あしたの箱

ダイエット! トールペイント! コーラス!日々のお気に入りを書いてみます^^

頑張れ!じいちゃん。<6>

2012-09-11 10:05:05 | 自宅介護をするという事
さてさて わがまま炸裂の義父ですが

考えてみれば 一日中ベッドに居るわけです

テレビやDVDも見るけれど そんなに楽しくない

耳が悪いので 会話を楽しむことも無い

食べることが楽しみなわけでもない・・・

結果的に自分の身体の事ばかりが気になるのは当たり前です。

暑い 寒い 腰が痛い しんどい 手が痺れる 息が苦しい山盛り。

だけど最近車椅子に乗って散歩に出ようと言う気力が出てきたんです

トイレには座って居られないが 車椅子には座っていられる

なんと都合の良い

まぁ 本人が行きたいのならと 朝と夕方2回の散歩が最近の日課です。

ところがこの暑さの中 散歩に行きたいと言うと 結構嫌がられるので

はいはいと連れて行く私を義父はお散歩係だと思っているらしい

私だって暑いし嫌ですわ

でも散歩に行けば機嫌良くしてるし 

私もじっとしてるよりは運動になるし・・・ちょっと日焼けするけど

なので朝はヘルパーさんが夕方は私が連れて行ってます



はいお散歩風景。

暑いです

でも こんなご褒美も



雨上がりのお散歩の時に見た 大きくて綺麗な虹

空を見上げるって・・・良いなぁ。

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頑張れ!じいちゃん。<5>

2012-09-08 02:22:50 | 自宅介護をするという事
さてさて 奇跡の復活を果たした義父ですが・・・。

当初皆はお別れのつもりで24時間張り付いていました

ところが 3ヶ月経ってみると 

訪問の先生や看護師さんもビックリするほどの回復。

冗談も飛び出すほどになってきました

すると今度は誰かが傍にいる事が当たり前になってしまい 人の顔が見えないと

「おーい おーい」と大声を出したり

ティッシュの箱を投げたり壁を蹴ったり

それもちょっとトイレに行ってる隙とかですよ

もともと我侭な性格の所へ 多少認知症も重なって困ったチャン

そこへ持ってきて昼夜が逆転してしまう と言うか 殆どまとまった睡眠をとらないんです。

だから夜中の番が大変で

さすがに3ヶ月も続くと 皆バテてくる

明け方の交代でほんの20~30分居ない間に 自分で電話をしてお巡りさんを呼ぶ。

それも救急車と合わせて3回ですよ

母は一緒に居るんだけど こちらがまた認知症が進んで来ていてややこしい。

どうするか

色々相談はするものの 結論は出ずに今に至っているわけです

それでも皆のローテーションも安定してきて この生活パターンにも馴れては来たものの

・・・ストレスは大きいです

これだけ回復したんだから もう少し歩いて・・・いや歩けるんだよ 歩きたくないだけで。

せめてトイレに行ってほしい。

切なる願いですが 本人は全くその気が無いのです。

あーーーー もう大きな赤ちゃんです。

なんとか眠れるように 色々薬も試しているんですが なかなか上手く行かないですね。

先の見えないこの生活・・・はぁ~気付くとため息が出ている私です。


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頑張れ!じいちゃん。<4>

2012-09-07 00:43:31 | 自宅介護をするという事
今日も介護三昧の私です

さてさて義父が退院して1ヶ月が過ぎた頃

状態が良くなってる訳ではないけれど・・・なんだか元気になってるような。

いやいやこれは奇跡の復活

皆が諦めて退院してきたけれど ひょっとしたら元気になるかも。

相変わらずあまり食べないけれど 水分もあまり取らないけれど

顔色が良くなってるような。

血液検査の結果では かなりの脱水なんだけど微妙なバランスで上手く身体を保っているらしい

なんとあまり悪い所はない

ただ蛋白質量が限界より低いのでかなり危険な状態だと言われたんですが

本人は平気な様子

命の綱であるプロテイン入り乳酸飲料を欲しがるままに飲ませていました

あれだけ寝たきりなのに なんと足首やその他の関節も硬くなる事も無く

歩けるようになるんじゃないの

この頃から入浴サービスも利用するようになり

最初は嫌がってた義父も 入ってみると気持ちよかったのか

お風呂大好きになりました

要介護5で認定を受けてる義父

毎日のように看護師さんやヘルパーさんに来て頂きながら

なんとか家族全員倒れることなく頑張れてます。

こう書いてくると凄く順調に回復してるように思うでしょ

ところがなんですよね。

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頑張れ!じいちゃん。<3>

2012-09-04 10:43:51 | 自宅介護をするという事
相変わらず 介護生活真っ只中の私です

さてさて 退院した義父ですが

退院時の先生達とのカンファレンスの結果 家で看取るつもりで帰ってきました。

はたして1ヶ月持つんだろうか・・・。

取り合えず日中は義姉と私が分担して看護を

夜は夫や孫たちが順番に泊まって看護を

24時間誰かが傍に居る事になりました。

やはり家に帰ってくると気持ちは落ち着いて来た様で静かにベッドに寝ています

と思いきや

どこがどうと言う訳ではないけれど 凄~くしんどいらしい

ベッドの背もたれを寝かせたり起こしたり

背中をさすったり揉んだり

布団を着せたり脱がせたり

一分たりとじっとしていられない 私達の足を揉んでほしいわ

そして何も食べない

兎に角 何でも良いから食べて欲しい 飲んで欲しいの一心です。

基本的に 継続的な点滴はしないと言うことだったんですが

お願いして気休め程度ではあるけれど少しだけ点滴も入れてもらいました。

でも口から食べなくちゃ駄目です。

食べられないんじゃないんです 食べないんです。

手を変え品を変えしても食べたくない。

「食べないと死ぬよ!」と言っても食べない。

長らく歯磨きもしていない口腔内はとんでもない事になってるだろうなぁ

とは思うけど自分で覗いて磨いてあげる勇気が出ない

そこで こちらの方は訪問治療の歯医者さんにお任せしました。

するとお口の中が綺麗になると気分が変わったのか

「蕎麦でも食べてみようかな」と言い出し

急いで用意する

二すじ三すじ食べるのがやっと

そりゃそうでしょう 1ヶ月近く殆ど食べてないんだもん。

だから栄養バランスの取れた介護職を食べさせようと挑戦

最近の介護食は結構おいしい

色々試して見るけれど・・・嫌がって食べない。

そして・・・蕎麦

この我侭じいちゃん 何とかならないのか

どんどん痩せていく どんどん弱っていく

考えた末に編み出した方法は

唯一気に入って飲んでくれる乳酸飲料にプロテインの粉末を混ぜる

このプロテイン入りの乳酸飲料が義父の命の綱となりました。

これを多い日には7~8本飲むんです。

普通に考えたらゲェ~ って感じだけど

これだけ飲めば600Cal近く取れるんです。

溺れる者は藁おもつかむ

焼け石に水 って言わないで。

兎に角 試行錯誤で乗り切る毎日が続きました。


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頑張れ!じいちゃん<2>

2012-08-30 09:57:58 | 自宅介護をするという事
介護生活真っ只中の私です。

さてさて入院した義父ですが・・・

なんと大人しかったのは一日だけ

入院前から少し認知症がありましたが どうも適応障害を起こしたらしく

「なんでこんな所に入れるんや

「母さん(義母のこと)を呼べ

「家に帰る」と一日中叫んでいるんです

もちろん私達は交代で 朝から夜遅くまで病室につめています

が・・・誰が傍に居ようと叫び続ける。

鎮静剤で眠った頃に自宅に戻るけれど 深夜 早朝に病院から電話がかかってくる

「ご家族を呼んで欲しいとおっしゃってますが・・・。」

駆けつけてみてもやっぱり叫び続けるんです

食事は全く取らない 水分も取らない 点滴だけで生きている

なのにその点滴も引き抜いて廊下に出て倒れる・・・

先生を呼びつけては怒鳴る

毎日 病院へ通いつめ1週間

とうとう「僕は家で死にたいんや 連れて帰ってくれ」

実際 口から物を取らなくなって2週間以上経っているし 体調も回復の兆しはなし

適応障害の為 治療も思うようには出来ず・・・。

先生をはじめ色んな方と話し合い 私たち家族は義父の死を覚悟で自宅へ連れ帰る事にしました。

それから1週間ほどかけて 自宅への受け入れ準備です。

介護認定の申請や 介護ベッド 酸素その他の手配

在宅医療の先生やケアマネージャーさんとのカンファレンス。

その間も義父は大暴れ

本来連れて帰れる状態ではないのですが 仕方が無い

帰って1ヶ月持つんだろうか・・・いや1週間持つんだろうか

不安を抱えたままの退院となりました。

そして私達の24時間体制自宅介護が始まりました

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頑張れ!じいちゃん。

2012-08-07 10:36:18 | 自宅介護をするという事
前回の記事をUPしてから2ヶ月近くも経ってしまいました

と言うのも5月の連休明け辺りから 義父の体調が悪くなって来たんです

だけど舌が痺れる以外は特に目だった症状は無くて・・・

熱もないし 血圧も悪くないし 咳も出ないし。

本人は「しんどいしんどい 救急車呼んで」と言うけれど 呼んで良いものかどうか迷うくらいの状態。

本人の言葉に負けて救急車を呼び 病院へ駆けつけるんだけど

何処にも病気は無いので帰される

舌が痺れるので頭部のCTを撮ったり 心電図 心エコーなども撮って

異常なし

体温 血圧 血液検査 異常なし

これを繰り返していたんです もう「おおかみ少年」です。

だけど全く食事も取らなくなり 水分も取らなくなって10日くらい?はっきりしないけど

脱水も進んでいるだろうし栄養不足も深刻です

だけど病気が無ければ入院できないんですね

苦肉の策として 認知症を治療をしてもらっているクリニックに頼んで訪問看護師さんの派遣をお願いしました。

取り合えず診察と点滴。

3日目辺りに 義父の様子がおかしいなんだか目がうつろ

急いで看護師さんに見てもらったら・・・

なんと血中の酸素濃度が凄く下がってるんです。

慌てて救急車で病院へ。



なんと義父は肺炎だったんです。

あれだけ沢山の先生に診てもらってたのに・・・どう言う事なんでしょう。

調べてみると老人の肺炎の一番の症状は極端な食欲不振だそうです。

咳も出ない 熱も出ない

ネットで調べられる事が 何故分からなかったんだろう。

義父は即入院

ただ義父の場合は 何年も前から間質性肺炎が進んでいて そこへ急性の肺炎を併発したそうです。

なにはともあれ原因が分かって治療が出来るので一安心

肺炎だからそんなに長い入院にもならないだろう

とホッとしたのもつかの間でした

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