
私のミセスコンテストのはじまりは5年前。
『優勝者は日本代表として世界大会へ出場』
と書いてあるホームページを、たまたま見つけたことからスタートする。
身長や年齢ではなく「既婚女性」が応募条件だったことと、この歳で世界を目指せると言うことが衝撃だった。
ミセスコンテストの世界は1ミクロンも知らなかったけど、『JAPAN』と書かれたタスキをした自分が外国人と並ぶ姿を想像したら、めちゃくちゃウケるなって思った。笑
もうそれだけで面白くて、絶対行きたいって思った。
きっかけは私の中の「オモシロ」から始まった。
本当に軽い気持ちで踏み出した小さな一歩だった。
でも世界は「オモシロ」で行けるような簡単な場所ではないということを、私はこの後すぐに思い知る。


あれから5年。
立ちたかった世界のステージは、努力と意識改革のおかげで2度も経験出来た。
そして今年はとうとう「世界一」を手に入れた。
やっぱり私の人生は、面白いと思う。

2016年、初めての選考会の日の朝。
私は知り合いに紹介してもらったメイクさんに、ヘアメイクをお願いした。

そして先日、グランプリの撮影をしたスタジオで、5年ぶりにその時のメイクさんに偶然再会した。
「あの日から始まったんですよね」
ここはまだゴールじゃない。
でも目指した山の頂ではあると思うと、共にスタートを切ってくれたメイクさんとの再会はとても感慨深く、意味あるものに思えて仕方なかった。
𝑃ℎ𝑜𝑡𝑜 𝑏𝑦 𝑇𝑎𝑘𝑒𝑠ℎ𝑖 𝐾𝑖𝑚𝑢𝑟𝑎
𝐻𝑎𝑖𝑟 &𝑀𝑎𝑘𝑒 𝑏𝑦 𝐶ℎ𝑖𝑛𝑎𝑡𝑠𝑢 𝐻𝑒𝑛𝑚𝑖