まるこの「時事和訳ブログ」

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中国が不可視性の研究を進める

2013-12-10 | Weblog

(写真)今は見えます:将来ステルス戦闘機は見なくなるのでしょうか?

中国の科学者は物体を見えなくする技術を研究しているが、それは軍事に応用できるだろうと報じられています。

香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙は、中国政府が、ここ数年、多くの研究班を組織して裸眼や電子センサーでは見えない物体を作る計画を立てていると報じています。

その技術は最終的にはステルス戦闘機で使われることになるでしょう。しかし、科学者は、その技術は現在未だ製造できない高度な原材料が必要なので実現は数十年先になるだろうとしています。

先月、浙江大学のチームが組み立てた魚や猫が見なくなるガラスのパネルの配列をビデオで見せたと新聞が報じました。

ハリーポッターのコートのような期待があるとしても、この研究による副次的なものを先ず開発するでしょう。浙江大学の研究者がつくるそのような装置は武器になり、軍隊が熱や赤外線センサーによる探知を避けることを可能にするだろうとサウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙は伝えます。

米国の物理学者は、物体を透明にするようにデザインされた新しい超薄型の電子システムをあらゆる角度や広帯域から調査しています。

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中国は、今、ものすごい勢いで軍事開発をしているようです。アメリカを抜いて経済・軍事の世界一の国を目指しているようです。大きくなる中国に小さな日本はどう対応すべきでしょうか。


ロシアのRIAノーボスチ通信社が閉鎖される

2013-12-09 | Weblog

(写真)閉鎖によってロシアの国営通信社に経済効果をもたらし報道範囲を広げると言う政府筋

ロシアのプーチン大統領は、国営通信社のRIAノーボスチを廃止しました。

月曜日にクレムリンのウエブサイトで突然発表した政令で、プーチン氏はロシア・トゥデイがその代わりになると伝えました。

新通信社は、ジャーナリストでクレムリンの強固な支持者のドミトリ・ケセルフ氏が代表を務めます。

国営のボイス・オブ・ロシア局も閉鎖されました。政令は、即、実施されました。

BBCのアナリストの見解

国営メディア通信社の中で、RIAノーボスチ社は、最近、公平な報道のための最大の努力をしてきた。この努力は、世界中のメディア通信社の外国の読者のためでもあった。

しかし、今、ノーボスチ社はロシア・トゥデイ系に取り換えられ、政府に批判的なロシア人を政府寄りにするもので、親-クレムリンの傾向のニュースを入念に選ぶだろう。

政府が規制するロシアのテレビニュースを議論する時クレムリン批判に使われる言葉「プロパガンダ」は、今度は新通信社のことを語るのにも使われるだろう。

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突然改革的なノーボスチ通信社を閉鎖して政府寄りの通信社をつくるなどロシアらしいやり方です。こんなことをしていたら反政府デモが拡大してとんでもなくなるでしょう。でも、デモも規制するのですよね。


サウサンプトンの海岸に人体の部位が流れ着く

2013-12-08 | Weblog

(写真)警察が閉鎖したウェストンの海岸線

犬を散歩させていた人が、ヨットクラブの近くのウェストンの海岸に人体の部位を見つけました。

一帯は警察に閉鎖され、人体の部位は検死のために病院に持ち込まれました。男性か女性かは分っていません。

警察は凶悪犯罪を示唆するものは何もないが、検死が終わるまでは偏見を持たないようにしていると言いました。 行方不明者の記録も調査されています。

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こんな場面には遭遇したくありませんが、日本でも間々ありますね。結果が気になります。 


イタリア:反マフィアの市長がギャングとの関係を否定

2013-12-06 | Weblog

@関係を否定する前市長

イタリアのマフィアに敢然と立ち向かっている女性市長のグループの1人として称賛されているカロライナ・ギラソウル氏が、悪名高いNdrangheta組織犯罪集団と関係しているという理由で自宅軟禁されています。

ギラソウル氏は、2008年から再選を逃した今年初めまでカルブリアのイゾラ・ディ・カーポ・リツートの市長でした。彼女の任期中に、彼女は、しばしば、Ndrangheta組織に対して声を上げ、 2010年の全国的な反マフィア運動期間中には、地方の人々にマフィア組織に対して抗議するように呼びかけました。彼女は、また、彼女のそんな姿勢を理由にマフィアが彼女を脅したと主張しました。

今、彼女は警官と11人の疑いのあるマフィアと共に、2008年に地方のアリーナ一族のNdrangheta組織から票を買って支持を取り付けたとして訴えられようとしています。検察官は、反マフィアの象徴がタバコ1カートンで地方の族長に象徴を支払ったと言います。

まだ地方議会に席を置いているギラソウル氏は、罪を否定しています。「私達はピノキオの国に住んでいるようだ。そこではまだ犯罪者が広く存在していてかなりの報酬を得ているときに、義務を果たそうと努力したが故に善良な人々が刑務所に入れられるのだ。」と彼女の弁護士は言います。

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イタリアのマフィア対策には自治体の首長も警察も苦労をしているようです。でも、票が欲しさにマフィアを利用するのでは苦労も水の泡です。政治家の相でしょうか。


「極度に危険な放射性物質が盗まれる」:UN核監視団体

2013-12-04 | Weblog

(写真)汚い爆弾のマーク(?)

メキシコの泥棒が治療で用いられた非常に危険な放射能物質が積まれていたトラックを盗んだ可能性があると水曜日に国連の核監視団体が言いました。

トラックが遠隔放射線療法の原料コバルト60をティファナの病院から放射性廃棄物貯蔵センターに運んでいる時にメキシコ・シティの近くのTepojacoで盗まれたとIAENが伝えました。

「トラックが盗まれた時、物質は遮蔽されていたが、もし、覆いが外れたり損傷したりしたら極度に人に危険を及ぼす。」

IAEAは、メキシコの核セキュリティ機関CNSNSから盗難の連絡があったと話しました。

「メキシコ当局は、現在、その物質を探している。報道機関を通じて国民に警告を発している。」とIAEAが声明を出しました。

理論的にはその物質はいわゆる「汚い爆弾」とされていて、広い範囲に放射性物質を撒き散らす爆発装置です。

そのような放射性飛散装置つまりRDDは核爆弾に比べればはるかに致命的ではないものの、大パニックを引き起こします。

専門家は、長い間、不十分なセキュリティのもとで世界中の病院や大学のキャンパスや工場などに保管されている大量の物質が危険にさらされていると警告してきました。

IAEAは、昨年だけで、17件の不法所持と核物質販売未遂を記録し、24件が盗まれたり紛失したりしました。これは氷山の一角と言います。

多くの場合、チェチェンやグルジアやモルドバのような前ソ連邦の地域で多く発生し、2011年には兵器級ウラニウムを売ろうとして数人が逮捕されました。

1991年のソ連邦の崩壊と2001年9月11日の米国の襲撃事件以来、核物質が違法者に渡ることを避けるために国際的な努力がなされています。

.米国のオバマ大統領は2010年にその課題のサミットを主催し、昨年ソウルで引き継がれ、2014年3月にはデン・ハーグで3回目が開催される予定です。

核抑止機関やグローバル・セキュリティ・パートナーシップが7月に発行した報告書は、適正な進歩により脅威を減らしてきたがまだ重要な仕事が残っていると伝えています。

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怖ろしい事件です。各分野で使われている放射性物質が容易に盗まれるようでは安心していられません。治安の悪い国では特に治安が必要ですね。日本は大丈夫?