大阪龍馬会

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土佐藩京都藩邸資料 3人仮購入で県外流出防ぐ 県が感謝状

2009-12-22 00:01:00 | 幕末ニュース
◆「黙っていられず」

 坂本龍馬の寺田屋事件についての報告書写しなどを含む574点の土佐藩の京都藩邸資料を、県が購入するのに協力した「土佐歴史資料研究会」のメンバー3人に、県が16日、感謝状を県庁で贈った。元の所有者が東京の人に売ろうとした寸前、3人が連携して待ったをかけ、県の準備が整うまでいったん買い入れ、資料の散逸を防いだ。高知市春野町出身で同研究会関西支部長の小島(おじま)一男さん(65)(兵庫県芦屋市)は「高知の人間として、県外に流れるのは黙っていられなかった。県が収蔵してくれて本当に良かった」と喜んだ。

 ほかの2人は会員の中村満里子さん(63)(芦屋市)と、副会長の公文久雄さん(60)(高知市比島町)。県立坂本龍馬記念館の森健志郎館長から「どうしても県に残さなければいけない資料がある」と聞き、古美術商を営む中村さんの知人が所有者と分かったため、今年5月16日夜に面会。翌日に東京から資料を見定めに来る客がいると聞かされたため、「高知のために待ってほしい」と訴え、3人で購入することを決めた。

 小島さんは退職金を工面したという。中村さんは「本当にぎりぎりだったが、元の持ち主が非常に理解のある方で良かった」と話す。

 県が購入を決めて予算を確定し、引き取るまでの間、小島さんが自宅で保管。「家族が寝静まってから、こっそり見ると、誰でも知っている歴史上の人物の名前が出てくる。『これはすごい資料だ』と感動した」と振り返った。

 県は11月末、1650万円で購入。大崎富夫・県文化生活部長は「全国的にも反響の大きい資料。おかげで散逸させずにすんだ。ありがたい」と礼を述べた。森館長は「この資料があれば歴史小説がもっと克明になるかも。膨大な資料なので、チームを作って解明していきたい」と話した。

12/17 読売新聞


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