国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)の調査によると,虐待などで家庭で育てるのが難しい子供たちの85%以上が乳児院や児童養護施設などの施設で生活し、里親委託率は14%にとどまる。
国連のガイドラインでは里親など家庭的な環境下で育てられることが望ましいとされ、米国や英国は里親への委託率は70%を超える。 報告書によると、2013年には全国で3万9047人の子供が親に養育能力がないとされ、このうち約3万4千人が乳児院や児童養護施設などで生活。
HRWが施設の子供や職員、出身者ら200人以上に行った調査では、施設では子供同士のいじめや大人と信頼関係を結べないなどの問題があった。HRWは政府に改善を求める提言を発表した。 ※ 産経新聞電子版(2014年5月1日22時19分)
>>>22歳ママは「彼氏」と会うため、1歳娘をトイレに置き去りにした
あの人に会いたい。どうしても会いたい。「恋い焦がれた」と表現すれば、聞こえはいい。だが、幼いわが子を放置して彼氏のもとへ走る行為を、世間は「ロマンス」とは呼ばない。10万人以上の乗降客が行き交うJR新大阪駅(大阪市)の公衆トイレに1歳の長女を置き去りにしたとして3月、飲食店従業員の母親 (22)が保護責任者遺棄容疑で逮捕された。数カ月前まで「親バカでもいい」と公言し、娘への愛情をフェイスブックに自慢げにつづっていた。平成生まれの シングルマザーに一体何があったのか。そして、「置き去り」にされる子供たちは決して少なくはない。
※ 産経新聞電子版(2014年5月21日12時0分)
>>>明日ママ論争が終わって
一連の論争の発端は「明日、ママがいない」の第1話(1月15日)が放送された翌日16日、「こうのとりのゆりかご」運営の熊本の慈恵病院が開いた記者会見だった。
日本テレビによると,視聴者から寄せられる声については「非難の声もあるが、2話目の放送以後は初回放送後より推奨の声が多い」といい、「施設で育った方からも『続けてくれ』との声も多かったという。
「魔王」と 恐れられた施設職員もドラマの終盤で子ども思いの人間として描かれ、けなげに力強く生きる子どもの姿が賞賛されている。第1~4回放送分に視られた、過剰ともを受 けとれるた演出は必要だったのか。
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┃1 ┃ 騒動の発端 「ドラマは施設に対する偏見を与えかねないとの批判」
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一連の騒動の発端は、同ドラマの第1話(1 月15日)が放送された翌日16日、熊本の慈恵病院が開いた記者会見だった。第1話内では、赤ちゃんポストに 預けられたという設定の子役に「ポスト」というあだ名がつけられたり、施設長が「お前たちはペットショップの犬と同じだ」という言葉を子役たちに浴びせた り、子役たちを平手打ちにするなどのシーンも見られた。
これに対して慈恵病院の蓮田健・産婦人科部長は会見で「施設の現状を知る視聴者は少ない。フィクショ ンと言っても誤解されかねない」「同じ立場の子供が聞いたらどれだけ傷つくか」などと、日本テレビに同ドラマの放送中止と謝罪を求めたことがきっかけとな り、同ドラマが施設に対する偏見を与えかねないとの批判がさまざまな方面から日本テレビに寄せられる事態となった。
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┗■ 「明日ママ」記事・バックナンバー
⇒⇒ 明日ママ論争が終わって・ 2 慈恵病院 赤ちゃんポスト開設7年 & 「明日ママ」問題
- 「明日、ママがいない」 フィクションだからいいの...
- 「明日、ママがいない」 フィクションだからいいの...
- 「明日、ママがいない」 -7話までを総括
- 日テレ「明日、ママがいない」 - フィクションだか...
>>>「明日、ママがいない」 埼玉県内の施設、里親「実態違う」
埼玉新聞電子版 3月8日(土)14時48分配信 http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/03/08/11.html
「里親も子どもも出会いは真剣」と話す里親会の新井康夫理事長 出会いは真剣
ドラマは施設の児童と里親との出会いがテーマ。施設職員が児童と里親との間で苦悩する姿も描かれた。
県里親会の新井康夫理事長は、これまで3人の子どもの成長を見守ってきたが、ドラマで"お試し"と呼ばれる児童と里親のマッチングに疑問を持つ。
新井さんが現在24歳になる長男と出会ったのは20年前。初めて会ってから長男が一つ屋根の下に暮らすまでには5カ月の時間を要したという。夫婦で施設を 訪れ、子どもと面談した回数は12回。施設の近くを散歩し、公園へドライブ。慣れてきたところで宿泊体験を試みた。初回の宿泊体験では、子どもが夕方にな り泣きだしたため、施設まで送り届けた。
新井さんは当時を思い出しながら「里親といっても、親も子どもも真剣に悩みながら考えています。子どもにいい顔しろと強要するようなことはありません」とドラマの一部内容とのギャップに首をかしげる。
県内では今年2月1日現在で、203世帯が里親として244人の子どもを受託している。国が里親による家庭的養護を積極的に推進しており、施設に里親支援専門相談員を配置するなど力を入れている。この5年で県内では里子の受託数が1・5倍に増加しているという。
「子どものおかげで学校や地域の付き合いが深くなり、学ぶことも多かった」。新井さんは里親としてのやりがいを語る一方で、現実的な課題を挙げる。
「まだまだ地域によっては払拭(ふっしょく)しなければならない偏見もあるし、学校や先生の捉え方にも温度差がある。児童相談所、施設、里親、学校、市町村が輪になり、絆を深めていくために、情報を発信していきたい」と語った。
「ありがたいけど」
実際に施設の現場で子どもたちに向き合う職員たちの胸中も穏やかではない。県児童福祉施設協議会の丑久保恒行会長はドラマ開始直後の内容に触れ、「子ども が犬猫扱いされ、施設内職員の暴言、暴動が取り上げられるなど、実態と懸け離れていた。施設内虐待と受け取れられ、懲戒権の乱用に当たる。本来なら児童相 談所のヒアリングがあるし、事実が判明すれば、指導者として失格だ」と厳しい。
親との生活が困難な子どもは、個性に応じて児童福祉施設、ドラマに出てくるグループホーム、里親による家庭的養護の支援を受けることができる。県内には22カ所の児童福祉施設があり、家庭から引き離されている子どもが1364人(2013年4月現在)いる。
こうした子どもの数は近年横ばいで推移。丑久保会長は「家庭で子どもが窮地に追いやられるケースが後を絶たない」と現状を憂慮する。不景気で生活が苦境に陥り、重篤化するケースが増えているという。
丑久保会長はドラマなどでの描き方について「施設の現実を映し出してもらうことはありがたいことだが、実態に即したフィクションであってほしい」と話している。
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┗━★ ドラマでは見えない現実・・・児童養護施設の実態
>>> 元・東洋太平洋ライト級チャンピオン!「SRSボクシングジム」会長の坂本博之さん。
文化放送,「サルバドール」にゲスト出演した,元・東洋太平洋ライト級チャンピオン!「SRSボクシングジム」会長の坂本博之(さかもと ひろゆき)さん。
幼少時に両親が離婚。親類に預けられたがそこでの生活は極貧を極め、弟と一緒にザリガニを捕まえ食したこともあると語っている。その後預けられた福岡市東区の養護施設『和白青松園』のテレビでボクシングの試合を見たことがきっかけで、プロボクサーを志すようになる。
番組では,児童養護施設に入った経験もある坂本さんが,その実態と「明日ママ」の感想を語る。
●坂本さんが児童養護施設で暮らしていた期間は・・・
乳児院に1年半入ったあと、3歳で児童養護施設に移りました。その後、お母さんや親戚に引き取られましたが、色々あって食事をさせてもらえなかったなんてこともあったとか。
●気になる児童養護施設での暮らしを振り返ると?
水もご飯もおかわり自由。衣食住もある。生活の安定があって、ボクシングという夢を見られるようになった。楽しかったのは、ピンクレディの映画を観に行ったりしたことで、その帰りに食べた天ぷらそばの味は、忘れられない味だそうです。
●いま全国でおよそ3万人の子供たちが児童養護施設で暮らしています。子供たちが、施設に入る事情は?
6割以上の理由が「児童虐待」。日本は少子化になっているけど、児童養護施設の数が増えているのが現実だとか。
●「明日ママ」は,フィクションなので誇張や現実との違いがあっても良い,という意見もあるが・・・
小さな子ども達(小学1~2年生)には「フィクション」という意味が理解できない。ドラマの内容をストレートに受けとってしまう。制作者はこの辺の事情を頭に置いて,ドラマを作って欲しかった。(意訳)
▼坂本博之さん
1970年12月30日 - )は、日本の元プロボクサー。福岡県 田川市出身。パワーのあるパンチで、「平成のKOキング」「和製デュラン」とも呼ばれた。 日本ならびに東洋太平洋ライト級王座を獲得。世界ランキングは最高でWBCライト級1位。
クラシック音楽が好きで、現役時代は自身の入場曲にもクラシック音楽を使っていた。主な入場曲はドヴォルザークの交響曲第9番ホ短調「新世界より」第4楽章。
>>> 2014-03-10 00:01:10 「明日、ママがいない」 フィクションだからいいのでは・・・・① 坂本博之氏談
僕は運命を信じない―不滅のボクサー坂本博之物語 | |
幼少時に両親が離婚。親類に預けられたがそこでの生活は極貧を極め、弟と一緒にザリガニを捕まえ食したこともあると語っている。その後預けられた福岡市東区の養護施設『和白青松園』のテレビでボクシングの試合を見たことがきっかけで、プロボクサーを志すようになる。 坂本博之著 |
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西日本新聞社 |
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┃3┃ 現実 親が育てられない子供、85%超が施設入所 里親委託は14%
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産経新聞(2014年5月1日22時19分)
虐待などで家庭で育てるのが難しい子供たちの85%以上が乳児院や児童養護施設などの施設で生活し、里親委託率 は14%にとどまることが1日、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)の調査で分かった。国連のガイドラインでは里親など家庭的な環境下で 育てられることが望ましいとされ、米国や英国は里親への委託率は70%を超える。
報告書によると、平成25年には全国で3万9047人 の 子供が親に養育能力がないとされ、このうち約3万4千人が乳児院や児童養護施設などで生活。HRWが施設の子供や職員、出身者ら200人以上に行った調査 では、施設では子供同士のいじめや大人と信頼関係を結べないなどの問題があった。HRWは政府に改善を求める提言を発表した。
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「こうのとりのゆりかご」は問いかける―子どもの幸せのために (熊日新書) | |
「こうのとりのゆりかご」開設から6年を経過しました。この間、日本の社会の現状や環境は、どのように変わったのだろうか?日本の養子制度や性教育についても考える。 | |
熊本日日新聞社 |
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┃4 ┃ 明日、ママがいない ストーリー
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「第1話などに見られた、子どもへの暴力や暴言シーンは,第5話でなくなった。第4話あたりから、ストーリーや演出の“毒気”がすっかり抜け、登場人物は“いい人”ばかりになったとの感想も聞かれる。
◆登場することも達の呼び名(あだ名)
・「赤ちゃんポスト」に預けられた子なのでポスト」。リーダー的な存在である。
・母親が彼氏を鈍器で殴って逮捕された「ドンキ」。
・両親がピアノを残して蒸発した「ピア美」 。
・里親が現れない「オツボネ」 。
・コインロッカーに捨てられていた「ロッカー」 。
・家が貧乏「ボンビ」。
・パチンコ依存症の母親に,真夏の締め切った室内に放置された「パチ」。
◆第1話のストーリー
真希(9歳)は, 母・涼香が傷害事件で逮捕され,養護施設(グループホーム)の「コガモの家」に預けられる。グループホームの施設長の佐々木 友則(ささき とものり)〈48歳〉は足を引きずって歩き,常にステッキをはなさず,舌打ちを癖とする。子供たちを「里親のペット」と形容し,「時に心を癒やすようにか わいらしく笑い,時に庇護欲をそそるように泣け」とトゲトゲしい言葉使いで恫喝と体罰を以って非情に接する。
子ども達は,親が育てら れない子を匿名で受け入れる「赤ちゃんポスト」に預けられたから「ポスト」(9歳)、親が貧乏だから「ボンビ」(9歳)、母親がギャンブル中毒だったので 「パチ」(9歳)といったように,互いをその境遇に絡めたあだ名で呼び合う。真希はといえば、母親が恋人を鈍器(灰皿)で殴ったことから、「ドンキ」とい う仇名をつけられた。・・・・・
◆第2話のストーリー
ポストは,幼いパチを、まるで母親のように可愛がって良く面倒を見ていた。まだ甘えん坊のパチは、ママの匂いがするというシャンプーのボトルを常に離さない。
夜、ポストらコガモの家の子供たちは、施設長の佐々木から, 新しい里親候補の資料を見せられる。今回の里親候補は少なくて、子供達は、里親の資料を奪い合うように取り合う。
元はピアノのある家の子供だったピア美は、ピアノを弾かせてもらえるような裕福な家に引き取ってもらいたいと願いながら、里親候補の中から一組の夫婦を選ぶ。そしてパチも、今回が初めてとなるが、里親候補のもとへ行くよう佐々木に命じられる。
こうして今回は,ピア美とパチの二人がそれぞれの里親候補の家へ“お試し”に行く事が決まった。パチと母子の様に接してきたポストは戸惑いを感じながらも,パチの幸せを願い,送り出す。・・・・・
◆第3話のストーリー
第3話では,児童養護施設「コガモの家」を来年には出ていかなければならない17歳のオツボネにスポットが当てられドラマは展開。
条件の合う里親候補がなかなか見つからず悩んでいた「コガモ」の家に,年齢性別不問で子供を引き取りたいという里親候補が現れる。条件はただ一つ、星座が 射手座であることだけであった。コガモの家の子供達の中ではポストとオツボネが射手座であり,2人は吉田夫妻の家へとお試しに出ることになっ た。・・・・・
◆第4話のストーリー
過 激度合いはトーンダウン。施設長が子供たちに暴力を振るうシーンや、ペット扱いするようなあけすけな暴言はなくなった。 第4話は、「赤ちゃんポスト」に 預けられたことから「ポスト」(9歳)と呼ばれる主人公が,養護施設(グループホーム)「コガモの家」でともに暮らす仲間のー親が貧乏だからと「ボンビ」 (9歳)とのあだ名-トラウマの理由探しに奔走する。
家が貧乏のために,お金が出来たらきっ迎えに来てくれると思っている「ボンビ」の両親が実は,災害で亡くなり,遺体が見つかっていないことが明かされた。第4話のでは,前回までとは違い,ポストらの動きに陰で協力する施設長 佐々木の優しい配慮が描かれていた。これは抗議によるシナリオ変更なのか? それとも,はじめから設定されていた筋書きなのか?・・・・。
◆第5話のストーリー
パチが里親候補の山口夫妻のもとへ行くことになる。山口夫妻はパチを温かく迎えるが,ポストはなぜか元気がないパチの様子が気にかかる。その頃,いつもようにピア美が音楽室でピアノの練習をしていると,突然現れたみどりが演奏を聞かせてほしいとある曲をリクエストする。
後日,ピア美は音楽の教師から有名なピアノコンクールに出場するよう勧められる。声をかけてきたみどりは音大の教授で,コンクールの審査員をしていて,ピ ア美のピアノを気に入り,推薦してくれたというのだ。そんな中,ドンキは以前断った川島と美鈴夫婦の家へ再び“お試し”に行くように言われて…。
◆第6話のストーリー
施設の卒業生で、職員兼調理員として働く、おとなしくて無口なロッカーが、ドンキと出かけた先で、若い妻が夫に殴られそうになっているのと出くわす。ロッ カーは突然、夫に飛びかかり、警察沙汰となる。ショックを受けるドンキ。ロッカーには何か理由があるとポストとオツボネは考えるが、他の子供たちは不信感 を抱く。
そのとき、魔王と呼ばれて恐れられている施設長の三上博史が、「枕を持って食堂に集まれ」「車座になれ」と子供たちに命じる。枕を抱えて体育座りの子供たちを相手に三上が語り出す…。
◆第7話のストーリー
ポストたちのクラスに新しい担任として朝倉が赴任。そんな中、“ジョリピ”こと東條夫妻がコガモの家に訪れる。東條が男の子との縁組を望んでいることを知ったボンビは髪を切り、男の子のふりをして東條家に通うようになる。
一方、オツボネとともに香織に行ったドンキは施設長の佐々木が香織の夫ではないかと告げる。
その頃、病気の妻に代わって家事をしている朝倉の元に手伝いに行ったポストのことを朝倉の妻・瞳が亡くなったはずの娘の名前で呼び出し…という展開だった。
◆第8話のストーリー
ピア美がピアノコンクールに出場。父親が会場に来ていることを知ったピア美は演奏をやめ、父親を求め泣き叫ぶ……。一方、ドンキは,、「彼氏と別れたの」 と自分勝手な理由で娘を引き取りに訪れた母親(酒井美紀)の元へ帰ることに。しかし、児童養護施設を後にするドンキの前に、里親候補の夫婦)が現れる…… というストーリーであった。
第11回開高健ノンフィクション賞受賞作。虐待を受けた子どもたちは,救出された後,虐待の後遺症に苦しんでいた。
その「育ち直し」の現場であるファミリーホームに密着,子どもたちを優しく見つめる。
心の傷と闘う子どもたちの現実と,再生への希望。“お化けの声”が聞こえてくる美由。「カーテンのお部屋」に何時間も引きこもる雅人。家族を知らず,周囲は すべて敵だった拓海。どんなに傷ついても,実母のもとに帰りたいと願う明日香。「子どもを殺してしまうかもしれない」と虐待の連鎖に苦しむ沙織。そして, 彼らに寄り添い,再生へと導く医師や里親たち。家族とは何か!?生きるとは何か!?人間の可能性を見つめた感動の記録。2013年第11回開高健ノンフィ クション賞受賞作!
揺れるいのち―赤ちゃんポストからのメッセージ | |
熊本市の一民間病院が二〇〇七年に設置した全国でも類がない施設「こうのとりのゆりかご」。「赤ちゃんポスト」という通称が先行したためか、「親の子捨て 助長」「いのちの救済」という世論を二分する賛否両論の議論が巻き起こった。それから三年半、すでに五〇人を超す子どもが預けられた。熊本日日新聞の記者 たちが、これまでの概念に入らない特殊な機能をもった施設の計画発表から開設、そして現在までを取材。「いのち」「性」「家族」そして「人のつながり」― 社会が親と子を包み込み、支える機能をなくしてしまった今、全国各地で必読の書。
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旬報社 |
僕は運命を信じない―不滅のボクサー坂本博之物語 | |
幼少時に両親が離婚。親類に預けられたがそこでの生活は極貧を極め、弟と一緒にザリガニを捕まえ食したこともあると語っている。その後預けられた福岡市東区の養護施設『和白青松園』のテレビでボクシングの試合を見たことがきっかけで、プロボクサーを志すようになる。 坂本博之著 |
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西日本新聞社 |
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