 01:40:04
私が20年以上前に聞いたお話です‥
ある男が自分が死んだら行くであろう世界は一体どんなところだろう?と思い悩んでいた時のこと
「それなら一遍連れてあげよう!」と言う人がいてノコノコついて行くことに‥
「ほら ここが地獄の食堂や」というので覗いてみると大きなテーブルに美味しそうなご馳走が山盛り並んでいます
「へぇ!地獄でもこんなに凄いご馳走が‥」と驚いている所へ どやどやと地獄の住人が入って来ました!しかし置かれていたのは1メートルもするようなお箸だけ‥つかんだご馳走はどう頑張っても自分の口には運べないのです 地団駄踏んでいる内に時間切れ!よく見ると‥どの住人もやせ細りお腹だけプクンと膨れた餓鬼の姿でした!
次に「ここが天国の食堂や」と言われた所を覗いてみると‥大きなテーブルにさっきと同じご馳走とお箸が‥暫らくしてがやがや笑いながら天国の住人達がやって来て向かい合わせに座ります‥そして楽しげにお箸を取りご馳走をつまみ向かい側の人達の口に運ぶのです!「美味しいねぇ‥ありがたいねぇ」と口々に感謝しながら‥
「う~~ん!」暫らく覗いていた男は大きなため息をつきながら下界に戻ると 《天国地獄は自らが作り出すものだ》と悟りましたとさ!
妙にこの話は説得力がありました!  
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