肌にふんわりまとう夏物と違って、冬物は、幾重にも、衣服が体に密着する。
まだ、寒さと衣服の関係が、急の冷え込みに慣れておらず、体は、すっきりしない。
モコモコ、ふかふかの冬服が、体を締め付けてるようで、気色が悪い。
そのうえ、腰痛がぶり返したようで、動きもぎくしゃくしてる。
おかしいことに、主人も腰痛を訴え、夫婦ふたり、そろりそろり、動いている。
今日から、息子夫婦は、お嫁ちゃんの実家だ。
家の中は、ひっそりと静まり返っている。
老夫婦だけだから、動きも穏やかだ…。
こんな時、ミケちゃんがいてくれたら…と、遺影に話しかける。
老夫婦の時間はなんでも早い。
朝5時には起床。
シャワーを浴びて、しゃっきりしたところで、朝食の支度にとりかかる。
フルーツと野菜、卵、ハムなどのサラダとパン。🍞
毎日、決まりきった朝食だけれど、飽きると言うことは無い。
6時ころ、朝食は終了。
お皿の上には何も残っておらず、見事なまでの完食。
夫婦二人、お互いに、顔を見合わせて、
「今日も完食! 美味しいね🎵」
と、言いあう。
まるで、儀式のような朝恒例の会話だ。
目覚めてから、2時間も経つと、エンジンもかかってくる。
主人は、昨日、伐採した植え木の後始末にかかる模様。
私は…。
今日こそ、本格的な衣替えをしなければ…。
重ね着でなく、軽くて暖かい服を探さねば…。
今日は、少しは暖かくなるかも…。
北国よりも寒い東京。 なんか変だ!