りらの宝塚な日々

宝塚歌劇のあれこれをたまに綴ります。ただのファンです。最近は、観劇できなくなっています。

星組ロミオとジュリエット感想など

2021-03-18 23:28:00 | 趣味
星組ロミオとジュリエットも後半になり、千秋楽は3/29です。

主な固定のお役
ロミオ 礼真琴
ジュリエット 舞空瞳
ロレンス神父 英真なおき
モンタギュー卿 美稀千種
モンタギュー夫人 白妙なつ
キャピュレット卿 天寿光希
キャピュレット夫人 夢妃杏瑠
ジュリエットの乳母 有沙瞳

役替り
ティボルト A愛月ひかる B瀬央ゆりあ
ベンヴォーリオ A瀬央ゆりあ B綺城ひか理
パリス伯爵 A綺城ひか理 B極美慎
マーキューシオ A極美慎 B天華えま
死 A天華えま B愛月ひかる
ヴェローナ大公 A輝咲玲央 B遥斗勇帆
ピーター A遥斗勇帆 B輝咲玲央
ジョン A羽玲有華 B天路そら
愛 A碧海さりお B希沙薫

↑宝塚的に、ちょっと順番が違うかもですが、そこらへんはスルーで。

その他下級生は、AチームBチームに分かれて出演。(密を避けるため)

さて、Aパターン→Bパターン→Aパターン→Bパターン(今ココ)その後またAに戻って千秋楽。

以前にも、ざっくり感想を書いたのですが、今回もまた思いつくままに、自分のために書き記したいと思います。

礼真琴と舞空瞳が、コンビを組んで本当によかったと思う今日この頃。こっちゃんの歌、素晴らしい。なこちゃんの姿のなんて娘役らしいこと!デュエットダンス、毎回驚かされます✨

主な役どころの方々は、安心してみていられますし、お歌も安定しています。見せ方もお上手ですし。

役替りの方々は、それぞれ良いところがあり、どちらも好きなのですが。

愛月さんの、ティボルトは本当にティボルトらしいです。荒々しい感じが出ていて。薔薇の花をキャピュレット夫人めがけて投げ返す場面、愛月さんはほぼ成功されていますが、私が拝見した限りでは一度、薔薇がキャピュレット夫人に届かなかったことがありました。でも再度投げることもせずに立ち去り、その後は夢妃杏瑠さんと有沙瞳さんが、うまく繋げていました。ティボルトは、薔薇が、届かなくても気にしないような危ない性格ですから。

もうひとりのティボルト役、瀬央ゆりあさんの場合は、この場面薔薇が届かずに、もう一度投げることがわりとあったように思います。瀬央さんの人の良さが出ているなぁと、微笑ましくなってしまいました。
どちらかというと、ベンヴォーリオの瀬央さんのほうが、しっくりしているのかも。もちろんティボルト瀬央さん、カッコいいです。瀬央ティボルトが、律儀なのは、薔薇を投げ返す相手がキャピュレット夫人の夢妃杏瑠さん。瀬央さんからみたら、上級生さんですから。薔薇が渡せなかった時のフォローを夢妃さんにして頂くのは下級生的には特に気を遣うのかもしれないな、と勝手に思いました。夢妃さんはお上手だから、ちゃんと場を繫げてくださると思いますよ。

よく考えてみたら、愛月さんと夢妃さんは93期生で、同期なので、気を遣わなくていい間柄ではありますよね。


綺城ひか理さんの、ベンヴォーリオも良いです。ソロの場面、先日拝見したとき、感動しました。

綺城ひか理さんは、パリス伯爵のときは、「気取り屋のまぬけ」ではなく「カッコいい頭のいい人」なパリスを演じているらしいです。ラジオ関西の番組で話されていた記憶です。
極美慎さんのパリスは、従来通りの「気取り屋のまぬけ」な感じなのかもです。
キャピュレット卿の天寿光希さんに、「息子と呼ぶ日も近い」といわれたときの反応が、とても嬉しそうで卿に身体を、触られていても嫌がる素振りなし。でも綺城ひか理さんのベンヴォーリオは、触られているのを嫌がる素振り。
仮面舞踏会でも、なかなかジュリエットに近づけないので、ご立腹な様子の綺城パリス。そこでなだめる天寿キャピュレット卿の演技も極美パリスと綺城パリスては違ってきます。そこらへんを観るのも楽しめます。天寿さんはそのあたりもお上手なので安心できますね。

極美慎さんは、マーキューシオ。良くお似合いです。イケメンですから。
もうひとりのマーキューシオは、天華えまさん。こちらもキレてます。
このお二人の髪型が、7年前の壱城あずささんと天寿光希さんのものを織り交ぜたような色や形です。

死は、愛月さん。ティボルトも死も目で追ってしまうくらいです。
もうひとりの死は天華えまさん、。こちらも健闘されています。

愛は、碧海さりおさんと希沙薫さん。どちらもダンスがお上手なので、このお役は納得。身体で「愛」を表現されていてどちらも、本当はこんなに細いかわいい若い子なんだなと思ってしまいます。すこし希沙薫さんのほうが小さめ。

ヴェローナ大公とピーターは、輝咲玲央さんと遥斗勇帆さん。輝咲玲央さんは、落ち着いた大人の大公です。遥斗勇帆さんは、なぜかベテランの風格を漂わせているものの、まだお若いほうになります。声に伸びがあって迫力があります。
ピーターは、遥斗勇帆さんは控えた感じにみえ、輝咲玲央さんのほうは面白いです。

ジョンは、天路そらさんと羽玲有華さん。ほんの少しの出番ですが、ロレンス神父からのジュリエットは仮死状態だから死んではおらず、その後の策を知らせるお手紙がロミオに届けられなかったということを観客にみせる必要があるお役。どちらもそれはこなしてみえます。天路そらさんは、ライトがあたった時、キラキラした瞳が可愛らしく純粋そうにみえます。羽玲さんは、Aのほうなのですが、はじめの頃はあまりお顔がみえなくて(座ったお席のせい)Bのあとの再びのAのときに、拝見することができました。

あとは、主なお役はつかなくても、キャピュレットチームやモンタギューチーム、マントヴァの人々や使用人などなどにA、Bで生徒さんが入れ替わっていますので、ご贔屓だけを見て、あとは休憩時間の人以外は、なかなか忙しい時間となってしまいます。

AからBになった時に、特に目をひいたのは、水乃ゆりさんと奏碧タケルくんと天飛華音くん。

マントヴァのレモン売り。天路そらさんのお芝居は、個人的に好きです。天飛くんのレモン売りは、また違ったアプローチ。水乃ゆりちゃんは、りんごを売ってますが、カワイイから目立つ。

麻丘乃愛さんの、キャピュレットの使用人、キャピュレット卿が軽いセクハラをしても「旦那様ぁ〜」と甘い声。毎日ちょっとずつ違って聞こえます。
フィナーレのダンスは、振付KAORIaliveさんです。

大階段をはじめは使わず、横並びの男役からはじまります。このメンバーが三角形の並びになった時、「ここはヴェローナ」のあたりで身体を左右に全員が揺らす振りがお気に入りです観てる自分も身体を、揺らしてしまうw

その後、大階段から娘役と男役が降りてきます。その後何回か激しい動きをしてハケたり出たりして、若い子から上級生まで入り乱れ、あの格闘技をするかのような振付を初めて見たとき、驚きまして。振付はカッコいいけれど、それを女性が、いとも簡単にやっている様をみてなんという身体能力の高さだろうかと、ダンス素人のりらは思ったのでした。

あそこも、ほんと!素敵😍

なんで、タカラジェンヌは男性並の身体能力をあそこまで華麗にみせてくるんでしょうか。

以前、朝夏まなとさん主演のバウホール公演「バンドネオン上海」で、観客の度肝を抜いた望海風斗さんのテーブル越えを観て、心を鷲掴みされたのとよく似た感覚になりました。

おバカなヅカヲタの勝手な感想でした。

今回も、小並感満載です。

余談。
小並感が抜けないのは、長年贔屓に書いて手渡ししてきたお手紙が、なかなか制約が多くて、書ける内容が限られてしまって、結局当たり障りのない幼稚な感想を書き続けたからだと思っています。

大人が自分の娘くらいのタカラジェンヌに、「大好きです」とか平気で書く世界ですからね😅私は、そんなこっ恥ずかしいことは書いてませんが。せいぜい「素敵です」とか「感動しました」くらいです。とにかく、小並感なのはもうどうしょうもないです