2018年の課題の一つ、「甲斐駒ケ岳・日向八丁尾根周回」に週末挑戦してきました!
写真は、日の出のちょっと後の雲海の朝焼けが綺麗だったのでトップに!
速報としたのですが、後半ちゃんとレポしたので、これにしちゃいます~♪
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初日は小雨・霧の中でしたが、雨具を着ることもなく、7時間半で七丈小屋に。
そんな天気でしたから、黒戸尾根は比較的空いていました。
霧の日でも、本当に手入れの行き届いている登山道なので迷うことはありません。
この朝も登山道への危険個所の案内が付いたばかりで、小屋の関係者のおもてなしに感謝ですね。
黒戸尾根…日本三大急登と敬遠されますが(私も17年間避けていましたが…)、
日本一くらい手入れが行き届いている登山道で、静かでいろいろな森が現れるお花も魅力的な贅沢な登山道ですよ~!
初日のハイライト、一つ目はコアジサイの群落。笹の平より下で、霧の中…感動しました。
こんなにたくさんは、山梨の中でも少ないというか、私の中では一番たくさんで、こんな日のご褒美と感動しました。
もう一つは、5合から上のイワカガミの群落!ガスっていましたが、ちょうど見頃でした!
苔の中を、よく見てみると…コイチヨウラン♪嬉しい出会いです。何カ所か会えましたよ。
2日目のハイライトは、まず日の出。3時半に出発し、御来迎場で日の出と思ったのですが、
ちょっと位置的には間に合わなかったけど、写真は撮れました!
目指す朝焼けの甲斐駒!(ここからは山頂は見えず!)
シンボルの2本の剣
何回観ても信仰の山の象徴ですよね…
雲海もずっと広がって、いい味出してました!
何度来ても感動の山頂は、白砂の砂礫地。大展望!
標高1~3位がずらっと!富士山・北岳・間ノ岳。ぜいたくなアングルですよね!北杜市の最高峰!!!
そして…こちら鋸方面にのびる稜線が日向八丁への道!
駒津峰越しの仙丈ケ岳
中央アルプスに御嶽山
ウラシマツツジ
ミヤマキンバイ
イワウメ
わかりやすそうな稜線ですが、時々迷った。ハイマツに行く手を遮られたり。
こんな壁も途中アリ。今回は下りました。下ってほっとして写真撮りました。
イワカガミ
行く手には鋸岳。 手前左下あたりが6合の避難小屋。
樹林帯の中に六合の避難小屋。屋根だけですが。このあたりもルートがわかりずらいかも。
私は水は確認していませんが、小屋から10分下るとあるとか?!
私には七丈小屋から汲んできた冷たくて美味しい水がありますから!
五分くらいでこの広めのポイントでした。山頂からあまり石仏とかなかったですが、ここにはありました。
ここからは、登りです。三ツ頭を目指します。
三ツ頭経由で、右の烏帽子に向かうのですが・・・
なんか、踏み跡もあってテープもあるので…巻いた感じで烏帽子に。最後が不明瞭で、烏帽子直下に出る時に大変でした。
2つのピークがあります。北杜市の最高峰・甲斐駒ケ岳!
反対側には、鋸岳。
歩いてきた稜線です。簡単そうですが…ね?!
そして、烏帽子のもう一つのピークに。奥には八ヶ岳。左には向かう日向八丁尾根。
左の丸めの山が大岩で、その直下の岩らしきあたりが100m近い一気の登りポイントです。
烏帽子から大岩へはコースタイム3時間。実際は2時間40分くらいでした。
もう一つのピークには丸い何かありました。
ここからは一気にやや下って、そこから樹林帯の歩きです。
一気に下ったあたりのコイワカガミが満開でした!
最後に見えた富士山
烏帽子と甲斐駒
前方に岩山が見えたら、そこが大岩の手前の難所!
その登りはじめに、まさかのユキワリソウ。だと思うんだよね。
キバナノコマノツメも
梯子が見えた!結構垂直だよね。登るに限るね。
※H30.8.7追記※ H30.8月4日の早朝、この大岩の岩場で滑落が原因と思われる死亡事故が発生しました。
この部分は、北杜市の登山マップで、Eにランク付けされる個所になります。ご注意ください!
しっかり息を整えて、登りはじめ。ロープや鎖は要所にきちんとあります。
20分くらいかな?…休む場所もないので、集中して登りました!
そして、ちょっと尾根を周回すると、ようやく大岩でした!12時10分くらい。3時間はかからなかったけど…
ここからは、道に迷うことはありませんでした。
イワカガミもここでも見頃
時々甲斐駒も見え
唐松に変わったら
鞍掛山への分岐。ここから30分ですが…余裕ありません!
かつて一度、日向山からピストンしましたが、甲斐駒ケ岳の眺めが抜群の山です!
見納めの甲斐駒かな?!
ジャーン!!
ようやく…見慣れた日向山の雁ヶ原に。この登り返しもキツイです。
ここはせっかくなので、山頂制覇!
なんと山頂のビーチにタガソデソウありました。
そして、矢立石まで下り、さらに尾白川の駐車場まで下りました。
最後はもうくたくたで、長く休んだりして、駐車場に戻ったのは17時10分でした。
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速報レポのつもりでしたが、途中からしっかりレポになってました。
昨年から、地元ですから1度は挑戦したいと思っていた日向八丁尾根…ようやく周回できました!!
ちょっとダイエットしたし、長く歩くトレーニングもしましたからね。
それに、この時期、日の出が4時半。4時くらいからはもう明るくて、夕方も5時は明るかったので陽が長くて
鈍足の私にはチャンスの時でした。本当に間に合って良かった!!
さらに、七丈小屋のお水は冷たくて補給でき、北アルプス程高くないこのエリアでも涼しい中の挑戦でした。
イワカガミなどのお花が丁度満開で、楽しませてくれたのも、本当に良いタイミングでした。
お天気も予想外の快晴に雲海でしたから。
前日は霧雨の中でしたが、翌日の天気を信じ登ってきた方々とも、なんか親近感もわいてきて楽しかったです。
小屋でも、そんな日でしたから、泊りの方も少なくアットホームな時間で、美味しいごはんに感謝です。
今回、小屋でもいろんな方に会えて話ができて面白かったです。北海道・東京・地元…。
二日目に同じコースを歩いた方は、山と高原の地図の監修をされていて、
この日向八丁のルートも次には破線で載るかもとおっしゃってました。ちゃんとタイムを記録したり報告があるんですね。
めったにそんな方にも出会えないので、新鮮でありました。
確かに厳しい黒戸尾根ですが、なんかこの静かな信仰の雰囲気の感じられる豊かな森は、
とても手入れの行き届いた日本一の贅沢な尾根かもです。
その先には、癒しのおもてなしの宿・七丈小屋もありますし。
勧めの楽しい情報しかの載せていないようですが、小屋までの黒戸尾根の最後の1時間は厳しい鎖場・梯子が続きます。
小屋から頂上も北沢からとは違う難しさがあります。
日向八丁は長さと標高差と岩場もあります。じゅうぶんに検討して挑戦をお願いいたします
すっかりはまっている黒戸尾根です。ぜひ、小屋泊で甲斐駒ケ岳挑戦してみてください!
今回は、新しい限定の手ぬぐい買っちゃいました(^^♪2本の剣、登山者、双耳峰の頂上、梯子…
いろんなモチーフがちりばめられてます。♡
日向八丁は…しばらくはいいかな・・・。でも・・・烏帽子からの眺めも良かったなあ~♪
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速報は、YAMAPにもUPしてあります!
白いイチヨウランはどうやら標高だけでは無くてその年の気候によっても変わるようですね。たぶん毎年同じ場所のもが白くなるとは限らないのではないでしょうか?来年もまた見てきてください(笑)。
陽が長くて、暑さがそれほどでない、このタイミングがベストかもです!
大岩のあの岩場に鎖も梯子もロープも何もなければ、
あそこだけで2時間とかかかりそうですね。
烏帽子の直下も、はしごやロープが付いてましたので。
この5年くらいの間に様変わりしているのかもですね。
逆コース・・・大変そうです!さすがの隊長ですね!
今度は黒戸から鳳凰に行きましょう!