「身の丈」経営,「身の程」人生

身の丈,身の程を知って生きる・・・・・

【ジャパネットたかた新体制スタート・2】 新社長の高田旭人氏,テレビ出演せず経営に専念

2015-01-24 00:48:22 | ジャパネットたかた

 長崎県佐世保市に本社を置く「ジャパネットたかた」。佐世保市のカメラ店としてスタートし,1990年にラジオ通販を開始,1994年にテレビ通販に参入,いまでは国内トップクラスの総合通販企業へと成長した。

 同社を率いてきた創業者でもある高田明前社長の信条は,「身の丈に合った経営」。前社長によると,「ジャパネットたかた成長の秘訣は,決して無理をしない。背伸びをしない。自分たちのペースを守って,着実な成長を心がけてきたことにあるという。

 

  ※高田旭人氏 (ジャバネットたかたHPより)

【新社長】の 高田旭人氏 テレビ出演せず経営専念

 「(父で前社長の)高田明が抜けることで『ジャパネットは大丈夫か』と思われるのは仕方ない」。就任会見では、客観的に世間の評価を分析した上で「覚悟を決めて就任した」と固い決意を表明した。テレビ通販での軽妙な語り口で知名度が高い創業者の明氏から社長職を引き継いだが、自身はテレビ出演せず経営に集中する意向である。

 通販業界はインターネットでの取引が拡大しているが、ジャパネットのネットでの売上高は4分の1と、折り込みちらしやテレビ通販での販売比率が高い。「自分で商品を選びたい人は(ネット通販大手の)アマゾンや量販店に行く。うちの場合は、親が子どもに勧めるように、商品を紹介してきた」と話し、台頭するネット通販とのターゲットの違いを強調する。

 1月からは持ち株会社の下,アフターサービスを手掛ける『ジャパネットサービスパート ナーズ』など,5事業会社により,販売からアフターケアまでを自前で行う新体制がスタート。特に商品の修理など購入後のサービス充実が目的ちう。「高田明ファン」から「ジャパネットファン」を増やし、業績拡大を狙う。

 

■ 売上目標は1650億円

 高田旭人社長はジャパネットたかたの今期(15年12月期)業績見通しについて、売上高は1650億円、経常利益は180億円という数値目標を明らかにした。14年12月期の確定値は集計中としながらも、売上高は前期比8・1%増の1538億円、経常利益は同13・0%増となる174億円の見通し。

■高田旭人(たかたあきと)氏の略歴
1979年:生まれ(長崎県佐世保市出身)
2002年:野村證券入社
2004年:ジャパネットたかた社長室室長
2010年:ジャパネットコミュニケーションズ代表取締役社長
2011年:ジャパネットたかた専務取締役兼ジャパネットコミュニケーションズ代表取締役 2012年:ジャパネットたかた取締役副社長兼ジャパネットコミュニケーションズ取締役 2014年:ジャパネットたかた取締役副社長兼ジャパネットロジスティクス代表取締役社長兼ジャパネットサービスパートナーズ代表取締役社長 兼ジャパネットコミュニケーションズ取締役 2015年:ジャパネットホールディングス代表取締役社長兼ジャパネットたかた代表取締役社長兼ジャパネットロジスティクス代表取締役社長兼ジャパネット サービスパートナーズ代表取締役社長兼ジャパネットコミュニケーションズ取締役兼ジャパネットメディアクリエーション取締役

                出典: 西日本新聞経済電子版   http://qbiz.jp/article/54047/1/   流通ニュース http://www.bci.co.jp/nichiryu/interview/29


------------------------------------

2013年 九州・沖縄地区小売業売上ランキング 

                   出典:西日本新聞経済電子版  
 

 


 



⇒⇒ ニュースリリース ⇒     高田旭人が代表取締役社長に就任いたしました
       http://www.japanet.co.jp/shopping/jh/company/message.html


 ジャバネットたかたは、「『rモノ』の向こうにある生活や変化を伝えたい」という理念のもと、創業者である高田明が中心となり、成長をしてきた会社です。そして20I5年、その想いが込められたバトンを受け継ぎ、よりお客様【こ必要とされる会社を目指して、新しいスタートを切りました。新しいジャバネットが目指しているのは総合力です。・・・・・・

                                                       

 

社長、辞めます! 」 ジャパネットたかた 激闘365日の舞台裏
「過去最高益を更新できなければ、社長を辞めます」――。

2012年12月、通信販売大手、ジャパネットたかたの高田明社長はこう宣言して周囲を驚かせる。

1986年に長崎県佐世保市で誕生したときは街の小さなカメラ店だったジャパネットたかた。
それがラジオ通販やテレビ通販へ進出したのをきっかけに、日本を代表する通販企業へと成長。

しかし、2011年、12年は2期連続の減収減益に沈む。家電エコポイント制度終了や地デジ完全移行の影響を受け、
全体の5割強を占めていた主力商品、テレビの売り上げが最盛期の5%まで落ち込んだからだ。
この状況を脱しようと高田社長は13年、とんでもない秘策を打ち出す。

主力商品の売り上げが95%減とほぼ消滅する中、高田社長はどう社員を鼓舞し、業績を立て直したのか。
社員は目標達成に向け、13年をどう戦い抜いたのか。そして高田社長の去就は――。激闘の365日を振り返る。
日経BP社刊       1620円

 

●●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ●● 創業者の高田明氏,退任後は一切,経営には関わらないと言明
  ──────────────────────────────────

 長崎県佐世保市で,3坪しか敷地がない店舗を任されたkとに始まり,ラジオやテレビを使った通信販売の拡大で,売上高1500億円超の企業に育てたジャパネットたかたの高田明社長。

 高田明社長は,昨年7月に社長退任を表明していたが,1月16日付で社長を退き,長男の高田旭人副社長が社長に昇格した。前社長の高田明氏は,「完全に引退します。ジャパネットたかただけでなく,ジャパネットホールディングス(HD)の代表も退きます。組織上,完全な部外者になる」とし,すべての要職から離れた。明氏は,マスコミのインタビューなどで創業者として創業以来25年間,カメラ店時代を含めると29年間務めてきた社長を辞めることについて「後悔は全くない」と断言していた。

 また,高田明社長退任後の組織体制については,「ジャパネットHDを中心としたHD体制に移行します。これは副社長の経営方針です。ジャパネットHDに五つの子会社がぶら下がる。従来はジャパネットたかたとジャパネットコミュニケーションズの2社だが,アフターサービスを手掛ける『ジャパネットサービスパート ナーズ』,物流の『ジャパネットロジスティクス』,広告代理事業の『ジャパネットメディアクリエーション(仮称)』が加わる」。

 ─ジャパネットたかたで手掛けていたアフターサービスや物流部門を法人化する狙いは。

  「販売からアフターケアまでしっかりした体制にしたいとの判断からです。今までジャパネットたかたの中にあったアフターケアや物流を分散して,それぞれを 最高の品質にすることで,販売から販売後のケアまでをしっかりやっていく。それによって一流の会社にしたいということは私も以前から掲げていました。それ を具体化するため組織を考えたのが副社長です。われわれのビジネスにお客さまが満足していただくことで,100年続く企業になるのではないか。それを半端 にしていたのでは駄目だという私の思いを引き継ぎ具現化したということです」。

                      出所:日本流通産業新聞  http://www.bci.co.jp/nichiryu/interview/29  http://www.bci.co.jp/nichiryu/news/171

                                        ---------------------

 
「講演でわかったジャパネットたかた社長のハイテンションの理由」
        http://n-styles.com/main/archives/2011/01/29-024500.php

《要約》

・九州大学ベンチャービジネスラボラトリーが開催する起業家セミナーに参加してきた。単位取得もできる大学の正式な授業として開催されたものである。

・高田氏は、長崎大学の受験に失敗し、大阪経済大学に入学している。

・高田氏は27歳で結婚し、3坪しか敷地がない店舗を任される。当初は1ヶ月の売り上げが55万だったが、300万の目標を設定し、1年で達成した。その後も業績を伸ばしていく。

・宣伝媒体としてラジオCMに目をつけた。テレビCMは高すぎるので、ラジオを選んだという。やってみたら予想を大幅に超える売上があった。

・九州全域に進出するころには「通販九州」と名乗り、四国進出時には「通販四国」…このままでは進出するエリアが増えるたびに名前が変わると思い社名を変更した。「ジャパネットたかた」の誕生である。

・問題が出てくればそれを一つずつ潰していく。「問題は階段を登るように一つずつ解決していけばいい。一足飛びにはいかない。

・テレビショッピング番組でのあのハイテンションは演技でもなんでもなく、「想いを伝える」「感動を伝える」事を実践したら自然とあのテンションになっていくそうだ。

・2004年の情報流出事件については,自主的な営業停止を決めたという。この対応はリスクマネージメントの模範として評価され、事件前を大きく超える業績拡大につながった。

 --------------------------------

ジャパネットからなぜ買いたくなるのか?
レビショッピングでおなじみ「ジャパネットたかた」の高田明社長への取材を続けてきた著者が、『日経ベンチャー(現・日経トップリーダー)』などに執筆したインタビュー記事を集大成。「話す」「見せる」「考える」「実行する」などビジネスの原則について、高田社長が自ら語った貴重な1冊。「ブランド・ジャパン2010」における高田社長の講演録も収録。
日経BP社刊    1512円

 

  □■□■□■□■□■□■    『ジャパネットたかたのに関する記事一覧』         □■□■□■□■□■□

ジャパネットたかた新体制スタート 創業者の前社長は完全引退へ   2015-01-16 22:36:58

コスモス薬品 「2013年度九州・沖縄の小売業売上高ランクキング」1位  2014-10-22 07:27:00

テレビ販売の減速に対応 「ジャパネットたかた」の経営戦略-1      2012-05-12 21:43:44

・ ジャパネットたかた:義援金5億円と電池セット1万台寄付 テレビ通販の売り上げも  2011-03-23 11:21:28


(続)ジャパネットたかた テレビ台破損事故への対応 2011-03-04 15:24:10


ジャパネットたかた  テレビ台破損事故への対応から思うこと 2011-03-03 16:15:16


「身の丈」を強みとする経営28 どうするジャパネットたかた-テレビ台破損多発  2011-02-17 10:29:57


「身の丈」を強みとする経営 -21  ジャパネットたかた 3  クレド: 2011-01-21 07:15:21


「身の丈」を強みとする経営 ―20 ジャパネットたかた・2 海外進出:  2011-01-21 07:15:21

  
「身の丈」を強みとする経営 ―19 -ジャパネットたかた     :2011-01-20 14:35:19    

 

 

--------------------------------

 

激流 2015年 02月号 [雑誌]
特集  新需要創造に活路  流通業界 2015年 全予測

◎大手スーパー
広さを活かすモノとコトの再定義が始まった
◎コンビニエンスストア
寡占化から一極集中の気配漂う顧客争奪の新ステージへ突入
◎食品スーパー
増税延期の猶予期間に描く成長戦略が成否を分ける
◎ドラッグストア
停滞ムードに突入し、新市場創出と再編に焦点が移る
◎百貨店
チャレンジの年を終え、依然続く国内販売拡大の命題
◎ホームセンター
衰退業態に歯止めがかからず二つの再生策が浮上
◎家電量販店
家電販売頭打ちでサバイバル経営構築が急務
◎生協
店舗事業再生の成果を得てコープブランド再構築に挑む
◎ネット通販
オムニチャネルが浮き彫りにしたリアルの重要性
◎外食
食の不祥事、人手不足の問題山積みに立ち向かう
◎卸業界
利益圧迫要因目白押しで再編含みの波乱の幕開け


◎新春特別インタビュー
セブン&アイ・ホールディングス 鈴木敏文 代表取締役会長
・グループすべての業態を活かす世界初のオムニに挑む

国際商業出版   780円

 

小林へのお問い合わせ e-mail

 

 



   サンワダイレクト カセットテープ MP3変換プレーヤー デジタル化 microSDに直接保存 400-MEDI013 

一見するとポータブルカセットプレーヤーだが,側面にmicroSDスロットが付いていて,
カセットテープの音源を曲ごとにMP3に変換してmicroSDに保存できる「変換プレーヤ
ー」である。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鹿児島の業務用食品製造「フ... | トップ | 今日24日は,林葉直子さんの4... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ジャパネットたかた」カテゴリの最新記事