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”九州の雄” コスモス薬品(本社・福岡市)は、7月開店予定のドラッグコスモス大和田新田店(仮称)を成田街道沿いに建築中です。同店のはす向かいには、サイクルショップ首位のサイクルベースあさひ 八千代店が十数年前から営業しています。この両社の経営には多くの類似点、さらには同質ともいえる経営発想があります。
その1 地方から最大市場の首都圏に攻め込む--両社とも創業の地が、東日本ではない--
コスモス:九州 宮崎県。
サイクルベースあさひ:関西 大阪府。
その2 足許商圏を固めてから全国展開
・コスモス:九州を制覇してから、全国展開を目論む。さらには関東進出の本格化に乗り出す。
・サイクルベースあさひ:大阪、兵庫を中心にじっくり基礎を固めてから、首都圏進出を図る。
その3 小商圏対応
・コスモス:小商圏型メガドラッグストア-足元の小さな商圏(商圏人口1万人)に限定
すると競合は限られるとの前提に、小商圏をターゲットとしたメガドラッグストアを多
店舗展開するビジネスモデルを構築。
・あさひ:多店舗展開の初期段階においては、商圏は半径2~3kmと狭いが、人口15万人程
度を見込めることを前提に出店。
その4 価格競争力(エブリディロープライス)で競合を圧倒
・コスモス:進出時には,店の認知度を上げ,競合から顧客を奪うべく,価格攻勢をかけ
ている。NBの売価はいずれも近隣のドラックストアを下回る価格設定。
・あさひ:同等レベルのNBに比べて、あさひのPB価格は、30~40%安い。
その5 think small 「小さく考えよ」
両社とも世界最大の小売業ウォルマートの創業者サム・ウォルトン提唱の成功の発想
「think small 小さく考えよ」を実践している。この点については、次回
のブログに書き込みます。
▼ サイクルベースあさひ 新中期経営計画 VISION 2025 抜萃
source:サイクルベースあさひ 新中期経営計画 VISION 2025 ウエブサイトより転載
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