(写真)「天使がスタジアムに入るのを見る。」と語るサムサンク・ドヤンアティさん
南アの大臣が、偽の手話通訳者をマンデラ氏の追悼式典に送った会社の所有者が消えたと言いました。
ボゴパネ-ズール副大臣が、南アの通訳者のドヤンアティの不十分な手話を聴覚障害者協会に謝罪しました。
「彼はコサ語を話している。英語は彼には負担が大き過ぎた。」と彼女。
ドヤンアティさん自身は、彼の欠陥だらけだった手話を反省しています。また、過去において暴力的だったことも認めました。
式典の間、ドヤンアティさんはオバマ大統領やマンデラ氏の孫のような重要な人達の隣に立って弔辞を手話通訳するために雇われました。
しかし、、彼は正当に認可されていたとして治安の問題はなかったと大臣は言います。
火曜日の式典以来、何故ドヤンアティさんをそのような重要な式典のために雇ったのか説明をするように政府に圧力がかかっています。
記者会見で、ボゴパネ-ズール副大臣は間違いがあったことを認めましたが国が辱めを受ける理由はないと言いました。
「100もの手話語があるので彼が困難に直面することはある。」
「彼は順調に始めたが、だんだん疲れてきた。ガイドラインには20分おきに交代するように書かれている。」
彼女はこれからも彼を雇うことについては否定しませんでした。
しかし、ドヤンアティさんの雇用者を詐欺まがいだと非難し、会社の取締役が完全に消えてしまったと言いました。
ドヤンアティさんの手話通訳を世界中の数百万人がテレビで見ていました。
彼は、式典の間、頭の中の声のために集中力を無くしてしまった、幻覚が始まり天使がスタジアムに入ってきたのが見えたと言いました。
「私は非常に苦しい状態になりました。」
又、過去にも時々予期せぬ行動を取ったことがあり、時々この場で暴力に反応し、時々何かが自分を追っかけるのを見るとも語りました。
ドヤンアティさんは以前ANCで働いていたようで、昨年の二つのANCのビッグ・イベントで彼がズマ大統領の横で手話通訳をしているのが映像に見えます。
南アの通訳協会は、以前もドヤンアティさんの通訳に苦情が出ていたが、与党は対策を取らなかったと言います。
マンデラ氏の遺体は三日間安置された後、軍がプレトリアの空軍基地から東ケープ州に空輸します。
軍の儀仗兵の一隊が到着を見守り、それから砲台に置かれて霊柩車に移される予定です。
それから、マンデラ氏の遺体は生まれ故郷のクヌに運ばれ、テンブ族が歴史的な儀式を行う予定です。
和解の記念日、12月16日に、ユニオン・ビルディングでマンデラ氏の像の除幕式が行われる予定です。
その日の国民的行事は、南ア各地で大型スクリーンに映されます。
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昨日の記事の続きです。彼自身が幻覚を見る病的な部分があることを認め謝罪しています。彼の所属する会社は姿を消したようです。南ア政府議会(ANC)は以前にも彼を雇ったがそのような問題を抱えていることに気づかなかったとしています。また、彼がどうやってあの場まで辿り着けたのかを調べているとか。いかにも大陸的ですね。
マンデラ氏の遺体に会うためにバスを待つ人々の長蛇の列
1994年4月の初の選挙で投票を待つ人々の長蛇の列(ソウェトで)