先日 蜷川幸雄さん演出の舞台「青い種子は太陽のなかにある」の大千秋楽を観劇してきました。
さすがに本格的な舞台!
初めて蜷川さんの舞台を見たんですが 寺山修司さんの本で かなりテーマが重かった
ざっくり内容を紹介すると
時代は1963年 高度経済成長の頃でしょうか。
浮浪者や 夜の仕事の女性達が暮らすスラムが舞台
舞台装置と俳優 全体が一枚の絵画となって幕が上がる。
このスラムで出会った男女 賢治と弓子。
幸せになれるはずだった二人の人生が
ここに浮浪者達の為のアパートが建つ事になり これがきっかけで大きく変わってしまう。
アパートの建築現場で 人夫が一人転落死するが関係者はその遺体をコンクリートに塗り込めてしまう。
それを目撃した賢治は真実を追究しようとするが それはスラムの人にとっては迷惑な事であり
また権力者の圧力で事実は隠蔽される。
賢治は遺体が無理込められた場所にチョークで太陽のマークを記し忘れない為の言葉
「青い種子は太陽のなかにある」と弓子に囁く。
真実を追究する賢治と二人の結婚を夢見る弓子
徐々にすれ違う二人。
一時はこの事実をスラムの人たちの為に忘れとうとするが
最終的に弓子の後押しでスラムの人たちに真実を訴える
このアパートも浮浪者建ちの為と言いながら
実はすぐに追い出し収容所へ入れると言う事を知り怒りに駆られアパートを破壊する住民。
真実は白日の下に晒されるのかと思った時弓子が銃殺されてしまう。
ここで物語りは終わります。
青い種子とは何か?
真実とは何か?
幸せとは何か?
なんだか色んな事を考えさせられる舞台でした。
寺山修司さん 重いわぁ~
そもそも亀梨ファンの友人に誘われて行ったお芝居なんですよね
でも本格的なお芝居で それも終始苦悩の演技な亀梨君
歌い叫び声も枯れて・・・。
号泣で終わる舞台・・・うるうるしたけれど。
最後に亀梨君の三方礼を見た時なんだか分からないけど胸が熱くなり泣けて泣けて
やっぱり舞台俳優さんは訓練の仕方が違うんでしょうね最後まで声がつぶれる事もなく
素晴らしい歌唱力!
亀梨君よく頑張ったわ。
次ぎの舞台が楽しみになりました。
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