嫁の孤独

どんなに距離的に自分のそばにいようが

口当たりのいい言葉を吐こうが

夫ってお母さんの息子。

色々聞いてくるけど

それは全部、知りたい理由は、

息子が嫁に悪い目にあわされていないか。

そのチェックよ。


この前
「うまくいってるのか」そう聞かれたとき
鈍感なあたしは私の就活のことと思い
「あとは腰」みたいなことを答えた。


お義母さんは、そんなこと聞きたいんじゃない。
私の体のことなどどうでもいい。
悪かったとしても、息子の負担になるのが心配なだけ。

この家には私は、ひとりここの家の姓を名乗ってはいるものの

私だけ、他人だ。

心が凍りつきそうだよ。


せっちゃんまであと2日なのに、どうもならない。
こんなに楽しみに思えないのは、はじめてだね。
むしろ悲しくて涙が出そうだ。

宅急便のお兄さん

この前は佐川さんで、ちょっとイケメン。　

今回はゆうパックのお兄さんで、めがねのさわやかな男子。


なんでだ！！

さわやかに謝っても、こういう問題は
君たち若者には、分からないから、もどかしい。


だから・・

二世帯住宅には、玄関が二つある。

お願いだから、母屋に持っていかないで。

一度目はいい。

お願いしたら、次は私たちの玄関にお届けください。



配達物って、結構プライバシーの領域ですよね？

誰からか。

何が届くのか。


知ってるの、そのときは若くて一緒に笑ってしまったけど

義弟の彼女が、ダンボールで荷物を贈ってきたとき
お義母さん、勝手に見て、そこに別れをかぎつけて
大騒ぎしてたこと。もう15年も前だけど・・

そういうことできる精神は変わらないでしょ？


ああ・・嫌いなの。もう、嫌いで嫌いで。

私のことを「あんた」と呼ぶのも嫌い。

誇り高い、その精神も、かかわりとうございません。


宅急便やさん・・あなたがうっかり、回った
住所も姓も一緒だけどもうひとつの、玄関・・
家族だからと、違う人に渡してしまった、その荷物。

家庭内の問題を引き起こす、火種になっていること
プライバシーが守られないこと、
その日の夕食が、苦くなること・・


気づいてはいただけませんか。