パワーフィネス+スモラバ

今年の5月以降にバス釣りに再度目覚めた時、雑誌やらDVDでよく聞くのが、
「ベイトフィネス」
という言葉でした。バス釣りをしている人でこの言葉を聞いたことが無い人はいないはずです。

ベイトフィネス…ベイトリール(少し細いライン…7,9LB)+柔軟なロッドでフィネス系(軽いワームなど)のルアーを使う。

簡単に言うとこんなところでしょうか。(プロに寄って捉え方が違う人もいますが)
「ベイトフィネス専用」と謳い文句で各社リールやらロッドやらも出しています。

ですが、自分は

「パワーフィネス」

というスタイルでバス釣りをしています。

パワーフィネス…スピニングリール(少し太いライン…6,8LB,PE系)+硬いロッドでフィネス系(軽いワームなど)のルアーを使う。

スピニングは太いラインだとラインのトラブルが多い、飛距離が出ない、特性上サミングが難しいなどと色々言われています。

では、ライントラブルを無くして、飛距離が出て、サミングがある程度出来たらどうなるのか？
欠点が少なくなったら？…凄く有効なスタイルになるだろうと思い、取り入れることにしました。

1.ライントラブル…ライントラブルが少ないリールを選ぶ
2.飛距離が出ない…ほんの少しルアー重めにする
3.サミングが難しい…ひらすら練習する、落ちパクバスならしなくて良い？

これで欠点を克服してきました。

本当にこの「パワーフィネス」というスタイルをやりだしてから、デカバスが多く上がるようになりました。
中学～高校生の時に6年間で釣ったデカバスの数を、
今年わずか5ヶ月程度で6年間の倍近くを釣っています。

僕の愛用しているリールは、ダイワのTD-Z2506c type-R+です。10年以上前、本当に高くて手に入らなかったと思います。今年、極上物を安価で購入しました。今なら安いです。
ラインローラーの御蔭で、「1.ライントラブル」がほぼありません。自分はフロロの8LBを巻いています。


ロッドはダイワのバトラー(パイソン)を使っています。硬さはMで、結構強いロッドです。
古いロッドなので、ヤフオクなどでしたら安く手に入ります。
中古屋さんなどでももしかしたら安価で売っているかもしれません。


そしてルアーは基本的にスモールラバージグ、所謂「スモラバ」を使用します。
好き好んで使用しているのはジャクソンの「エグジグBFカバージグ」です。下記にもありますが、
オーバーハングやレイダウン周りを狙った際のすり抜け性能は抜群です。
重さは「2.飛距離が出ない」というのを考慮して、3.5gと4.5gを使用しています。よく飛びます。
画像は僕が大好きなリグである、エグジグBFカバージグ4.5g+ゲーリー3インチシュリンプです。
一番この組み合わせを使っています。

スモラバのトレーラーとしてよく使うのは4つです。
上から、
・バークレー パワーバルキーホッグ3インチ
・ゲーリーヤマモト 3インチシュリンプ
・GETNET ジャスターホッグ3.3インチ
・GETNET ジャスターホッグ2.3インチ

その時の状況、投げたい場所、池などによって使い分けています。


そして一番重要なのは、よくプロも言っていますが、「誰も入れないような所にルアーを入れる」
これに尽きます。野池であるならば、藪を漕ぐなど足で稼ぐか、入れ難い所に入れるかどちらかだと思います。

僕が一番デガバスを上げているのは「入れ難い所」=「オーバーハングなどの奥の奥」です。

スピニングはその特性上、ラインがほぼ引っかかりなく出て行きます。どんどんラインが出ていきます。
用は、スキッピングがしやすいです。軽いルアー、少し重いルアーなんでもいけます。
ベイトリールみたいにバックラッシュする恐れがほぼないので、思いきっていけます。

そしてこの釣り方は所謂「落ちパク」当たりが多いので、「3.サミングが難しい」がほぼ関係なくなります。

このスタイルで、今年の過半数以上の40UP(16本)をゲットしています。
ただ、やはりラインが太いとは言え、8LBなので巻かれて切られたりして大きい魚を逃しているのも事実です。
もちろん、こんなところ投げるの？っていうぐらいの所にキャストしているので、スモラバも無くしたりしています。今江克隆プロみたいに「少し太いラインのベイトフィネス」であの「腕前」ならばそりゃ強いな～と思います。

自分のスタイル的にスモラバが大好きなので、かなりの数を持っています！

ベイトフィネスももちろん利点が多いし、有効ですがこの「パワーフィネス+スモラバ」をぜひ試してください！比較的安価で、釣果につながってくると思います(^^ゞ

(後々にパワーフィネスに関する記事を書いているので、見てください↓)
「50UP仕留めたタックル」