◆白文鳥キティとベランダ園芸◆

  おもしろ、おかしい、小鳥とろべりあの日常!

人間社会に翻弄される雀

2012年06月08日 02時11分02秒 | 保護すずめ
(今日は写真はありません)

二日前のこと・・・会社の前の物置で雀の雛の鳴く声が聞こえていました。
だけど、いろいろ雑多な物置なもんで、どこに居るのか分かりません・・・
もう夕方6時も過ぎて、私は現場に出掛けなくてはいけませんでした。
会社はすでに私一人だし、仕方なしにシャッター閉めて出かけることに。

帰社したらすでに真っ暗・・・
照明を点けて、雛ちゃんの捜索・・・天井かなぁ~
脚立で登って工事用ライトで照らしてみましたが居りません、、、
あちこち捜索してましたら居りました~♪
材料置き場の片隅に、ちょこんと(笑)

なんでこんな所に居るのか・・・思い当たるフシが・・・
まだ夕方の5時過ぎくらいのこと・・・
私たちは会社奥の作業場で仕事中だったのですが、その時
会社の表でお隣の会社のおば様が二人がなにやら、うろうろ~うろうろ~
あっち行ったり右行ったり左行ったり、上見たり下見たり~、、、
「なにしてはんねやろぉ~?」特に気にもしませんでしたが
しばらくすると、今度はカメラ片手に同じ様に何か探している様子でした。
「なんなんやろなぁ・・・???」

そして6時過ぎ・・・
きっとおばさん達お隣の会社前に居た仔雀を追って様子を見に来ていたのだと思います。
結果として、殆ど飛べない仔雀は我社の倉庫に入り込んだのでしょう。
さすがにそこまでおばさん達入れずに退散されたのだと思います。
ま、私も先週は同じように仔雀ちゃんペアにカメラ向けていましたもんね、汗
あまり非難できる立場ではございません(反省)あ、だだあの時は望遠で遠くからでしたので
どうかご容赦下さいまし!

とりあえず真っ暗な屋外に放鳥する訳にも行かず、会社には空きのケージがあるので、
一泊してもらい、翌日様子を見て帰ってもらおうと思っておりました。

翌日
むき粟や水も用意してましたが、雛が幼すぎてまだ自分では取餌できないようです。
雛用の注射器タイプがありますので湯通し粟を口元へ持っていっても食べてくれず、、、
そうこうしている間に私の掌の中で眠ってしまいました(笑)
よほど疲れているのでしょうね、当たり前だけど、、、
午後になって、仔雀の入ったケージごと会社入口前に置いてみることにしました。
親鳥が仔雀の鳴き声に近くに来てくれるのではと思ったからです。
ピーピーと鳴きつづけています。
2時間ほど置いていました。
あ~、もう、こんな時に限ってその日はめちゃめちゃ仕事が忙しかったのです!
猫も来る所だし、常時観察して居られません2時間でタイムアップ。再び社内へ。

どうするかいなぁ、、、

とにかく仔雀ちゃん、昨日からなにも食べていません。
夕べからケージの敷き紙は全く汚れていませんでした。
りえさんが「スペッシャルえさ」を作ってくれました!
むき粟、青梗菜のすりつぶし、にぬきの黄身のブレンド♪
あーーー出荷が間に合わない!!りえさんも大忙しなのです!
でもね、ご飯食べてもらわないと、
決して口を開けない仔雀ちゃん・・・むりやり開けるしかないよなぁ~
私がピンセットでこちょこちょして、ゆっくりピンセットを開けてっとぉ、、、
それ今やでぇ~・・・すかさずりえさんが注射器でスペッシャルを注入!
うまく行きました!
一度要領がつかめると後は楽です。
そのうがそこそこ大きくなりましたよ^^
これで一安心。。。

そして、次に思いついたのが、歩道に餌を撒いて雀が寄って来たら、
仔雀をそこに置いてみよう、親鳥もきっと近くに居るはずだし。
そして実行・・・
10羽くらい来ました。
双眼鏡で観察・・・
仔雀はだれ構わず大きく口を空けピーピー鳴き、羽を震わせてご飯下ちゃいとばかりに鳴いています。
その内の一羽が、仔雀に口移しに餌を与えました!!!!
なんという感激! よかったねぇ~♪
りえさん・・・泣いてますぅ。。。


本来ここでハッピーエンドだし・・・と想定してたから写真撮ってないし、ブログに載せる予定もしてなかった。


ところが・・・


親鳥と思われた雀は・・・遠くに飛んで行ってしまいました・・・
もう一羽、二羽と撒いた餌が無くなると居なくなってしまいました。。。
ハトが一羽残っています。
仔雀ちゃん・・・ハトに寄って、同じように羽をばたつかせてご飯ちょうだいってハトの前へ行きました。
あ、ああああ、あかん、あかん、、、あかんって、
ハトが仔雀を3度4度と突付きます!!
アカン!アカン!アカンがなーーー!!!
想定外!
つっ走って、仔雀ちゃん保護。
ま、簡単にまたまた私につかまってしまいました。ほんと、まだ飛べないのですよ。


先ほど、餌を口移しで与えたのは本当の親鳥だったのかも知れません、はたまた
共感した他の雀だったのかも知れません。
いずれにせよ・・・
この時期の仔雀を人間が保護(こういうの拉致、監禁といいます)してはいけないのです。

とりあえず、この仔雀は飛べるようになるまで飼育することとしました。
もう何日かで自分でご飯も食べれるでしょう。
飛べる様子もすぐに分かるはずです。
この時期、普通なら親鳥に餌の確保や危険な天敵を教わったりととても大切な時期です。
そんな時期を私たち人間と過ごすのはとても酷いことだとは解っています。
でもこういう出会いは人間社会に翻弄されてしまう状況に生きる雀が生活圏として選んだから
起こってしまったのです。

さて・・・

この仔雀ちゃん、スペッシャルえさ沢山食べて羽も伸びて、元気にお外に戻って欲しいと願うばかりです。
そうね、あまり可愛がらず、必要以外手に触れず、あまり視線を合わさず、・・・
かなり辛いのぉ、、、なぁ、仔雀ちゃんも、辛いよなぁ、、、
その後はひとり立ちできるのかなぁ・・・
嘆いても仕方ないよなぁ、、、

明日はちょっとばかし仔雀ちゃんの写真紹介したいと思います。
それくらい、いいでしょ^^;



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