ゴミ置き場から、もう一ヶ月も前に落とした私のメモが
清掃のおばちゃんに拾われ、
戻ってきた。
まとめて落とした、記名の資料は帰ってこない。
不自然にもほどがある。
いま、落ちていたなんて。
しかも、一緒に落とした資料はないなんて。
悪意ある人が、拾って、捨てたと確信していたから。
それか、調子の良い(自分もパートで散々いじめられてきた出来ないチャン)おばちゃん
が、嫌がらせの軽い気持ちでロッカーからとったか。
二十台の私なら、そんなことは思ってはいけないと、
偶然今出てきたんだと、無理やり納得しただろう。
でも、私ももういい大人だ、擦り切れたオトナ。
資料のほうは、試験の大事なメモも沢山書き込んである。
それは、もどってこない。
疑ってるやつがいる。
それがなにか良く見てもいないのに、
「書き直すしかないね」なんて、口を挟む。
私と険悪なあの人を疑う。不自然なんだもの。
信じようなんて思うのは、きれいごとやめた。
私はそんな、人種の坩堝にたどり着いて、そこで働いているのだから。
だからって、どうってことはない。
気づいたその日は、青ざめて、心臓バクバクして、どうしようと思ったけど。
大丈夫。
それに、そんなこと、ぜんぜんありだと思った、やっぱり。
清掃のおばちゃんに拾われ、
戻ってきた。
まとめて落とした、記名の資料は帰ってこない。
不自然にもほどがある。
いま、落ちていたなんて。
しかも、一緒に落とした資料はないなんて。
悪意ある人が、拾って、捨てたと確信していたから。
それか、調子の良い(自分もパートで散々いじめられてきた出来ないチャン)おばちゃん
が、嫌がらせの軽い気持ちでロッカーからとったか。
二十台の私なら、そんなことは思ってはいけないと、
偶然今出てきたんだと、無理やり納得しただろう。
でも、私ももういい大人だ、擦り切れたオトナ。
資料のほうは、試験の大事なメモも沢山書き込んである。
それは、もどってこない。
疑ってるやつがいる。
それがなにか良く見てもいないのに、
「書き直すしかないね」なんて、口を挟む。
私と険悪なあの人を疑う。不自然なんだもの。
信じようなんて思うのは、きれいごとやめた。
私はそんな、人種の坩堝にたどり着いて、そこで働いているのだから。
だからって、どうってことはない。
気づいたその日は、青ざめて、心臓バクバクして、どうしようと思ったけど。
大丈夫。
それに、そんなこと、ぜんぜんありだと思った、やっぱり。