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ジャパネットたかた 創業社長フェードアウト,次代を長男に託す

2016-01-16 16:50:41 | ジャパネットたかた

 ジャパネットたかた 名物社長が退任 長男へバトン(15/01/16)

 
 fade-out....甲高い名調子も見納め。テレビ通販「ジャパネットたかた」(長崎県佐世保市)創業者の高田明氏(67)は15日,最後のレギュラー番組出演に臨んだ。同社の社長は昨年長男の旭人氏に引き継いでいる。

 長崎県平戸市にある実家のカメラ店から独立して,1986年にカメラ店を創業。90年代からテレビ通販を始め,独特の甲高い声色と名調子でお茶の間の人気者となり,売上高1千億円超の通販大手に育てあげた。希代の経営者は「前向きに歩いてきた人生なので,やり残したことはないと申し上げていい」と語る。後輩には「客を感じる心を 持ってほしい。そのためには人間力を磨いて」とエールを送った。息子の高田旭人社長に関しては,社員食堂など働く環境の整備を挙げ「非常にがんばっている。私があと5年社長を続けても変えられなかった部分」と評価した。

今後は講演活動などを行うが,「会社から依頼があれば出てもいい」とスポット出演の可能性に含みを持たせた。

 

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  ┗  明・ジャパネットたかた / 暗・大塚家具

 創業社長の後継者への引き継ぎで通販のジャパネットたかた http://www.japanet.co.jp/shopping/  と家具小売の大塚家具 http://www.idc-otsuka.jp/  とでは,後継者問題で明暗を分けた。企業は公器と認識し,経営権を長男に全面移譲の高田明氏。
 大塚勝久氏は,上場していようとあくまで「自分の会社」。鶴の一声で物事を決めて何が悪いと,経営方針を巡り長女と対立した。

 

  ジャパネットたかた 大塚家具
業態 通販大手 総合家具小売りの大手
資本金 1億円 10億8,000万円
売上高 1423億円 555億円
従業員数 327名 1,749名
創業者 高田明 (67歳) 大塚勝久 (71歳)
創業年 1986年1月 1969年3月
創業地 長崎県佐世保市 埼玉県春日部市
後継者 高田旭人・長男 大塚久美子・長女
後継者の略歴 東大卒・野村證券 一橋大卒・富士銀行

 

 ※出所: 大塚家具HPより

 

 参考記事 ⇒⇒ 週刊東洋経済新報  続報! 大塚家具、父娘「激突」の舞台裏 
   http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150125-00058372-toyo-bus_all

        ⇒⇒ 日経ビジネス  大塚家具、前代未聞のドタバタの顛末 解任6カ月で前社長が復帰 
   http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150129/276882/?P=1

 

◆大塚家具--企業概要

 総合家具小売りの大手。中高級品・輸入品に強み。独自の会員価格販売。全国に大型店を展開。1969年3月 株式会社大塚家具センターとして創業。

名称:株式会社 大塚家具  OTSUKA KAGU, LTD.
本社:東京都江東区有明3-6-11
資本金:10億8,000万円
創業:  1969年3月
設立:1972年8月
代表取締役社長:大塚 久美子

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 ┏━┓                          
 ┃┃ 明 ジャパネットたかた ・ 移譲 次代を長男に託す
 ┗━╋…──────────────────────────────

ジャパネットたかたの高田明社長は,ハウステンボスの澤田秀雄社長との対談で,社長を長男で副社長の旭人氏に譲る事について,自身の胸中を次のように吐露している。

高田私の場合は完全退任です。会長にも就かず,役職もありません。テレビ出演は1年前後をめどにやめますが,退任後も十分にアドバイスできる元気な年齢でもあるし。
 この約29年間,世の中に貢献し,そのためにも利益を出すことを念頭に走り続けてきました。今では県内はもちろん全国,何千万人の方にメッセージを届けることができる環境に置かせていただき有り難いと思います。
 ハウステンボスとは違って,顧客が見えない通信販売業という世界でも「心を通わす」ということは一緒。新体制もこの理念を大切に,100年,200年続く企業に向けてしっかりやってくれると思います。

>>>高田社長は今年,社長の座を長男に譲られます。後継者育成という点で気掛けていることは。

高田:  私は,背中を見せて「付いてこい」と走り続けてきた人生なんですが,売上高が千億円を超えて,社員が増えてきたら組織という仕組みを作り,任せないといけない。その点,副社長は仕組みをつくることが上手い。
 


>>>今年退任される高田社長にとっても,新しい出発点とも言えますね。

高田:ここ数年,社員には「変化に対応しよう」と言っていましたが,今は「変化対応」とは言わない。対応しようとした時は遅れている。だから「変化を創り出す」ということが大切だと実感しています。先読みできる洞察力が必要なんです。
  澤田さんがおっしゃるようにロボットというのは,まさしく変化を読んで創り出しておられるんだろうと思います。さっきの世阿弥の「秘すれば花」には,常に 秘するものを持ち続けて,出し続けていくことが,変化を創り出していくこと。そういう思想が込められていると思います。
 でも,成長するばかりが幸せでもない時代。これからは「価値観の考え方」も日本という国は求められてくる気がします。経済大国として世界を引っ張ってきましたがこれからは,世界3位,4位となっていくのかもしれません。
  それはそれでいい。少子高齢化で人口が減ったら「もっと濃度の濃い,世界一幸せな住みやすい国にしていこうよ」という前向きな発想が大切。これは政治主導 かどうか分かりませんが,企業も,そういう価値観を新しくつくっていくことが求められる。それは,生きがい,絆がないとできないものでもあるんです。
                         出典:長崎新聞 http://www.nagasaki-np.co.jp/bigtaidan/index.shtml

 

 

社長、辞めます! 」 ジャパネットたかた 激闘365日の舞台裏
1986年に長崎県佐世保市で誕生したときは街の小さなカメラ店だったジャパネットたかた。
それがラジオ通販やテレビ通販へ進出したのをきっかけに、日本を代表する通販企業へと成長。

しかし、2011年、12年は2期連続の減収減益に沈む。家電エコポイント制度終了や地デジ完全移行の影響を受け、
全体の5割強を占めていた主力商品、テレビの売り上げが最盛期の5%まで落ち込んだからだ。
この状況を脱しようと高田社長は13年、とんでもない秘策を打ち出す。

主力商品の売り上げが95%減とほぼ消滅する中、高田社長はどう社員を鼓舞し、業績を立て直したのか。
社員は目標達成に向け、13年をどう戦い抜いたのか。そして高田社長の去就は――。激闘の365日を振り返る。

 

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