変化は直線的に起こらない。
変化は揺れながらやってくる。
これが本日のお題です。
アロマトリートメントにしろ他のボディワークにしろ、
身体へ何らかの働きかけを行なった場合、
必ず何かしらの変化が、身体や心に現われます。
良い変化が現われればそれはめでたい。
ですが、その変化が常に歓迎すべきものであるとは限りません。
具合が悪くなったりすることもあるし、
改善しようとしていたある特定の症状を悪い方向へ進ませる場合もあります。
経験的にいえば、最初に起きた変化がそのまま固定されることは
ほとんどありません。
何日か経つと、その反対の方向への、
ちょっと、またはたくさんの、「揺り戻し」があります。
ちょっと上ったり、また降りたり、という
波のような経過を辿りながら、時間をかけて、
全体としてある方向へ変化が向かっていきます。
その変化の推移を「引き」で、つまり俯瞰で、マクロ的に見た時に、
全体のベクトルが望む方向へ向かっていれば、
その働きかけが正解だったと判断することができるわけです。

なにを、くだくだ言っているかと言えば…。
つまり、ひとつひとつの変化にあまり過剰に反応しないで、
ゆっくり時間をかけて変化全体のベクトルを見極めることを
ぜひ試みてほしいなあーという提案が本日のお題です。
私たちセラピストのやっていることは、
盆栽に針金を巻き付けて、ある方向へ導くようなこととは違います。
また、傷ついたその部分にぺたりと補修剤を貼るようなことでもありません。
身体自身がバランスを失って、どう進みたいか、どうしたいか分からない時に、
その身体が自分であるべき状態を発見できるように、
ちょっとした刺激を加えては待ち、またちょっと揺らしては待ち、
というようなことを地道にやっていくのが、セラピストの仕事です。
ある「負の状態」から回復していくのは、クライアント自身でしかありません。
気の長い話ではありますが、クライアント自身が、自分の身体の状態、変化に
自覚的になることなしに、良い結果は望めません。
そんな理由で緑香庵では、自分のからだを感じる感覚を大切にしていただくよう
提案しているのです。

最初の変化が思わしくなかった時、「あそこのトリートメントは駄目だわ」と、
次なるサロンへ、次なるマッサージへと渡り歩くボディワークジプシー。
反対に、よい変化がでると「あそこはすごいわよ、ゴッドハンドよ」と
何でもかんでもそのセラピストにお任せになってしまい、
全面的な依存傾向を示しはじめる方。
どちらの方にも「ちょっと落ち着こう」と言いたいです。
不調の解消を目的としているのですから当然の反応ともいえますし、
特に、最初の変化のカーブは急であることが多いので、
良いときほど依存傾向も起こりがちなのはわかるのですが。
まずは自分の身体の変化をじっくり味わって、
時間をかけて観察していきましょう。
「ちょっとよくなったり、悪くなったりしながら、でも全体的には、
数ヶ月前より調子良くなったなあ」
「ひどいときの最低ラインが上がったな」
こんな感じがベストでしょうか。
もちろん、本当に自分の身体に合わないこともあるので、見極めは大切です。
その見極めも、自分の身体の感覚とじっくりつき合っていくうちに
できるようになるでしょう。
変化は揺れながらやってくる。
これが本日のお題です。
アロマトリートメントにしろ他のボディワークにしろ、
身体へ何らかの働きかけを行なった場合、
必ず何かしらの変化が、身体や心に現われます。
良い変化が現われればそれはめでたい。
ですが、その変化が常に歓迎すべきものであるとは限りません。
具合が悪くなったりすることもあるし、
改善しようとしていたある特定の症状を悪い方向へ進ませる場合もあります。
経験的にいえば、最初に起きた変化がそのまま固定されることは
ほとんどありません。
何日か経つと、その反対の方向への、
ちょっと、またはたくさんの、「揺り戻し」があります。
ちょっと上ったり、また降りたり、という
波のような経過を辿りながら、時間をかけて、
全体としてある方向へ変化が向かっていきます。
その変化の推移を「引き」で、つまり俯瞰で、マクロ的に見た時に、
全体のベクトルが望む方向へ向かっていれば、
その働きかけが正解だったと判断することができるわけです。

なにを、くだくだ言っているかと言えば…。
つまり、ひとつひとつの変化にあまり過剰に反応しないで、
ゆっくり時間をかけて変化全体のベクトルを見極めることを
ぜひ試みてほしいなあーという提案が本日のお題です。
私たちセラピストのやっていることは、
盆栽に針金を巻き付けて、ある方向へ導くようなこととは違います。
また、傷ついたその部分にぺたりと補修剤を貼るようなことでもありません。
身体自身がバランスを失って、どう進みたいか、どうしたいか分からない時に、
その身体が自分であるべき状態を発見できるように、
ちょっとした刺激を加えては待ち、またちょっと揺らしては待ち、
というようなことを地道にやっていくのが、セラピストの仕事です。
ある「負の状態」から回復していくのは、クライアント自身でしかありません。
気の長い話ではありますが、クライアント自身が、自分の身体の状態、変化に
自覚的になることなしに、良い結果は望めません。
そんな理由で緑香庵では、自分のからだを感じる感覚を大切にしていただくよう
提案しているのです。

最初の変化が思わしくなかった時、「あそこのトリートメントは駄目だわ」と、
次なるサロンへ、次なるマッサージへと渡り歩くボディワークジプシー。
反対に、よい変化がでると「あそこはすごいわよ、ゴッドハンドよ」と
何でもかんでもそのセラピストにお任せになってしまい、
全面的な依存傾向を示しはじめる方。
どちらの方にも「ちょっと落ち着こう」と言いたいです。
不調の解消を目的としているのですから当然の反応ともいえますし、
特に、最初の変化のカーブは急であることが多いので、
良いときほど依存傾向も起こりがちなのはわかるのですが。
まずは自分の身体の変化をじっくり味わって、
時間をかけて観察していきましょう。
「ちょっとよくなったり、悪くなったりしながら、でも全体的には、
数ヶ月前より調子良くなったなあ」
「ひどいときの最低ラインが上がったな」
こんな感じがベストでしょうか。
もちろん、本当に自分の身体に合わないこともあるので、見極めは大切です。
その見極めも、自分の身体の感覚とじっくりつき合っていくうちに
できるようになるでしょう。